自己肯定感について
こんばんは。もしかしたらこんにちは。おはようございますからもしれません。
なるこです。
今日は自己肯定感について書いていこうと思います。
そもそも自己肯定感って何?
なんとなくは分かるけど、ちゃんと説明しろといわれたら意外に難しいですよね。
そもそも自己肯定感とは何なのでしょうか。
自己肯定感とは、自己価値に関する感覚で、自己を尊重し、自己価値を感じ自己を全肯定する感覚です。
ちょっとピンときませんね。簡単にいうと
他人と比べるのではなくてありのままの自分という存在を認めてあげる
という感覚のことです。
自己肯定感は高い、低いで表現されます。
また「自己肯定感を上げよう!」などと謳う記事や本が多いですが、大前提として自己肯定感が高いから良い、低いから悪いということはないので頭の片隅でも良いので置いておきましょう。
そもそも先ほど強調して書いているように、他人と比べるのではなくありのままの自分という存在を認めてあげる感覚なので、自己肯定感を他人と比べる時点でナンセンスなことだと言えます。
日本人は自己肯定感が低い?
内閣府ホームページよりそのまま画像を拝借しました。
こちらの調査は満13歳〜29歳までの若者を対象とした意識調査の結果です。
図表1、2を見ていただけると分かりますが、諸外国と比較して日本はかなり低い結果となっています。
では日本人の若者は諸外国の若者と比較して劣っているのでしょうか?
私はそんなことはないと思っています。
またこの結果が自己肯定感の高さに必ずしも直結するとは限らないとも思いますが、ある程度参考になることは事実です。
ですから自己肯定感が低いと感じている人も気を落とさないでください。
なぜ人は自己肯定感が高いことを良しとするのか
自己肯定感については様々な著書がありますね。
自己肯定感を上げる方法を書いた本や自己肯定感をあげれば人生を帰れると謳う本など内容は様々です。
私は疑問なのですが、なぜみんな自己肯定感が高いことを良しとしているのか。
書いてる人がみんな自己肯定感が高いからなんですね。
自己肯定感が高いから本を書く、出すということになるからです。
自己肯定感が低い人は自己肯定感に関する本なんて出しません。コラムも書きません。
ですから自然に自己肯定感が高いことが良いみたいな風潮になってしまうんですね。
もちろんその人たちも自己肯定感が高い人の方が成功していると感じたり、自己肯定感を高めて変わった人たちなんでしょう。
自分の自己肯定感について考えてみましょう
そう言っている私自身も自己肯定感が非常に高いです。
しかし、上でも書いたように自己肯定感は他人と比較するものではありません。
私は自分の自己肯定感が高いと思っていますが、他の人から見たら低いかもしれません。それでいいんです。それが自己肯定感なんです。
ですから、自己肯定感は高い低いで表しますが、何を持って何を基準として、高い低いというのかというのかということになるのかはハッキリと説明できることではないんですね。
では問い方を変えてみましょう。
他と比較せずにありのままの自分と向き合ってみてください。
どうでしょう。ありのままの自分と向き合った時、自己肯定感はどうなったでしょう。高いと感じましたか?低いと感じましたか?普通だと感じましたか?
ここまで読んでいると分かると思うのですが、高いか低いかもお前の文章から考えたら分からんよとなると思います。
それで良いのです。高いか低いかではなく、ありのままの自分を認めること、そこから自己肯定感についての意識は変わるのです。
自己肯定感の高い人、低い人
自己肯定感の高い人は他者から見た時、一般的にポジティブな印象に映ります。
逆に低い人はネガティブな印象に映ることが多いかもしれません。
それはあくまでも受けての勝手な印象です。
もちろん、人間生活において印象というものは非常に大切です。
しかし人間関係において、ポジティブな人ばかりが好かれるわけではありません。
正直、私はポジティブ思考の塊の人間に囲まれてもしんどいと感じてしまいます。
逆にネガティブ思考の塊の人間に囲まれてもしんどいです。
人間やっぱりちょうどいいところがあるんですよね。
自己肯定感の高い人の特徴としてよく上げられることに積極的に行動する、ストレスを感じにくい、というものがあります。
逆に低い人の特徴はその逆になりますね。
積極的に行動することが良いことなのでしょうか。一概には言えませんね。
ストレスを感じにくい方がいいのでしょうか。まぁ健康面とか寿命のことを考えれば感じにくい方がいいのかもしれませんね。
その二つ以外にも様々な特徴があげられると思うのですが、私は人間をそんな二つの属性に分けることはできないと思うのです。
実は自分の勘違い?
自己肯定感の低い人は実は自分自身の当たり前の基準が高いだけなのかもしれません。
こんなことはできて当たり前、だから自分はまだまだだ。というように。
受験で例えてみましょう。
偏差値40だった高校生が一浪して東大に受かった時、それは成功体験になり、自己肯定感も高まります。しかし、親族家族兄弟も含め全員東大出身で、自身も灘高校主席の高校生が東大に受かってもそれは成功体験でもなんでもないというでしょう。
前者と後者の違いは当たり前にできることの基準の差なのです。
それだけです。つまり、自己肯定感が低い人は実は当たり前の基準を下げるだけでめちゃくちゃ自己肯定感が高くなる可能性も秘めているのです。
自己肯定感には周りの影響が大きい?
自己肯定感には親をはじめとする周りの人間が大きく影響します。
先ほども述べたように当たり前の基準によって変わることが多いからです。
つまり本人が当たり前だと思っていることでも、周りが大絶賛すれば自己肯定感が上がる可能性は十分にあるのです。
その逆も然りです。本人が達成感を感じたことに対して、周りが当たり前だ、できて当然だという反応を示してしまうと、自己肯定力は下がってしまいます。
元から自己肯定感が高い人はそれでも「いや、俺は凄いんだ!」なんて思えるかもしれませんが、かなり稀ですよね。
もし読んでいるあなたが誰かの親という存在であったり、誰かのパートナーであれば相手に対しては褒めてあげてください。
自己肯定感の低い人はその褒め言葉を素直に受け取らなかったり、否定的に捉えたりするかもしれません。それはそれでその人がどういう人か、その人が喜ぶ方法は何か、というこが分かったり、新たに探せたりするからいいんです。
まとめ
かなり長々と書いてしまいましたが、私が言いたいことは
別に自己肯定感が高くても低くても良いじゃん!
ってことなんですよね。だって高いから正義、低いから悪、高いから優秀、引くから劣ってるってことはないんですから。
ありのままの自分を受け入れてあげること。
認めてあげれなくたっていいんです。
他人と比べなくていいんです。
でも本当に自分を受け入れられるのは自分だけです。
自分を受け入れていない人を他人は受け入れてくれません。
答えはないと思います。
自分なりの答えを探してみてください。
2020年4月27日月曜日 vol.7
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