ゲーム、メディア、スタートアップ。開発経験豊富なバックエンドエンジニアが惹かれたWARCの開発組織
プロフィール
開発経験豊富なバックエンドエンジニアがWARCに惹かれた理由とは?
- 本日はよろしくお願いします。最初にキャリアのバックグラウンドを教えて下さい。
新田:私は、メガベンチャーのゲーム事業部で9年間、スマートフォンゲームの開発に携わりました。バックエンドエンジニアとして、大規模プロジェクトの新規立ち上げからリリース、その後の長期運用まで、ゲーム開発における一連のプロセスを経験しました。
転職を考えたきっかけは、長年関わってきたスマートフォンゲームという事業ドメインから離れ、別の事業ドメインに挑戦したいと思ったことからです。WARCへはリファラルで入社しました。現在はSYNCA開発チームでバックエンドエンジニアをしています。
高橋:私もベンチャー企業でメディアサービスの開発部門に所属していて、約6年間にわたり、運用やバックエンドの経験を積んできました。当初はバックエンド開発を担当し、その後フロントエンド開発にも関わりました。
業務の範囲をあえて決めずに、いろんな開発業務に携わる事ができました。その後、WARCに転職し、今はSYNCA開発チームでバックエンドエンジニアをしています。
田中:私は現在、WARCの新規事業立ち上げの開発責任者を任されています。以前は、Ruby on Railsでの開発を専門とする会社で、受託案件やSESなどの開発業務に従事していました。その後、スタートアップ企業等を経て再び以前の会社に戻り、CEO兼CTOを務めました。
フリーランスとしての活動準備をしていたタイミングで、WARCの方から「新規事業をゼロから立ち上げられるエンジニアを探しているのですが、田中さん力を貸してくれませんか?」とお声掛け頂いたのがきっかけでWARCに出会いました。
- キャリアを考える上で、たくさんの企業が選択肢にある中、WARCに惹かれた理由を教えてください。
高橋:私は「SYNCA」のビジネス的な可能性に魅力を感じてWARCに入社しました。
前職では、プロダクト開発を自分が満足できるレベルまでフルコミットできました。転職するなら、事業ドメインを変えてチャレンジしてみたいと思い、特に「開発したプロダクトがマーケットに浸透していく成功体験を得たい」という気持ちが強かったです。カジュアル面談を通じて、WARCの経営ビジョンと「SYNCA」というプロダクトの可能性に惹かれ、入社を決めました。
新田:私は、仕事していて気持ち良いと思える会社で働くことを重視していました。実は、WARCに入社する数ヶ月前から、副業で「SYNCA」のプロジェクトに参加していて、チームの雰囲気や会社のカルチャーに魅力を感じていました。
WARCは、皆が気兼ねなく意見を言い合える環境なので、その点が自分に合っているなと思ったのを覚えています。
副業で関わっている中でも、開発中に気になることがあれば、チーム全員で率直に話し合い、ポジティブに解決するカルチャーを感じられたのが、当時から印象的でした。
ソースコードレビューとテストが浸透している開発組織
-「SYNCA」の開発にはRuby on RailsやGolang等、様々な技術要素が活用されています。開発環境に触れてみてどう感じたか教えてください。
新田:私はRubyを業務で書くのは初めてでした。趣味レベルの知識からの出発だったので苦労しましたが、なんとか慣れました。
高橋:それどころかバリバリやってますよね (笑)。ソースコードレビューではお世話になっています。
新田:高橋さんは「SYNCA」のプロジェクトファイルを開いた時に、どう感じました?
高橋:想像していたより開発規模が大きくてびっくりしました。前職のメディアサービスもかなりの数のトラフィックを捌ける構成にしていたのですが、プロジェクトの規模感的には「SYNCA」は想定の10倍以上。特にデータベースのテーブル数はSQLによる仮想ビューを含めて3桁を軽く超えていたので驚きました。
新田:確かに、データ構造は特に規模感ありますよね。あとはこのサイズ感で、DRY(Don't Repeat Your Self)原則を徹底していて、かつクリーンアーキテクチャの概念が、ソフトウェア設計的に体現されているのも好感が持てましたね。
高橋:あとは、開発チーム内にテストコードを書くカルチャーが浸透していて、入社してすぐのドメイン知識が浅い状態でも、ある程度のクオリティを担保して実装できたのが印象的でした。
- 田中さんがこれから取り組む新規事業について、SYNCA開発チームとどのように連携したりシナジー効果を生み出そうとしているのか教えてください。
田中:新規事業なので、現時点ではSYNCAチームのみなさんと開発をする予定はありませんが、技術カルチャー的な要素は積極的に自分の部署でも取り入れたいと思っています。
新規事業と聞くと、まずアーキテクチャや技術選定に注目しがちですが、ソースコードレビューやテストを書くことなど、やった方がよいけど後回しにされがちなことをきちんとやる文化が、後々プロダクトをグロースしていく際に重要になると考えています。SYNCA開発チームでは、そういったことが当たり前に実践されているので、新規事業でも浸透させたいと思っています。
新田:田中さんは、こういった新規事業の経験豊富ですが、エンジニアの観点で、立ち上げの際に気をつけていることは何ですか?
田中:事業の規模やドメインにもよりますが、共通しているのは「長く運用することや、急激に事業が拡大する事を想定する事」です。先程のアーキテクチャや技術選定の話だと、最先端で尖った技術も個人的には好きですが、採用面や運用コストなど市場環境的な事も考慮する必要があります。
今回の新規事業で言えば、WARCの新しい事業の柱として、長く続くプロダクトをイメージしています。そのため、例えばフロントエンドではReact.jsやTypeScriptなど、ユーザーが多く、長期的にも安心できる技術を考えています。また、WARCは「SYNCA」も含めて、コーポレートの支援が事業の柱なので、技術的な習得コストを下げ、事業ドメインの理解に時間を使えるように考慮していたりもします。
高橋:確かに、事業ドメインに関する知識や開発ノウハウは、中堅エンジニアの成長にとって重要かもしれませんね。エンジニアだからこそ、自分たちが開発するプロダクトやサービスをとりまくビジネス的な背景や意図を理解する必要があります。
「SYNCA」の企画会議では、ディレクターやカスタマーサクセス、デザイナーなど様々な職種が集まってディスカッションしながら方針を決めているので、事業ドメインの知識は必然的についていきますよね。
誰かに言われたものを、なんとなく作っているみたいな状況がないのは、働いていて気持ちが良いです。
新田:「なぜ今、この機能の開発をするのか?」という問いに、自分で納得できる答えが出せるのが良いですよね。企画会議から関わっているので、どんな選択肢に至ったとしても納得感をもって仕事ができている気がします。
- 率直に意見や考えを伝えられる環境は、働きやすそうですね。
高橋:「SYNCA」やチームにとって必要と判断された事は、途中からでも積極的に導入されるので、仕事がしやすいです。例えば、テストのワークフローも途中から導入されていますが、今ではフロントエンドでもE2Eテストが習慣化しています。
ソースコードレビューに関しても、依頼された側は当たり前のように手を止めて、同僚のソースコードに向き合う姿勢が根付いているのが好印象です。
田中:そのカルチャーは良いですよね。どんな小さなプロダクトも、いつ大きくなるかわからないので、常にテストコードを書いておきたいと思っています。
新田:ついつい「ある程度の規模になってきたらテストコード書こうかな」と思ってしまいますが、いつまでもテストコード書かないという罠ですね(笑)。実体験があります。
田中:むしろ、ある程度大きくなってからだと、テスト環境を導入するほうが大変だったりもしますよね。だからこそ、小さいファンクションやモジュールなどのユニットテストレベルでも良いので、テストコードとセットにするのが大事。新規事業で、ふたりと連携したいと思っているのは、そういう技術カルチャー的なところですね。
多様な分野のプロとコラボできる事が、エンジニアとして急成長できる環境を生み出している
- エンジニアを募集中ですが、どんな人と一緒に働きたいですか?
高橋:バックエンドであれば、Ruby未経験でも大丈夫なので、技術的な自走力や問題解決力を発揮したい人が向いていると思います。SYNCAチームでは、アジャイル開発を採用し、2週間スプリントをベースに、テンポ感のあるリリースをしています。具体的には、エンジニア4-5年目あたりから、事業ドメインの知識やノウハウに興味ありつつも、コードもバリバリ書きたいし、いろんな業種とコラボレーションをしてみたい!という人におすすめの環境だと思います。
新田:やりたいことが明確な人が、SYNCA開発チームにマッチすると思います。技術をベースに、プロダクトをグロースしたい人や、バックエンドだけにとどまらず、インフラやフロントも手がけたい人など大歓迎です。
田中:新規事業のほうは、経験の浅い若手エンジニアも大歓迎です。新規事業は技術組織の立ち上げでもあるので、最初から育成にも力を入れたいと考えています。ペアプログラミングやモブプログラミングをしながら、チーム全体で成長していきたいですね。そうやって、自立したエンジニアを育成していくことも、私の責務だと思っています。
開発の初期からテストを書くのと同じように、育成もチーム立ち上げ時からやっていくことが大切だと考えています。また、こういった文化に賛同いただける中堅、ベテランの方とも一緒にチームづくりからやっていきたいです。
新田:ペアプログラミングが浸透している開発組織はあまり聞いたことがないので、田中さんが立ち上げる新規事業と開発組織はすごく興味ありますね。
田中:ペアプログラミングの良いところは、ベテランと一緒にコードを書くことを通じて、事業ドメインや開発ノウハウが身につくことです。特に、WARCのようなコーポレート部門に特化した会社では、事業ドメインに関する知識がなければ、良いプロダクトを作り出せません。
技術に長けているだけではなく、自分が関わっている事業領域に興味を持って欲しいと思っています。WARCでは、プロダクトの企画会議に様々な職種のメンバーが参加するので、自然と知識が身につく環境にあります。ペアプログラミングやソースコードレビューもそうですが、メンバーと一緒にコラボすることの効果が高いのが、WARCの良いところですね。
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