pregnant nurse 2017
Uから電話が掛かってきた時、私はサイゴン川を眺めながら、アルコールが入っているのかいないのか分からないくらい薄味の缶ビールを啜っていた。向こう岸には、高層ビルが建ち並んでいて、ライトアップまでされていて、それが反射して水面でキラキラと揺れる光の粒が、昼間の川の泥の色を完全に忘却させるので、暗闇の威力を再認識していたところだった。
宿泊していたホテルに隣接するファミリーマートで購入した、コーンフレークをキャラメルで固めたようなスナック菓子が、歯と歯の間に張り付いていたけれど、