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ハラスメントしないために大切なこと

最近何かと「ハラスメント」が話題です。セクハラ、パワハラ、アルハラ、モラハラと、今までも嫌がられていた行為にハラスメントの名前が付き、やってはいけない行為として明示化されてます。働く上で何を気をつけるべきか、を考えてみたいと思います。

ハラスメントとは?

相手の意に反する行為によって不快な感情を抱かせる嫌がらせの総称を「ハラスメント」と表現されています。自分では問題ない、気にかけていないことも「ハラスメント」に該当することもありこれから働く上でやってはいけない注意すべきことになっています。
当事者はもちろんのこと周りの人の労働生産性も減退させ、組織管理を困難にし、人材流出の元になります。

ハラスメントに関する誤解

セクハラやモラハラの定義などは散々言われていることで、ダメ絶対!ってことは誰しもが分かっていることだと思うので割愛しますが、誤解を抱いている人もいるので、ここで整理したいと思います。
以下の会話のうち、どこがハラスメントにあたるでしょうか。
※いわゆるセクハラ(厳密にはジェンダーハラスメント)と呼ばれる事例です
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<登場人物>
Aさん(上司/男性)
Bさん(部下/女性)
<会話>

Aさん「宅配便で荷物が届いたらしいから、あの部屋に運んでおいてもらえる?」
Bさんが荷物を確認した所、重量があり、非力な自分には持てなそうなダンボール箱でした。
Bさん「女性の私にお願いするのはおかしいと思います。重い荷物を運ぶのは他の人にお願いしてくれませんか?」
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この会話の中でセクハラと捉えられかねない箇所はどこでしょうか?
よくある誤解として「Aさんが、女性であり非力なBさんに重い荷物を運ばせる指示を出したことが問題」
と思われがちですが、それは単純に「部下のリソース配分のミス(ただの無能)」と言えます。
セクハラと捉えられかねないのは、「Bさんが断る理由として、女性を理由にしていること」です。荷物を運べない理由は「女性だから」ではなく「力がないから」なのに、性別を盾にすることはおかしいですよね。自分一人じゃ持つ力がないので他の人に手伝ってもらえないか?台車などはないか?とコミュニケーションを取るべきだという事例です。
ハラスメントには、「属性でくくる事によって生まれるもの」が多いと思います。
その人の属性(国籍、性別、既婚/独身、子持ち/子無しなど)ではなく、一人の人間としてお互いに向き合うことが大切なのではないでしょうか

ハラスメントを気をつけるために

仲良くなって軽口叩ける仲になったから、他の人よりも親密な関係になったと思ったから、自分の周りでは一般的だから、と意識しないで発した言葉や行動が、ハラスメントとなることがあります
自分がハラスメントを犯さないためにどうすればいいのか?
「相手が嫌がるような発言していないか」と普段から心がければいいのですが、言葉は先に出ていまいがちなので、そもそもの人との接し方を見直す必要があります。
大事なことは「相手に敬意を持って接すること」だと思います。
年上だろうが年下だろうが、上司だろうが部下だろうが、発注元だろうが発注先だろうが、男だろうが女だろうが、そんな属性なんて関係なく、相手を一人の人間としてリスペクトする気持ちを持って接すれば、相手が嫌がる言葉は出てこないはずです。相手をどこか見下していたりバカにしているからこそハラスメントに繋がる言動が出てくるのだと思います。
「いつも心にリスペクトの気持ちを」大切にしたらお互いに気持ち過ごせるようになると思います。

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