読書感想文「銀河鉄道の夜」宮沢賢治
角川文庫や新潮文庫が、夏に毎年やりだす文庫フェアがすきだ。
カバーが特別デザインになったり、名作がまとめて店頭に並んで選びやすかったりするところがすきだ。
毎年この季節になると、なんだかんだ数冊かってしまう。
銀河鉄道の夜もそのうちの一冊だった。
あらゆる創作物によくでてくる例えでありながら、原作を真面目に読む機会が最近なかったので。
解説をゆっくり読むと、なかなか興味深かった。
夏目漱石を読んだときもそうだったが、何十年単位で古い本は解説が面白いと俄然面白くなる。
賢治は死後有名になった作家の一人と記憶している。納得の表現力だった。
存命中は誰にも理解されなかったのに、死んでから作品が評価されて、という話を聞くと
がぜん、創作を諦めてはならないな、と思わせられる。
自分が死ぬまで誰にも気にかけられなくても、そう落ち込まなくていいんだな、、と考えられるようになる。
いや、いい生き方を見つけさせてもらった?
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