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【京町家で日本髪暮らし】プロローグ(2020・夏)

こんにちは。和顔美人づかんのmotocoです。
私は、2020年7月23日(木)〜7月26日(日)の4日間、地毛で日本髪を結ったまま生活し、その時に気づいた事や分かった事を1日づつ書いて、伝えたいと思い今回まとめました。

最初に、今回の4日間日本髪暮らしに至った経緯までを話します。

私は2018年の春に、大阪にある国立文楽劇場に行き、人形浄瑠璃文楽を観劇して以来、女役の文楽人形が着ている和服や、日本髪に興味を感じ、自分も同じような和服を着て、同じような日本髪を地毛で結ってみたいと、思う様になりました。
まず、着付は、西陣の着付教室に通い、なんとか着ることができるようになりました。
次に、和服は、大阪や京都の古着屋に行き、それらしい柄を買うことが出来ました。
そして、日本髪は、どこで何を結えば良いのか分からなかったので、情報収集を日々して過ごしていました。

2019年の春、ぼんやりとTwitterを眺めている時、京町家のゲストハウスを運営している錺屋さんのアカウントに投稿されていた美しい日本髪の写真を見て、これはチャンス!!と思い、髪結いを担当していた結髪師の聖子さんに連絡を取り、11月に国立文楽劇場で文楽公演中の際は地毛結いの日本髪で文楽観劇をしたい、と言い結髪の予約をしました。

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錺屋さんにて2019年9月に行われた【髪結ひことはじめ】では、募集していた地毛結い日本髪のモデル2人の内の1人として運良く選ばれ、結髪師の聖子さんに、この時に初めて日本髪を結っていただき、この経験により、11月の文楽公演が非常に待ち遠しくなりました。
そして、【髪結ひことはじめ】の時撮った写真が、Twitterで多くの人に拡散され、ええ!!日本髪に興味を持っている人はこんなに多いの!?と、改めて驚きました。

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そして、2ヶ月後の11月に行われた文楽観劇当日は、結髪師の聖子さんに『江戸風割り鹿の子』を結っていただき、その日本髪に、用意した和服姿で国立文楽劇場まで行き「日本髪で文楽観劇」ということが、出来ました。
この時は2回目の日本髪でしたが、初めての日本髪時とは違い、自由に歩き回れた事もあり、めちゃくちゃ嬉しく、ワッハ上方まで行き、上方落語家風の写真を撮って遊ぶこともでき、又、日本髪姿での身のこなしについて驚きや発見も多く、知識を深めることもできました。

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これからも日本髪を結って国立文楽劇場に行こう!と、のほほんと考えていた矢先に「新型コロナウイルス」という文字が京都にも現れ始めました。
文楽公演はどんどん中止になり、ふおおおおお!?何が起こっているの!?という状態になりました。
6月に大阪に訪れた際、国立文楽劇場の正面に、医療従事者に敬意を表した浅葱幕ののぼりが掲揚されており、思わず見てしまいました。

日本髪を結って文楽観劇をしたい。
でも、これからは、京都から大阪に気軽に行き文楽観劇や遊ぶ、というのは難しい。しかし諦めるのは悔しい。待てよ?...「日本髪を結って4日間京町家で泊まる」というのは、もしや面白いのでは?と、ふと思いついたのが2020年6月も終わりの頃。

京都は、嬉しいことに京町家を利用したゲストハウスが多くあります。
京都市内のゲストハウスの個室に泊まり個人で楽しむのは、大丈夫なはず....と考え、今回、4日間日本髪暮らしを企画しました。

次回、4日間日本髪暮らしの初日。
祇園の結髪師さんに日本髪を結ってもらった後、大正ロマン溢れるすてきな京町家のゲストハウスに宿泊します。




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