見出し画像

わかおの日記39

異常に指が痒くなり、早朝に目が覚めた。最初は蚊に刺されたのだろうと思っていたが、どうも勝手が違う。何故か左中指の第一関節が異常に腫れ上がっていた。得体のしれない症状に恐怖を覚えたが、どうしようもないので塗り薬を塗布して二度寝したら治っていた。一体なんだったのだろうか。

午前中は履修を組んでいた。春学期は「楽単とかじゃなくて、本当に興味のある科目を取るべきだよな」という厄介な尖り方をしていたが、期末のレポート地獄と長い夏休みを経たぼくには、そんな殊勝な精神は残っていない。いかに楽な時間割を作るかに、ひたすら腐心していた。個人的には、戦国大名について学ぶという触れ込みの日本史と、素人がその内容を理解することは不可能であると言われている、ハイデガーの「存在と時間」を購読するという哲学の授業に期待している。

午後はギターを弾いていた。ペンタトニックスケール(なぞるだけでそれなりのアドリブが弾ける場所)を覚えたはいいものの、いい加減それ以上のことがしたくなってきた。そのためにはどうやら指板状の音名を覚えなければいけないらしい。野球や音楽、釣りなど、結局何をするにも地道に勉強しなくてはならないのだ。大学生になってから、いままで勉強してきてよかったなと思うことずくめである。去年のぼくに感謝したいと思う。

追伸 弟が学校に通いはじめたので、平穏な日々を送ることができています。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?