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15年間監査法人に在籍した後ベンチャー業界へ。次のキャリアになぜWARCを選んだのか?

WARCでは、様々なバックグラウンドを持った幅広い年齢層の社員が活躍しています。監査法人トーマツに15年間在籍し、2020年に当社に入社した秋山もその1人です。「ベンチャー業界に飛び込むのに “遅すぎる” ことはない」と言う秋山に、転職の経緯や監査法人での経験が現在のキャリアにどのように活かされているのか話を聞きました。

※2021年2月に掲載されたインタビューをリライトしています。

プロフィール

秋山 貴宏(Takahiro Akiyama)
公認会計士 / 2020年入社、Co-WARC事業部所属。ディレクター。
2005年、監査法人トーマツに入所。株式公開監査業務、法定監査業務及び内部統制構築支援業務に従事し、Deloitte Privateにてベンチャー企業顕彰プログラム「デロイト トーマツ Fast 50」のPMOを担当。

キャリア相談をした当日に、入社を決断

- どのような経緯でWARCに転職したのですか?

監査業務でのポジションを高めていくにつれ、クライアントや事業にさらに寄り添い、自分の力を活かしたいと強く思うようになりました。そして、運営に携わった国内外のスタートアップ・ベンチャー企業顕彰プログラム「テクノロジー Fast 50」が大きな刺激となり、自分もベンチャー業界に身を置きたいと感じたのが転機になりました。そのような経緯で、会計士試験時代の同期で親交のあったWARC創業者の石倉にキャリア相談をしたところ「WARCはスタートアップ・ベンチャー企業の支援もしており、WARC自体もベンチャー企業であるため、自社の事業・組織創りにも携われるフェーズ。うちで一緒に働くのはどうかな?」と。彼から聞いた創業の成り立ちに感銘を受け、自分もWARCでならば裁量を持って色々なことに挑戦し、社会の役に立てるのではないかと強く感じました。そして、その場で「行くよ」と即答しました。

ただ、前職のトーマツには15年間在籍しており監査の経験しかなかったので、財務・会計コンサルタントというある意味未経験の領域に飛び込む不安はありました。退職の際、長年お世話になっていた上司に「会計士ができる仕事って監査だけじゃないよな。頑張れ。」という言葉をいただいたのですが、その一言には大いに背中を押してもらいました。

- WARCに入社してからの担当業務について教えてください。

主に内部統制の構築支援や決算開示のサポートを担っています。現在はそれらに加えて、IPOコンサルティングやファイナンス支援等、監査法人時代では未経験の分野にもチャレンジしています。

- 転職して驚いたことはありますか?

ベンチャー業界での経営管理人材の需要の多さです。10万超の会社が開業する年もあり、新たに立ち上がった会社の数だけ経営管理人材が求められています。クライアントであるベンチャー企業から「事業の急拡大に対して採用が間に合わない」という声をよく聞きますが、需給のバランスを考えると頷ける話ですね。

15年間の監査法人での経験が、ベンチャー業界を切り拓く胆力に

- 前職での経験はどのように役立っていますか?

監査法人にいた時は自分でも気づかなかったのですが、15年間で身についたビジネスシーンにおける胆力が意外とWARCでも役に立っています。監査法人で数兆円規模のビジネスに関わっていた経験が、基礎体力として身についていることは非常に大きいです。例えば、IPOや大型資金調達前後にどのような事態が起きやすいのか、また会社がグローバル展開する際に経営層が考えていること等が経験則としてあるため、それらが胆力に繋がっていると感じます。正直大変な案件も多くありましたが「それなりに場数を踏んできたんだなぁ」と今では思えます(笑)また、コンサルタントとして必要なプロジェクトマネジメント能力も、監査法人時代に培われました。チームをマネジメントして課題に対処したり、監査の品質を維持しながらクライアントの要求水準にも応え、さらに付加価値を提供することです。監査意見の表明というゴールに向け、プロジェクトを遂行する力を身につけられたことは、大きな糧になったと感じます。

今思えば、監査法人は同じ職種の集まりなので、自分の強みに気付いていなかったと思います。自分ができることは、監査法人内部ではある意味当たり前なので、それらが武器になるとは思いもしないんですよね。外の世界に出て初めて、監査法人で培った様々な経験、スキルが自分の強みであることを実感しました。例えば、「Co-WARC」が支援している成長途上の企業であれば、会計知識や内部統制についての知見、監査経験を持ち合わせていないことも多くあるため、監査法人の視点をお伝えするだけで感謝いただくことに驚きました。

-「ベンチャー企業 = 若者が働く会社」というイメージになりがちですが、ベテランの方が、自信をもって経験を活かせる環境がWARCにはあるのですね。

監査法人や大手企業に長年勤めていると「自分は外で活躍できるのだろうか」と焦りを感じることもあると思います。監査法人の若い公認会計士が事業会社に転職して思い切り活躍するのを横目に、私自身も正直どこか羨ましさや焦りの気持ちがありました。ただ、実際ベンチャー業界に身を置いてみると、監査法人で長年培った経験や知見が、クライアントや社内のメンバーにとって大いにバリューとなることを実感しました。

同年代の公認会計士仲間から「監査法人からベンチャー企業に転職できるの?年齢的に遅すぎるのでは?」と相談されることがあります。でも、ベンチャー業界に飛び込むのに「遅すぎる」ことはないと私は考えています。最近は5年程度で監査法人を出る若手も多いようですが、あくまでモデルケースの1つに過ぎません。「人間、志を立てるのに遅すぎるということはない」という格言もあるくらいですからね。確実に言えるのは「監査法人での経験は、決して無駄にはならない」ということです。

- 監査法人とベンチャー企業の双方を経験して改めて、ミドル層のキャリアをどう考えますか?

会計士試験に合格すると、実務経験を積んで公認会計士になるために監査法人に入所するというのがセオリーです。その一方で、公認会計士を目指した当時を振り返ると、監査法人で働き続けてパートナーになることが、必ずしも思い描いていたキャリアではないという方も多いはず。監査法人内での評価や昇格を重ねていくと、自分自身の原点を忘れてしまう場合もあるかもしれませんが、どこかで一度立ち止まってキャリアを考える時期は必要だと感じます。その結果「やはりこのまま監査法人で頑張ろう」という方も大勢いますが、ただなんとなく在籍し続けるという考えは、個人的にはあまりおすすめしないです。

WARCでは、公認会計士をはじめとした経営管理人材向けの求人を多数扱うハイクラス人材紹介「WARC AGENT」も展開しているので、同サービスを利用するのもおすすめです。候補者のニーズに合わせて500社以上のベンチャー企業の求人を紹介できるようです。

- 最後に、どのような方がWARCに向いていると思いますか?

監査法人など、現職での経験を活かして社会に貢献したり、クライアントのために頑張りたいという方。また、自己成長のために新しいことにチャレンジしたい、という両方の想いを持っている方が向いているのではないでしょうか。

私が入社を決めた石倉の言葉にもありましたが、WARCはいわゆるコンサルティングファームではなく、ベンチャーの事業会社であり、まだ成長途上です。そのため組織づくりにも裁量を持ってチャレンジしたい方は活躍できると思います。

WARCでは、コンサルタントを募集しています

現在、事業拡大中につき新しい仲間を募集中です。当社にご興味のある方は、お気軽にエントリー・お問い合わせをお待ちしております!


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