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わかおの日記92

少し早めに起きてトレーニングに精をだしたら疲れ果ててしまい、1時間くらい抜け殻のようになっていた。その状態から脱却してそろそろバイトの原稿でも書こうかなと思い始めた途端に、上機嫌な父親がリビングに入ってきて、「なんかうなぎ食べたいなあ。うなぎ弁当を予約しとくから取りに行ってきてよ」と言い出した。昼からうなぎ。母親が家にいなかったので、やりたい放題である。

感情の起伏がほぼない父親だが、うなぎのことになると人間が変わったようになる。ぼくもうなぎが食べられるならそれくらいのことは全く苦ではないので、釣具屋に行くついでに弁当を取りに行った。

肝心のうなぎは、とても美味しかった。うなぎというものはどうしてこうもうまいのだろう。うなぎの美味しさというのは、ぼくの大好物であるラーメンや肉のように、わかりやすいものではない気がする。うなぎの味というのは、やはりうなぎでしか再現できないのだろう。うなぎ味のラーメンとかがあったら、怖いもの見たさで食べてみたいような気もするけれど。

そんなふうにうなぎを食べて満足したら、眠くなってしまった。朝から運動をしたこともあり、眠気は強烈だった。しかし変に抵抗して眠らないようにしていたら、昼寝をするわけでもなく活動しているわけでもない、半眠りのような状態のまま昼下がりが終わってしまった。また時間を無駄にしてしまった。

明日はいろいろなことがあるので、もしかしたら日記を上下巻に分けるかもしれない。その労力に備え、今日はここまでにしておこう。


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