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【実食レポ】 「くら吉」(秋田県仙北市) 栗どら焼き・ほおずき羹

栗を使った和菓子は好きですか?

数年前、友人家族とキャンプに行きました。
そのキャンプ場には栗の木がたくさんあって、拾い放題をうたっていました。
ちょうど栗の季節に遊びに行ったなら、当然、みんな拾います。

ですが、栗農家なわけではなく、自生の栗。
拾った栗は超小粒です。

せっかく拾ったその栗を、無駄にすることができず、食べることに挑戦したのですが、これが本当に大変だった…

細かく覚えていないのですが、虫がいるかもしれないということで、水の張ったバケツに入れてベランダで数日、そのあと冷凍もしたような?
そして茹でて、そこからが大変。
小さな栗の皮を剥く。渋皮もある。しかも大量にあって、せっかく剥いても食べられる部分は小さい。

その作業を経て、「栗は買ったものをありがたくいただく」と決めました。

今回は、そんな私にとって特別なや、珍しいほおずきをつかったお菓子を作る「くら吉」さんのお菓子をいただいた報告です。

「くら吉」とは

秋田仙北市の武家屋敷などのまちなみが観光地としても人気の角館エリアに本店がある「くら吉」(くらきち)さん。
和菓子だけでなく、クッキーウィッチ(さまざまなクリームをタルト生地でサンドしたもの)なども作っています。

厳選した素材のみを使用し製法に工夫をこらした、
職人による手作りの菓子にこだわっております

くら吉

そのこだわりの素材のひとつが、大粒の栗で知られる西明寺栗の中でも品質にこだわった「善兵衛栗」です。
(大粒というだけで、さすが!という気持ち 笑)

栗園では化学肥料を使わず、完熟栗を収穫して、薬剤を使わずにお湯で殺菌処理をおこなっているそう。
この栗を使った大福やかのこ、栗水羊羹や栗どら焼き、栗ぜんざいなどを販売しています。

さらにもうひとつ、珍しい素材が食用のほおずきです。

こちらも農薬や化学肥料を使用しないで育てられたほおずきで、大福やゼリーなどを作っています。

観賞用のほおずきはお花屋さんなどでもありますが、食用があるとは驚きです。
どんな味がするのか気になりませんか。

こだわりの素材「栗」と「ほおずき」を使用したお菓子を購入しました


「栗どら焼き」「マロンクリームどら焼き」

まずは栗チーム。

栗どら焼き」(250円)と「マロンクリームどら焼き」(270円)です。(価格は2024年7月現在)


どちらのどら焼きも、もっちりしっとりした生地で、サイズは小ぶりです

この日は消費期限の短い和菓子を先にいくつか購入していたので、どら焼きにしました。
こちらは約2週間の賞味期限なので手土産などにも良さそうです。


栗…

カットしてみると、この金額ですからね…高価な栗はたくさんは入っていません。
大納言小豆がむっちりしていて、蜂蜜が香ります。
生地はしっとりめで、かたさのバランスも良いです。

ただ…栗は、アクセントとして入る感じなので、個人的には栗をもうちょっとプリーズでした。


マロンクリームどら焼きは、なめらかさがUP

「マロンクリームどら焼き」は、「栗どら焼き」よりもクリーミーになって滑らかさがUPしたイメージでした。(栗の存在感は、栗どら焼きと同じくらい)

洋風になって、合わせる飲み物の幅が広がる感じです。
来客時にお出しするなら、こちらの方がオシャレな感じかもと思いました。


「コアースイーツホオズキほおずき羹」


爽やかカラーも素敵。

こちらはほおずきを使った錦玉羹です(350円)。
下の方にはほおずきが入っています。

ほおずきと言えば、小学校低学年の頃、祖母とほおずきの実を優しく揉んで柔らかくして、小さな穴を開けてそこから中身を出し、破らずに小さな風船ができたら成功という遊び?をしていました。
あれは、なんだったんだろう? 昔はそういう遊びがあったのでしょうか。

もちろん、祖母と遊んだほおずきは観賞用でしたが、中身を出して、実の袋に空気を入れるときに口をつけるのですが、ちょっと苦味があったような記憶がありました。

でも、食用のほおずきは全く苦味がなくて、とっても爽やか。
柑橘類をもっとさっぱりさせたような感じでマイルドです。
実の部分にもざらつきみたいなものも全くありません。

ほおずき、美味しい。

珍しいですし、色も綺麗なのがいいですね。

そんなわけで、次回は栗が前面に出てくる「渋皮煮」「栗かのこ」などをいただいてみたいです。


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