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成長は自分の頭で考えた結果

9月10日(木)の日記

少し早めに家を出て、近くのスターバックスで日記を書く。
30分ほどで書き上げられた。意気揚々と電車に乗る。

養成講座で朝から晩まで教える日。実にしんどい。

でも、受講生さんの成長を目にすると、感慨深いものがある。

結局のところ「成長」というのもは、
自分でどれだけ頭を使って考えたかということの
結果なのかもと思った。

すべてうまくいってしまえば、人は考えない。

うまくいかなかったとき、失敗したと思ったとき、
人ははじめて考える。

「どうしてだろう」
「何が間違っていたのだろう」

でも、支援者はそこで「こうすればいいんだよ」と
答えを与えてはいけない。

答えを与えるとすぐさま、そのようにして、
うまくいかなかったとき「ほら、うまくいかないじゃん」と
責任転嫁されるからだ。

そうではなく「あなたがやっていることはこう見えるよ」という。

そして、それはゴールの姿ではないことを確認する。
学習者が失敗したら、支援者はゴールを意識させる。
「何をしたいんだっけ?」
「どうなりたいんだっけ?」
それを一緒に確認する。

「ゴールが果てしなく遠く感じてもそれはいいんだ」という。
そして、少しでもそれに近づくには、
どうすればいいかを一緒に考える。

考えた末に成長があるんだなあ。

たくさん働いた仕事がえり、いつもの定食屋さんでビールを飲みながら、
そんなふうに考えた。

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