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好きこそものの上手なれ #146 製造業の魅力

学生の頃は、勉強したり、本を読むことが大嫌いでした。
それが今では、誰に指示された訳でもなく、勉強したり、本を読みます。

「好きこそものの上手なれ」という諺があります。

人間は、好きなことであれば、興味を持って熱心に取り組むことができます。
結果、上達するための工夫を自発的にでき、努力し続けることが苦になりません。
結果、自然に物事の上達が早くなりやすいという意味合いです。

これは仕事にも言えます。

仕事とは、まず、生計を立てる手段であり、従事して対価を得るのことです。
また、必ずしも、対価を得るためだけではなく、何かを創造する、または成し遂げるためのに仕事に従事することもあるかと思います。


何にしても、何かを得るための行為でえることには変わりませんので、基本的に楽なことではないはずです。
逆に楽して大金を手に入れたられる仕事であれば、それは違法行為などであると考えて良いと思います。

それらを考えると、好きなことを仕事にできたら最良に思います。
現実は、そう簡単なものではないので、一番、好きなことを仕事に出来ないなら、二番目に好きなことを仕事にできたら良いと思います。

もちろん、人それぞれに考えがあるので強要するつもりはありません。
しかし、嫌々、勉強しても、試験の成績は良くならなかったのと同じように、仕事を充実させたいなら、好きなことを仕事にすべきかと思います。
もし、それも敵わないなら、従事する仕事を如何に好きになるのか、楽しみを見つけ出すことが大切かと思います。

対して、経営者の立場で考えたら、HRMとして重要なこととなります。

よく、就活中の学生のアンケートから就職希望企業ランキングが公表されます。
上位に来るのは、銀行、商社、IT、自動車などを中心とした誰もが知る大手企業です。

対して、大手企業と言えども人気のない業種もあります。
例えば、かつて、3Kと言われた業種です。
3Kとは、「きつい」、「汚い」、「危険」という意味です。
一般的には建設・土木業、製造業、運送業などです。
更には、人手不足が顕著な職種が看護師、介護士保育士などです。
どれも、勤務・労働条件の厳しいイメージがつきまといます。

ところが良く考えてみて欲しいのが、3Kと呼ばれる業種、職種ですが、経済的、社会的になくてはならないものばかりです。

新卒学生などの若年層が3K以外の業種や職種に就いてしまえば、結果的に人日本経済も社会も崩壊してしまうと言っても過言ではないと思います。

対して、3Kとレッテルを貼られた業種や職種も、このままで良い訳がありません。
各業界、各企業では、働き方の改革に努めています。
そして、好きな仕事として選んでもらえるように、その魅力の発信に取り組んでいます。

例えば、製造業です。

製造業とは、社会や個人のニーズをつくり出すモノで解決する仕事です。
モノとは、道具ともとれます。

人類は、道具を使うことで、自然そのままの生活から進化しました。
人類が最初につくった道具は、打製石器とされています。
それを刃物として動物を解体したり、木を削ったり、更には、石器を使って新たな道具をつくったとされます。

私は、石器こそが、製造業の起源であり、ここから、現代の自動車やコンピューターなどに発展したと捉えています。
更には、この製造業を起点として、様々なサービス業も派生して、発展したのだと考えています。
少々、自分に都合の良い解釈ではありますが、そのような製造業に誇りを持っています。

この製造業ならではの独自の価値を高め、そんな製造業を好きになってくれる若者が増えるように尽くして行きたいと思います。

そして、最後に苦言を一つ。
「好きこそものの上手なれ」
確かに好きなことを、仕事に出来たら幸せだと思います。
しかし、どんなに好きなことであっても、それが仕事となれば、楽しむだけで事は足りません。
何故なら、仕事である以上、プロです。
必ず結果を残す必要があります。
好きなことを仕事に出来たまでは良かったが、結果を求められるプレッシャーから、いつしか、それが嫌いになってしまったという方もいます。

好きなことと、仕事の両立し続けることは、決して簡単ではないことも、充分に理解して欲しいと思います。

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