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失敗した自分を許すことも大事

こんにちは。
*産業カウンセラーと日本語教師をしています。ワカです。

*産業カウンセラーとは:一般社団法人日本産業カウンセラー協会が認定する心理職の資格です。落ち込んだ状態が続いている、仕事に行くのが辛いなどの精神的な悩みを抱える働く方のカウンセリングや、省庁・企業のメンタルヘルス対策の支援などを行っています。(*カウンセリングの相談内容によっては医療機関や社労士を紹介することがあります)

自己肯定感を上げるにはどうしたらいいですか?

いつも楽しそうに授業をしているけれど、時にささいなことで落ち込み、自己嫌悪するというBさん。「ああすればよかった」「こうしなければよかった」と考え、いつまでも暗い気持ちになってしまう自分が嫌いだと言います。

自己肯定感が低い場合

自己肯定感が低いと、できない自分を責めてしまいます。
「どうして私はダメなんだろう」「他の人はできているのに私は…」という感じに。そうなると失敗そのものより、自分ができない理由を探してもっと落ち込んでしまいます。
「私は〜だからダメなんだ」「このまえもそうだった」…こうなるとネガティブ思考が止まらなくなってしまいます。

自己肯定感が高い場合

自己肯定感が高いと、できない自分を受け入れることができます。
「できない自分も自分だから、仕方がない」という感じに。
そうすると「失敗した」ことだけにフォーカスして、どう改善すればできるようになるのか、または、自分に向いていないなら他の人に頼もうなど、次のステップを考えることができます。

できない自分も当たり前

以前、私がカウンセリングの面接試験を受ける前に、「できない自分も当たり前」と指導員の方がおっしゃいました。この言葉を聞いて衝撃を受けました。「最初からできないことを考えるなんて!」と。でも次に「確かに、それも今の自分なんだよな」と思い直し、緊張がスッと消えました。その後、いい状態で試験に臨むことができ、無事に合格することができました。

「こうしないと」「これができなければ」…自分にプレッシャーを与えていたのは自分だったのです。そして、それができないと「なんで、できないんだ」と落ち込む。

いい意味で期待しすぎない。今の自分を、プラスもマイナスも、そのまま受け入れる。「できなくても当たり前。それも今の自分だから」と思っていれば、結果にそこまで左右されず、メンタルが安定するように思います。


オンラインでカウンセリングをしています。こちらはプライベート・カウンセリングです。ご都合がいい時に予約して受けることができます。
*相談状況によっては、医師や社労士など専門家を紹介することがあります。


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