教員を続けるべきか、辞めるべきか#55
こんにちは。わくわくらすです。
前回の投稿の続きになります。
私は元中学校教師で約1年間の休職の後、退職しています。
休職期間中は罪悪感でいっぱいでした。私がどれだけ苦しんでいようとも世界はなにも変わらないし、いつも通りの日常が流れます。いっそのこと、災害でも起こって全てうやむやになってしまえばいいくらいまで考えていました。
休職をする前、した直前は教師なんて辞めてやると思っていました。しかし、周りの方たちが「判断力が鈍っているときに大きな決断をするべきではない」と止めてくれました。今思えば、この助言は大変ありがたいものであり、もしあの時突発的に苦しさから解放されたいがために安易な決断をしていたら今の私はなかったかもしれません。
休職を経験したことで、休職中にしておいた方が良いこと、考えておいた方が良いことがあると思いました。何かの参考になればと思い、ここに書き記していきます。大きく分けて2つあります。
①自分はどんなことに反応するのかを分析する
自分の心を傷つけられることは誰にとっても苦しいものです。ですが、何が心を傷つけるかは人それぞれです。同じ言葉をかけられても反応する人としない人がいます。自分はどんな言葉をかけられたら、どんな行動をされたら心がざわつくのかを今一度振り返ってみてください。
それがわかれば、それが起きそうなときにその場から離れたり、身構えることができます。一番辛いのは、思いもよらない時に心が反応することを言われたりやられたりするときです。
②他人は変えられないので自分を変える方法を探る
これはなかなか受け入れられない人がいることでしょう。もし、休職の原因が他者にある場合、他者が変わってくれないと自分は戻れないと思う人がいると思います。
でも他者は簡単には変わりません。人によっては、自分に原因があるとは思っていない人もいます。自分では悪いと思っていないことを変えろとか、改めろと言われてもなかなか納得できないことでしょう。つまり、他者を変えようとすることはとんでもなく大きな労力を使います。
となると他者を変えるのではなく、自分を変える方が簡単なのです。だって自分だから自分さえ納得すればいいのです。
と言っても、自分の個性や感情を変える必要はなく、あくまでやり方・物事との付き合い方を変えるだけでいいのです。もちろん、他者と比べたら簡単とはいえ、自分を変えるのも大きな労力があります。
自分一人では難しいので、話を聞いてもらえる信頼関係がある人、または本でもいいと思います。自分とは違う観点を刺激されるだけで、自分の枠が広がります。
私は結局、退職する道を選びました。決断できた理由は、新しい自分に変わることを肯定できたからです。自分は何が苦手で何が得意か、どんなことに反応するのかを自己理解できました。
ぞして、いままで自分が信じていたもの、許せないと思ったことを少し疑い許せるようになったことで、心の余裕ができました。
今苦しんでいる人の苦しみは本人にしかわかりません。でも、自分の人生なので最後は自分で責任をとるしかありません。冷たいとか言われるかもしれませんがそれが現実です。
休職もやろうと思えば数年間とれますが、いつかは終わりが来ます。休職しながら給料をもらう生活は期間限定なのです。だからこそ、休めるうちに次へのステップを考えた方が良いです。
続けるにしろ、辞めるにしろ休職する前の自分には戻れないし、戻る必要もありません。新しい自分で一歩を踏み出す勇気が必要です。怖いけどそれが今の苦しみから抜け出る唯一の方法です。
私も経験しました。あなたにもきっと乗り越えられます。
お読みいただきありがとうございました。
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