わんこらメルマガ No.140 数学で使われる用語の意味は一回記憶を消去する必要がある/完全順列を包除原理で求める

▼わんこらメルマガNo.140
2022/11/27

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【今週の目次】
1.今週の一言
2.わんこら式『数学で使われる用語の意味は一回記憶を消去する必要がある』
・日本語ではなく数学語である
・日常会話で習得していく言語とは違う
・高校数学、大学数学って高度になるほど重要になってくる
・算数や共通テストの国語的な能力を求める弊害
3.数学・物理コラム『完全順列を包除原理で求める』
4.ふにゅ
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1.【今週の一言】
こんにちは、わんこらです。
今週は数学で使われる用語は数学語として覚えないといけないということが意外と大きなポイントであることを書きました。
数学コーナーは完全順列の更に別の解法とで包除原理を使います

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2.【わんこら式】

『数学で使われる用語の意味は一回記憶を消去する必要がある』

・日本語ではなく数学語である

今回も数学語ということを書きたいと思います。

やっぱり数学っていうのは日常の言葉を当てはめてるだけであって、基本的には数学語やねん。

例えば作図ってありますよね。

これは完全に日本語の作図ではないねん。

日本語の作図では図面や図形を描くことやからな。

でも数学で作図といったら、定規とコンパスだけ使うねん。

しかも更にいうと定規も目盛りを使ったりしたらあかんかって

定規を使うっていうことは

・与えられた2点を通る直線、線分を引くこと
・線分を延長すること

コンパスを使うっていうことは

・与えられた1点を中心として、与えれた半径の円をかくこと
・直線上に与えられた線分の長さを移すこと

という使い方しかやったらあかんねん。

そういう数学的な操作のことを定規とコンパスと言ってるわけやな。

だから日常で作図の仕事の依頼を受けたとかいうて定規とコンパスしか使わなかったらしばかれるし

数学で作図しなさいっていう問題があってアクリルガッシュとか使いだしたら教室から追い出されるわけやねん

ということで数学用語っていうのは日常生活と、また別の意味として覚え直すのが意外と大切な大きな要素やねん

・日常会話で習得していく言語とは違う

言葉っていうのは赤ちゃんが言葉を覚える過程はたぶんほとんど会話の文脈から覚えていくことになるやろうけど

数学の用語はそういう風に日常会話から想起されるイメージで言葉の意味をとらえて言語として習得するもんじゃないねん

日常で会得したイメージをリセットして辞書に書いてる決められた通りの意味を覚え直すのが大きなコツやねん

実は結構、ここで引っかかってて、証明や説明が理解出来てないことはかなり多いもんやねんな。

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