「”1回限り”で成果を出す」ことに向けた取り組みを評価する

どうも。藁科侑希(わらしなゆうき)です。
普段は大学で体育・スポーツの教員をしていたり、車いすバドミントン選手のパーソナルコーチをしたりしております。
今日が705日目のnote投稿です。

本日は今週私の大学の授業で行っている、バドミントンの"スキルチェック"評価について。

ただ単に、技術的な習熟を見るだけではなくて。
誰もが取り組みを真剣に行えば習得できることに対して、各学生がどのように取り組むのか、あるいは成果を出すために何をしたのか、という部分も頭して評価をする。
このように捉えているんです。

というのも、バドミントンのスキルチェックとはいえ、バドミントンをする上で必須のものかというと、そうではないものを設定しています。

それは、「シャトル拾い」と「シャトルキャッチ」をラケットにて、フォアハンド・バックハンド共にやってみよう、というものなんです。

学生からも、これができることで何かいいことがあるか、といわれたりもしたんですが。
まさに、これはバドミントンそのもののうまさには直結しないんです。

ただ、「"自分がやったことのないもの"を10週先にテストをします、それは1発勝負です。」と言われた際に、各々がどう取り組んで、その1回に成果を出せるようにするのか。
この過程をこそ、評価できるものだと思っているんです。

コツコツと毎週愚直にやる学生、上手い人のスキルを毎回盗もうと熱心に練習する学生、バドミントン練習の合間に黙々とやる学生・・
それぞれの個性がとても垣間見えるんです。

そうして1発勝負の場でできるか・できないか。
さらに、そのできる・できないが各々の積み重ねからもたらされるもの、ということを感じてもらう。

自分としてはこのように捉えています。

学生には全て感じてもらうことは不可能かもしれませんが、嬉しいことに私のこのような考えを見透かして、「先生ってこれができてもできなくても、評価してくれる気がします」と言ってくれた学生もいたんです。
この過程を評価するという姿勢が、相手にも真剣なものとして伝わることは嬉しいですし、何より今の時代"どう努力するか"を自分の中に持っておくことは非常に重要なので。

学生の皆さんには、そのような努力と過程の評価について一考していただければ、と思っております。

【今日の春斗】

最近色々な表情をしてくれるようになりました

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今日はここまで。705日目おわり。
最後までお読みいただきありがとうございました!

それではまた明日。

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【保有資格】
 博士(スポーツ医学 筑波大学)
 日本スポーツ協会公認バドミントンコーチ3
 日本スポーツ協会公認アスレティックトレーナー
 日本障がい者スポーツ協会公認障がい者スポーツコーチ
 日本障がい者スポーツ協会公認中級障がい者スポーツ指導員
 日本障がい者スポーツ協会公認障がい者スポーツトレーナー
 NSCA認定ストレングス&コンディショニングスペシャリスト
 NSCA認定パーソナルトレーナー
 高等学校教諭専修免許(保健体育科 茨城県)
 中学校教諭専修免許(保健体育科 茨城県)
 赤十字救急法救急員

【現在の大学担当授業】於:東京経済大学・千葉大学・東洋大学
 <体育実技>
  ●バドミントン ●卓球 ●バレーボール ●トレーニング理論実習 ●フィットネス
 <ワークショップ科目>
  ●テーピング・マッサージ実習 ●スポーツ医学理論実践
 <講義科目>
  ●健康の科学a ●健康の科学b ●スポーツとの出逢い


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