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具体的なカウンセリングの受診目安ってありますか?

こんにちは。
*産業カウンセラーと日本語教師をしています。ワカです。

*産業カウンセラーとは:一般社団法人日本産業カウンセラー協会が認定する心理職の資格です。落ち込んだ状態が続いている、仕事に行くのが辛いなどの精神的な悩みを抱える働く方のカウンセリングや、省庁・企業のメンタルヘルス対策の支援などを行っています。(*カウンセリングの相談内容によっては医療機関や社労士を紹介することがあります)

12/11に「日本語教師にもカウンセラーは必要か」オンラインイベントにスピーカーとして参加させていただきました。ご参加くださった皆様、ありがとうございました。
そのイベントで参加者からの質問があったのですが、時間もなく、きちんと答えられず、すみませんでした。ここに改めて回答させていただきます。参考にしていただければ幸いです。

具体的なカウンセリングの受診目安ってありますか?

いつものストレス発散方法が効かない、それさえも面倒だと思うようになったら、カウンセリングを受けてみてはどうかと思います。

嫌なことや落ち込むことがあった時、「おいしいものを食べる」とか「買い物をする」とか「友人に会って愚痴を聞いてもらう」など、人それぞれストレス発散方法があると思います。
それで落ち込んだ気分はかなり軽減されるし、時間が経つと日々の生活や仕事に気持ちが向くようになり、徐々にショックだったことを思い出す回数も減り、心も癒やされていくものです。

しかし、友人と会って話しても、買い物しても、美味しいものを食べても、楽しくない、つい思い出して悲しくなってしまう場合、
そもそもストレス発散をすることさえ面倒になって、家にこもる時間が長くなった場合はカウンセリングを受けてみるといいと思います。

落ち込んだ時に一人で考え込むと、どんどんマイナス思考になり、もっと落ち込む可能性が高くなるからです。
ストレス発散できればショックを癒すこともできますが、それもできなくなると一人で悶々と考え込む時間は長くなります。

カウンセリングでは軽度のうつ症状(落ち込み、不安など)の軽減や、問題となる行動(怒りや依存など)の改善に効果があることが見出されています。ストレス発散が効かない、できなくなった時はカウンセラーに力を借りるタイミングだと思います。

また、ショックを受けて落ち込んだ時から2週間以上経ってもずっと状態が変わらない場合は、うつ病かもしれないと疑いを持つ、心療内科やメンタルクリニックなどを受診する目安だと言われています。うつ病のサインとしては以下が挙げられます。
・眠れない
・憂鬱な気分がずっと続く
・好きだったことに関心がなくなる
・食欲がない
・思考力の低下…など。

*カウンセラーは、クライアントにうつ病などの精神疾患の兆候が見られる場合は医療機関に紹介(リファー)することになっています。また医療機関にかかっている場合は主治医の了解を得た上でカウンセリングを行います。


オンラインでカウンセリングをしています。こちらはプライベート・カウンセリングです。ご都合がいい時に予約して受けることができます。
*相談状況によっては、医師や社労士など専門家を紹介することがあります。



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