日本では問題なし、カナダではちょっと注意が必要なこと!
日本では特に問題ないけどカナダではダメ!注意が必要だよね、
という生活面の注意事項をご紹介します。
日本やお住まいの国と比較してみてくださいね。
1.歩道の雪かき
お雛様の3月3日は友人宅で女子会予定でした。
ところが午後から急に雪が降りだし、夕方には積もり、家から出れない状態になり、中止になりました。
こんなとき、女子会中止も残念だけど気になるのは雪かき。
翌朝、雪は止んでいましたが、雪がしっかり積もってます。
家の前の道とガレージの間の部分(ドライブウェイ)に雪が積もってます。
雪かきをしてる時間もないので、車での出勤を諦め、アルバイト先に
「雪で車が運転できないので休みます」
と伝えたところ、
「タクシーで来れるなら来て」
と言われ、休む気満々でコーヒーでも飲んでゆっくりしようとしたら、
出勤になりました。
カナダの地方では雪のため、学校や仕事を欠席、欠勤は珍しくありません。
人手確保にアルバイトでもタクシー出勤、悪い気はしません。
さて問題は帰宅してから。
アルバイトから帰って1時間かけてドライブウェイと
家の前の歩道の雪かきをしました。
家の敷地内に雪が積もって玄関まで歩きにくくても
特に気にしませんが。放っておけないのが歩道の雪。
なぜなら家の前の歩道の雪かきをせず、それによって歩行者がケガをした場合、その家のオーナーが訴えられるからです。
近所は閑静な住宅街ですが、犬の散歩、ウォーキングでそれなりに人が歩くので、ご近所も自宅前の歩道の雪かきはさっさと済ませてしまいます。
安全面がもちろん重要ですが、雪かきをしているお隣の歩道から、急に雪の積もった歩道に変わると恥ずかしい気分になるもんです。
歩道の雪かきはお忘れなく。
2.洗濯ものは見せない
カナダのBC州にいると洗濯ものが干されている生活感のある光景を見ないことに気づくでしょう。
なぜなら条例で洗濯ものを景観上、通りに面した側に干すことは違反でした。2022年までは。
カナダでは洗濯ものは乾燥機で乾かすのが一般的。
夏以外はお天気が悪かったり、気温も低く乾きも悪いし、室内干しなんてテンション下がるし、家事の時短になってすぐ乾かせるなら、外に干さずに乾燥機を使えばいいじゃない、と考えるのが普通。
ただ、一方で値上がりが激しいご時世ですし、電気代がガッツリ上がる乾燥機の使用量を減らしたいので、私は夏のお天気のいい日で気が向けば裏のデッキに洗濯物を干します。
たまに表から見えにくい裏庭に干してある洗濯物を見かけることもあるし、実際にスーパーでも洗濯物を干す用具が売られていますから、私の様に乾燥機と併用している人も少数派ながらいます。
そして2022年、電気使用量の削減、節約、ナチュラルエネルギーの利用という経済面や環境面から、ベランダや外干しも公に認められました。
とは言え、通りに面した前庭やベランダに洗濯物を干すのはやっぱり景観上良くはないし、プライバシーもあるし、そこらじゅうで見えるところで洗濯ものがはためくことはカナダBC州の閑静な住宅街や街中ではないでしょう。
3.公共の場での飲酒
桜の季節は日本はお花見シーズン。
公園の桜の木の下で野外宴会や夏の暑い日に海でビール、最高ですよね。
でもカナダのBC州では公共の場、公園での飲酒は基本禁止です。
7月1日のカナダデーにはビーチでうちの町でも終日コンサートやイベントがあり、夜10時の盛大な花火大会にさらに多くの人で賑わいますが、
ビーチで花火を見ながらビールをグビ―っと飲むことはできません。
この日は警察官が始終ビーチをパトロールをしていて飲酒をしているのが見つかると罰金です。
カナダデーでマックのビッグサイズのドリンクカップにビールを入れてストローで飲んだ日が懐かしい。
ところが、2023年4月まではBC州で全面的に禁止だったのが、なんと本土のバンクーバーでは多くの公園で飲酒禁止が飲酒OKになりました。
ビックリ!
私が暮すバンクーバー島もバンクーバーの様に飲酒解禁の動きはあるようですが、現在もうちの町は禁止です。公園のハイキングテーブルで飲食は楽しめますがお酒は飲めません。
公共の場での飲酒はトラブル、犯罪、ゴミなどの問題を引き起こすとして禁止されてきましたが、期待の高いツーリズム(観光業)に柔軟に対応すべく、解禁に進んでいるようです。
バンクーバー島の暮らしは自然が近いので、ビーチでお酒を飲んで騒がれたり、飲んだ勢いでいたずらやレイプだったり、ゴミを残されるのを近隣住民なら当然気になります。
公共の場の酔っぱらっいは通報できると言っても嫌ですよね。
ついでにもう少しお酒がらみでいうと
開封したアルコール類を車内に持っていると罰金です。
助手席の友人が持っていたとしても警察に見つかれば運転者も同乗者も罰金です。
BC州では18歳以下の未成年(minor)は、お酒屋さん(liquor shop)に入ることもできません。16歳で運転免許が取れて運転できても19歳までは
車に未開封お酒類を持っているのも犯罪で罰金です。
留学生やワーキングホリデーの方、気を付けてくださいね。
4.規則や制度は常に変わる
今回の記事を書くにあたって念のため調べてみて初めて
洗濯物の外干しや公共の場での飲酒がこの数年間で合法にアップデイトしていること知りました。
正直、驚きました。いつの間に。
マリファナに続き、アルコールも自由度が上がるカナダ。
コロナを経てうちの町でも犯罪、ホームレス、薬物中毒死の増加が深刻なんですが、アルコール規制緩和が拍車を掛けないかなぁ。
時代とともに人の考え方もライフスタイルも変わり、規制や制度が変わるのは当たり前とは言え、ちょっと心配。
時代の流れなら順応するしかありません。
皆さんも今回の私の様に情報は確認、アップデイトをして「そうだったの?」なんてことにならないように気を付けてくださいね。