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運動イメージの伝え方

昨日の記事で「規則正しい生活をしよう」と思って書いた矢先に、ヤジリンにどっぷりハマってやっぱり明け方までやってしまいました。ヤジリンおもしろいんです。

#ヤジリン
#パズル
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さて、本日のテーマは

運動イメージの伝え方

今日は立春とのことですが、まだちょっと春一番は吹いてない感じですね。

本日の指導で感じた「イメージを共有するときのバリエーション」について考えてみます。

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●イメージの伝わりやすさは伝える方法の特性に左右される

よく記事でも出しているこちら▼の図でも書いている概念なのですが。
(右側)

画像2

選手によっても、伝え方によっても、運動のイメージは伝わりやすさや伝わる内容は異なってくるのだと思っています。

言葉にすることであれば、「動きを分解する」「局面を細分化する」「オノマトペ(擬音)にする」「知っている動き(人)を紹介する」ことをよくします。

技術指導ではよく、局面構造が話にあがることが多いですね。
動作の連続写真を思い浮かべるとわかりやすいでしょうか。

一瞬を切り抜いて、動作の切り抜きをイメージすることで動きに落とし込む。

ただ、これには動きの感覚や時間の概念が入っていないために、ゆっくり再現しようとしてしまって、本来理想とする動きとかけ離れたものになってしまうことも少なくありません。

そういったときには、オノマトペで動きのイメージ自体を「語感」や発声具合で表すことも効果的だと思っています。
「バッ!」っとやるのと、「ヒュッ!」とやるのでは、まるで力の入り具合が異なってきますよね。

また、1:1の指導場面であれば、指導者と選手が共通して持っている選手のイメージや、これまでに一緒に経験した練習などを例に出すことで、動きの全体性やスピード感、メリットなどを引き出すことができるかと思います。

このような方法を組み合わせることで、言葉を交わして指導することで、技術指導のバリエーションに厚みを持たせることができると感じています。

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●視覚情報を有効に活用する

さらに、視覚情報を上記の方法と組み合わせることで、イメージの定着や変化の促進ができると思っています。

ただ単に全体をみることも大事です。
全体のスムーズさや統合性、スピード、緩急の切り替えなど、イメージをざっくりつかむときにはとても有効だと思います。
加えて、ただみるだけでなく、「どこを」みるのかに意識を切り替えるように誘導すると、考える視点が変わります。

つまり、スイングの肘をみるのか、目線をみるのか、体の傾きをみるのか、など。
そのときに最も重要としてもらう部分の意識を抽出して、注視してもらう。その注視した部分を起点に、動きを再構成する。

その運動イメージの組み立て方について、そして優先度について考えることができるのだと感じます。

また、動きはイメージを指導者自身が「見せる」こともできるとなお効率が上がると思います。

今どうなっているのかを模倣したり、意図する動きの要素を強調して行うことで、直接スピードや注力する場所を提示することができるのだと感じます。

そのためにも、動きを評価する視点や模倣する技術があるとなお選手へのアプローチ方法が広がるのだと思います。

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●「触覚」を活用して体感からイメージを作る

技術指導では、上記のような言葉や視覚を用いることが多いですが、「触覚」を用いることもあります。

つまり、「触れる・触れさせる」ことで、それこそ直接自分の体で感じてもらうことです。

動き自体を誘導するように動かしたり、あるいは指導者自身の腕や脚に直接触れていてもらって、動かしたスピードや力強さを体感してもらう。

こうした方法でも、イメージは伝わるのだと思います。

人それぞれ、どのような方法でイメージが共有されるかは異なりますし、その濃淡も異なります。

自分が思っているイメージを100%相手に伝えることはできないですが、それに近づけるように、手を替え品を替えアプローチできる手法を持っておくことは重要なのだろうなと思っています。

この最後に提示した方法は、障がい者スポーツ指導員の資格を取りにいった際の実習で実際に自分で体感して、こんな方法もあるのか!と驚いた方法の一つでもあります。

通り一辺倒の方法だけでなく、自身のイメージの伝え方を増やすことでも、円滑なコーチングの一助になるのだろうなと感じます。

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今日はここまで。

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●藁科 侑希(わらしな ゆうき)
 大学教員として、教育・研究現場で活動中。また、スポーツ現場でもトレーナーやコーチとして活動。選手や学びたい人にとって、最良のアドバイザーであることをモットーに、肩書きにとらわれない現場目線のサポートを模索中。
#西野亮廣 さん #けんすう さん #堀江貴文 さん #落合陽一 さんによく影響を受けています。
 #西野亮廣エンタメ研究所 #タムココサロン #アル開発室 サロンメンバー

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【保有資格】

博士(スポーツ医学 筑波大学)
日本スポーツ協会公認バドミントンコーチ3
日本スポーツ協会公認アスレティックトレーナー
日本障がい者スポーツ協会公認障がい者スポーツコーチ
日本障がい者スポーツ協会公認中級障がい者スポーツ指導員
日本障がい者スポーツ協会公認障がい者スポーツトレーナー
NSCA認定ストレングス&コンディショニングスペシャリスト
NSCA認定パーソナルトレーナー
高等学校教諭専修免許(保健体育科 茨城県)
中学校教諭専修免許(保健体育科 茨城県)
赤十字救急法救急員

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