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【感想】コンビニ人間~見えない「普通」の圧力~


1週間の中で大抵の時間を

パチンコ屋のゴォォとも聞こえる騒音の中で

働いているので、

いま隣で頑張ってくれとる洗濯機のウィーンと言う音で

心が安らぐようになりました。

慣れって怖いわ。



はい、どうも。

見た目は関わりにくそうやけど話してみたら楽しい人代表、アズーリ うめです。


久しぶりに本の感想を書こうと思います。

noteに感想を上げるのをサボっとるやつも含めて

今年12冊目です。


年間の目標を12冊にしとったんで、

これにて達成。

25年間生きてきた中で間違いなく1番読書してる年です。

自粛期間がだいぶ助けてくれましたけどね笑



今回読んだ本はこちら

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村田沙耶香さんのコンビニ人間です。


設定が面白いと聞いて読もうと思ったんですけど、

最初の数ページで心を掴まれました。

次の展開への興味が湧き出る湧き出る。



古倉さんと言う37歳の女性が主人公で、

古倉さんは死んだ小鳥を見て「これ食べよう」って本気で言うような子供でした。

その他にも奇行に走ってしまう古倉さんは自分が「普通」じゃないと気づき、迷惑をかけへんように当たり障りなく生きてきました。

そんな古倉さんはコンビニバイト18年目、37歳独身です。

人間ではなくコンビニの店員でいられるバイトの時間が古倉さんにとってはとても楽でした。

そんなとき白羽さんという小汚い35歳の男性がバイトに入ってきて、

白羽さんと出会い、改めて自分を見つめ直した古倉さんが「普通」になろうとするけどなかなか上手く行かへん。

というストーリーです。



確かに古倉さんの感覚は読んでいて「普通」じゃないなと思いました。

でも、世の中には結婚しなあかんとか

子供を産まないとあかんとかそういう法律がある訳でもないので本来自由に生きていいはずやし、

誰に何を言われる筋合いもないんです。


それなのに、37歳で結婚しとらんくてずっとコンビニのバイトだけしとる人を「変」やと感じる。

この時点で世の中に見えない「普通」という圧力があるということですよね。

そうやって考えると、

誰もがほとんどを「普通」という圧力に押されて選択して行動しとって、

本当にしたいと思ってしてることやものって人間めっちゃ少ないのかも知れませんね。


これから多様化していくであろう社会の中で、

今で言う「普通」とは違う感覚の今で言う「変」な人の割合は増えていくかも知れません。

昔からの教育ではこうしなあかんという型があって、その型にどれだけ上手くはまれるかが正義だった世の中から、

人と違うことをするから目立って人気が出てその人気を使っていろんなことができる。

というふうに変わってきた世の中の流れも関連性があるように感じます。


もし、「普通」じゃない人が増えて、そういう人と出会ったなら相手を理解しようという心もちゃんと持っとれたらいいなあ。



そんな事を読み終えて感じました。

読んでスッキリもしんしモヤモヤもしいへんけど新しい世界を見れた気になるそんな本でした。

村田沙耶香さんの違う本もまた読みます。


あ、僕は芸人なんで、普通じゃなくなれるようにもっと頑張ります。

もし僕がパンティを履き、被り、ブラジャーを着け、ガーターベルトをして下ネタギャグしかやらないみたいな芸風になったとしても軽蔑しないでくださいね笑

いや、キャラ迷走しすぎだろ。もうええわ。

どうもありがとうございましたー。



ほんならね〜。

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