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内定において大切なこととは。

あけましておめでとうございます。

前回の続きで、内定をいただくために
大切なことをお伝えしようと思います。

わたしは採用支援を合計3年し、
こんなことをしてきました。

◎キャリア相談年間200件以上
年間成約最高48件面接指導(日英)3年

ほぼ週1でどなたかを
内定までアシスト
させていただいていました。

そんな経験と自分の転職経験から
このエントリーを読んだ皆さんの
就職活動・転職活動の
お役に立つことができれば幸いです。

前回のエントリーはこちら。


就職界隈のデータと所感

さて、雇用が冷えてるという
ニュースを耳にはしますが
新卒内定率は
例年と同様みたいですね。

『12月1日時点の大学生(大学院生除く)の就職内定率※1は93.4%(-2.0ポイント)※2と20年卒と比べ低くなりましたが、例年並みの数値となった』

有効求人倍率も、
2019年がかなり売り手市場で
1人に対して1.5の求人が
あるわけでしたが

今はほぼほぼ1なので
有効求人数=有効求職者数
となっているわけです。

ただこれ、職業安定所で
求職している人をベースに
しているので、あくまでも目安です。

仮に全国でも
求人数=求職者数という
等式が成立してたとしても、

下の引用を拝見すると
希望する仕事には
就けない可能性も
御多分に洩れずあるわけです。

宿泊業,飲食サービス業(38.2%減)、生活関連サービス業,娯楽業(35.4%減)、卸売業,小売業(32.6%減)、製造業(29.4%減)、情報通信業(28.6%減)などで減少


加えて所感を。
わたしは2016~2020年まで
採用に関わる仕事を
していたものですから

コロナ前、つまり
2019年までの
空前の売り手市場から一転
コロナで買い手市場になった
現場をまざまざとみていました。

▽内定取り消し
転職先がコロナで倒産
人員整理
退職勧奨
▽休業


これらを肌で感じていました。

ちなみに現状の転職市場は、
書類選考通過率が10%
ほどとなっています。
(通常はだいたい20〜25%)

内定で大切なポイント



企業の目がシビアになっている
こんな状況でどう内定に結びつけるか。

内定で鍵になるのは
当たり前ですが、面接。
3〜4回で決まるわけですから、
書類選考が通る前から
面接準備をするのが理想です。

でも、お仕事をしながら
転職活動って、
体力的・精神的にも
結構キツいんですよね。

わかります、その気持ち。

だからこそ、
わたしは面接に行かれる
転職希望者の皆さまに
か な ら ず!!!!
伝えることがありました。

そのなかでも3つ
転職希望の方々が
《意外と》できていない
ポイントを3つ紹介します。

ポイント1:とにかく調べる!

いやいや、やってるし!
という声がもうすでに
聞こえていますが

『それ、本当に本当に本当に調べてますか?』

会社のウェブサイトを
ちょろっとみただけ
ではありませんか?

会社の評判を
口コミサイトでみただけ
ではありませんか?

もちろんそれはいいのですが、
こんな視点がもっと大切です。

・企業が提示している理念
・事業内容
・(上場企業の場合)IR情報
・面接官、社長、従業員のSNS

これらを読み込み、
会社のことを
自分で説明できるくらいまでに
落とし込んでください。

そして理念やビジョン、
バリュー・ミッションなどから

どんな人が欲しいのか?を読み取り、さらに自分のどこをアピールするとより企業に刺さるのかを考え、それを面接で伝えるのです。

調べる、とは
『面接でより自分のどの部分をアピールすれば良いか』
知るために行うのです。

残業多いかな〜、
年収上がるかな〜、
有給取りやすいかな〜、
こんな情報も知っておくに
越したことないですが

それらは内定が
手中にあるからこそ
考えられることなので、

まずは
内定をもらうことに全集中(!)です。

ポイント2:ポジティブで着地する


面接って、ちょっと自分の
弱いところを聞かれる場面や
答えにくい質問
ありますよね。

そんなとき、どうしてますか?

わたしの弱点は○○なところです。
○○と言われることがあります。
○○な上司やチームは合いません。
などなど。

それで終わっては勿体無い!!

面接で答えにくい
ちょっとネガティブな答えや
弱みを出す場面では

ポジティブで着地することを
心がけてください。

そういった場面も
自分のアピールに
替えるわけです。

例えば


わたしはどんなときも考えすぎなところがあります。
それで仕事のスピードが落ちてしまう場面がありますが、それは正確に物事を進めたいという思いがあるからです。
なので、絶対に間違ってはいけないところではこの慎重さを発揮し正確性を求めつつも、考えていても仕方なく、進んでみなければわからない局面との違いを認識して、そのような時にとりあえず行動して経験する、ということ意識しています。そのおかげで、だいぶ仕事の効率は上がったと感じております。

みたいな。

かなり抽象的表現なので
ここからまたブラッシュアップが
必要ではありますが、

ネガティブ→ポジティブへの変換
は伝わったでしょうか。

こういうことを
意識してみてください。

ポイント3:具体エピソードを準備する

これが一番大切で、
あまりできている方が
いらっしゃらない分

このポイントを押さえたら
面接ではかなり納得感を
持ってもらえるでしょう。

先の弱みの例も
抽象的だったように
もっと「面接官」が
「イメージできる」ような
説明が必要なんです。

そしてそれは
「聞かれて」答えるではなく、
特にポジティブな場面では
「自分から」添えることが大切。

例えば
今までで一番成功したと思うことはどんなことですか?
と聞かれたら、
どのように答えていますか?

質問はかなり抽象的ですよね。

だからこそ
「いつ」「どんなこと」をして
「どんな結果」で「こんな理由」で
成功したんだ、ということを
はっきりくっきり伝える必要があります。

例えば新しいシステムを導入する
プロジェクトだったとしましょう。

成功したと思うことは、新しいシステムを導入するプロジェクトです。もともと、部門では効率化が課題となっておりました。勤怠管理と経費精算、人事管理システムがバラバラで、それぞれ従業員が入力しなければならず、バックオフィスもそれを管理するのが大変で毎月締めになると残業が不可欠で30時間以上していたと思います。そこで3つのシステムを比較し、勤怠・経費・労務管理が一括でできるシステムを導入することにしました。半年ほどかかって導入し、トラブル対応や従業員のトレーニングが大変でしたが、皆さんにメリットをその都度お伝えし、協力していただいた結果1年ほど経ってスタッフの方々の入力も簡素化し、管理もシンプルになりました。おかげで新システムの満足度が90%になっています。残業も減り、今では10時間ほどに抑えることができていて、業務効率も上がりました。
皆さんから感謝していただくことができ、このプロジェクトは成功だったと感じています。

これに加えて、
予算・人数などの規模感も
把握しておくと良いでしょう。

このようなエピソードを
2つ(できれば3つ)
どのような質問が来ても
引き出せるような状態にしておくと
面接では非常に優位です。

終わりに

いかがでしたでしょうか。

面接のお手伝いを
させていただいていても

上記ポイントは
「わたしはできている」
という意識を持っている方が多いです。

その上で模擬面接をすると
案外覚えていなかったとか
知らなかった会社のこととか
アピールが足りずじまいとか

という状況になります。

なので、
自分が企業の面接官だとして、自分の回答を以って採用したいと思うかどうか?

●自分が話していることは企業が自分を知る上で役に立つことかどうか?

という目線を持ちより周到な準備をして
面接に臨んでいただけたら、と思います。

皆さまの就職活動・転職活動を
心より応援しております。
疑問質問はコメントからどうぞ。

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