どんどん深掘りしていくとおもしろいことが多い
今日は日本バドミントン学会 第4回学術大会に参加しました。
バドミントンに関する興味深い研究ばかりで、自身の研究への熱が高まりました。
このようなエネルギーを持つ方々と引き続き研究活動や現場での活動を共におこなっていきたいと思います
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
さて、本日のテーマは、
どんどん深掘りしていくとおもしろいことが多い
学会の発表を聞いていて感じたことについて。
「この分野がここまで詳細に研究できるのか」と感心したこともそうですし、自分にはない視点での切り口にて研究をなさっている方々がいて、とても興味深く拝聴いたしました。
研究ってやっぱりおもしろい。
今日はそんなお話。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
●リサーチクエスチョンをたてる視点を養う
研究をおこなう際に必要な一歩目として、「リサーチクエスチョンをたてる」ことがあります。
これは、研究テーマを選び、何を明らかにしたいのかを決めることです。
その切り口がおもしろいかどうか、「良い」かどうかでその研究のおもしろさや今後の研究の発展性が決まってくることもあります。
最初は、普段感じている素朴な疑問から、「これはなんでこうなっているのだろう?」とふと思うこと、自分が知らないことをテーマに据えるのも良いかと思います。
ただ、研究として「リサーチクエスチョン」を立てて研究を推し進める時には、いくつかのポイントを抑える必要があります。
では、その基準は一体何か。
研究をおこなっていると、このような専門用語にぶち当たるかと思います。
「妥当性」
「信頼性」
「学術的な特色」
「独創的な点」
「予想される結果」
「意義」
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
●研究の「意義」「独創性」「展望」を定める
この中でも、まずは基準としてこれらを考えてみると良いのかもしれません。
「意義」|「学術的な特色」にも関わりますが、多くの研究者が答えを求めているような学術的な価値があること。あるいは、社会的な問題の解決になることや人々の生活がより豊かになることなど。
研究がもたらす「価値」がどこにあるのか、何に影響を及ぼすのかを具体的かつロジカルに考える必要があります。
「重複していないこと」≒「独創性」|これは研究を行う上でとても大切なのですが、これまでに行われた研究ですでに結果が出ていること、もうわかっていることをやることは、研究において意味がないことになります。
そのために、研究を行う際には、必ず「先行研究」というこれまで行われてきた自分が行いたい研究に近しい研究テーマの文献について、これでもかというくらい調べることが求められます。
「展望」|言い換えるのであれば、ストーリーでしょうか。この研究や問いがどこにつながるのか。それはどのくらいの期間で解決できて、そのためにどのような方法や仮説を立てていけるのか。
つまり、「意義」に向けてどれだけ具体的な道筋が立てられ、段階的に解決していける見込みがあるか、ということですね。
これらについて、まずじっくりと考えてみて、言語化してみる。
すると、研究されていない分野やまだ手つかずの部分が意外に見つかったりもするのだと思います。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
●発想の転換ができる柔軟さを持つ
上記のようなことを考えていると、そのうちにこの研究はもう八方塞がり、あるいは研究され尽くされている、と思ってしまう場合があります。
しかしながら、研究のする余地がないと思っていたことでも、他分野の知見を活用することやこれまでに着目しなかった部分を掘り下げることで、新たなステップが生まれることがあります。
また、これまでにその分野で「たしからしい」もしくは「正しい」と思われていたことでも、別の切り口から考えてみることで、全く逆の仮説が生まれることもあります。
このような、「多角的な視野」で物事を考えることは、研究だけでなくどの事柄においても大事なことなんだろうと思います。
自分やこれまでの知見だけで考えるのではなく、柔軟に「知らないことを知らない」と認めて、受け入れて、その時にできる最適解を探すことのできる方法やツールで、「意義」のある問いと答えを模索していけるのが良いのだと感じます。
そのためにも、「自分がいつでも正しい!」と思うのではなく、常に自分が固定概念で動けなくなっていないか、『そもそも』研究やその他の活動を行う意味や意義があるのかを自問自答できることがとても重要なのだと思います。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
今日はここまで。
お読みいただき、ありがとうございました!
今日のstand.fm
#わらし式トレーニング 【通称】 #わらトレ
今日の #マイキーチャレンジ 【通称】 #マイチャレ
フォーゼロスタジオでの作業配信▼
Youtube|投稿動画集積↓ たまにLIVE配信させていただき交流を呼びかけるかもです。
Tiktok↓
各種SNSまとめ↓
それでは、また。
-----
●藁科 侑希(わらしな ゆうき)
大学教員として、教育・研究現場で活動中。また、スポーツ現場でもトレーナーやコーチとして活動。選手や学びたい人にとって、最良のアドバイザーであることをモットーに、肩書きにとらわれない現場目線のサポートを模索中。
#西野亮廣 さん #けんすう さん #堀江貴文 さん #落合陽一 さんによく影響を受けています。
#西野亮廣エンタメ研究所 #タムココサロン #アル開発室 サロンメンバー
【現在の大学担当授業】東京経済大学・千葉大学・日本女子体育大学
<体育実技>
●バドミントン
●卓球
●バレーボール
●トレーニング理論実習
<ワークショップ科目>
●テーピング・マッサージ実習
●スポーツ医学理論実践
<講義科目>
●健康の科学a
●健康の科学b
●スポーツとの出逢い
サロン仲間募集中
わらしがバドミントン部門の講師をしている #オンラインサロン ▼
-----
<ご協力のお願い>
最近Twitterの更新頻度高めにして頑張っています。
毎日のトレーニング投稿は基本以下の2つ。
#マイキーチャレンジ |マイキーのためのシェイプアップベーシックトレーニング
#わらトレ #わらし式トレーニング |バドミントンパフォーマンスアップのための現場向けトレーニング(一部自宅トレ)
よければフォローやいいね!RT(特にリツイートが嬉しいです!)をしていただけると大変喜びます。
今後とも引き続き楽しく頑張ります!
【保有資格】
博士(スポーツ医学 筑波大学)
日本スポーツ協会公認バドミントンコーチ3
日本スポーツ協会公認アスレティックトレーナー
日本障がい者スポーツ協会公認障がい者スポーツコーチ
日本障がい者スポーツ協会公認中級障がい者スポーツ指導員
日本障がい者スポーツ協会公認障がい者スポーツトレーナー
NSCA認定ストレングス&コンディショニングスペシャリスト
NSCA認定パーソナルトレーナー
高等学校教諭専修免許(保健体育科 茨城県)
中学校教諭専修免許(保健体育科 茨城県)
赤十字救急法救急員
この記事が参加している募集
トレーナー・コーチ・教育者・研究者に役立つ情報を日々発信していきます! サポートしていただけると、それが活力になってより楽しく内容の濃いものが発信できるかと思います^^