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【walk on コラム vol.21】運動で認知症は予防できる?


いつもご観覧ありがとうございます。

宇都宮でフレイル・生活習慣病・認知症の予防に力を入れている運動施設、健康管理教室walk on代表
健康運動指導士 の 平野太一です。

walk onコラム第21弾は、『運動で認知症は予防できる?』というテーマでコラムを記載させていただきます。

認知症を気にされる方はとても多いです。
「家族に迷惑をかけたくない」、「充実した余暇を過ごしたい」という理由をよく伺います。
でも実際にどのように予防をした方が分からないと何もされない方が多いです。

遺伝もあるから、、、とおっしゃる方もいらっしゃいます。たしかに研究結果で遺伝の要素で認知症になる確率が高いというデータもあります。
ですが、予防をすることでその確率を下げることや、認知症を遅らせることもできます。

最近では認知症を予防?改善?発症を遅らせる?薬が出るというニュースを見ました。医療も進化しているようですね。ただ、出来るだけ薬は頼らず自力で予防をしていきたいですね!

【認知症とは】

認知症は、脳の機能が損傷し、認知能力が障害される状態の総称です。これには記憶、思考、判断、言語能力の低下が含まれ、日常生活においても影響が現れることがあります。代表的な認知症の形態にアルツハイマー病があります。

アルツハイマー病は、進行性の神経変性疾患です。
この病気では、脳の神経細胞が次第に損傷を受け、死んでいくことが特徴です。

1度アルツハイマー病になってしまうと、改善が難しいと言われているため、予防をすることが必須となります。

【認知症と運動の関係性】

運動は認知症の予防や管理において重要な役割を果たすことが示唆されています。
定期的な運動は脳の健康を促進し、記憶力や認知機能を向上させる可能性があります。
また、運動は血流を改善し、神経細胞の保護や新しい神経細胞の形成に寄与することが報告されています。

適切な運動は認知症の進行を緩和する手段としても検討されています。

多目的な運動の実施は、MCI高齢者の認知機能の向上に有効であった。とくに、アルツハイマー病へ移行する危険性が高い健忘型MCI高齢者の全般的な認知機能の保持や記憶機能の向上が、記憶課題を含む運動トレーニングによって向上したことは、認知症予防のために重要な効果と考えられた。

厚生労働省 1.運動による認知症予防   

【認知症の改善策】

認知症の予防には運動を含めた健康的な習慣が役立ちます。

1. 定期的な運動

定期的な運動は脳の機能を促進し、認知機能の低下を抑制することが示唆されています。また、歩くだけでも脳の活性化がされると言われています。足の裏は神経が多く通っており、歩くと神経に刺激が入り脳が活性化されると言われています。
運動はいつもお伝えしているように激しく行う必要はありません。簡単な動きを定期的に行いましょう。

2. 適切な食生活

バランスのとれた食事や抗酸化物質を摂ることが重要です。魚やナッツに含まれるオメガ-3脂肪酸も脳の健康に良い影響を与えるとされています。

3. 知的刺激

脳を刺激するために読書、パズル、学習などの知的活動を取り入れましょう。いろんな刺激を入れることが大切になります。

4. 十分な睡眠やリラックス

良質な睡眠は脳のリフレッシュにつながります。逆に考え過ぎたり、心配し過ぎたりとストレスがかかった生活をしていると脳がストレスを感じ血流が悪くなって脳萎縮を起こすとも言われています。
心身ともにリラックスが大切です。

5. 社会的な交流

友達や家族との交流は精神的な健康を保ち、認知症のリスクを減少させる可能性があります。
1人で運動するよりも、ご家族やご友人と運動をした方が認知症のリスクを軽減させるというデータもあります。
運動以外にも楽しい会話などをして脳に栄養を与えてあげましょう。

【まとめ】

認知症の予防法は運動以外にもありますが、運動が深く関係していることを理解して頂けたらと思います。
ご友人やご家族と楽しく、定期的に運動が出来るといいですね。
運動はいつもお伝えしていますが、簡単なもので大丈夫です。30分程度歩く、軽いストレッチなど定期的に行えば認知症のリスクを減らすことができますし、同時に生活習慣病の予防・改善に役立てます。

運動をしましょう!!

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