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認知症の予防はいつから?

こんにちは!和風会メディカルフィットネス事業部の神谷です。

本日は認知症予防に関するお話です。

近年、認知症を発症する前の予防的な取り組みが重要視されています。

確かに認知症は不可逆的な病気であり、発症しまってから完治する手段は現在は無いとされています。

そのため、進行を遅らせていく、もしくは周縁症状を抑える薬物治療や、回想法などの非薬物治療により、ご本人やご家族の方のご負担を軽くするための治療が主とされているのは、すでに一般的ですね。

近年は、認知症の前駆症状と言われているMCI(軽度認知障害)を予防することが、認知症予防に有効であろうというところから、様々な研究が進められています。

特に私達のように予防の現場で働くものにとって関わりの深い、有酸素運動を中心とした身体活動は、認知機能の維持及び改善に有効とされており、そのリスク把握から改善のための各種の手段まで、徐々に広がりが出来つつあります。

一方で、認知症やその予防に対しての「ある種の抵抗感」みたいなものも表には見えにくいですが、感じることがあります。

確かに「高齢者の病気」という認識が一般的にありますから、年齢が50代くらいまでだとまだまだ関係ない病気という認識かもしれません。

ただ、認知症のリスク要因として大きなものの中に「加齢」があり、これは人間に等しく訪れることであるため、この超高齢化社会においてはだれもがそのリスクがあり、予防の必要性があると言えます。

特にアルツハイマー型認知症では、アミロイドβとタウ蛋白の蓄積が進むことによって起こるとされ、その蓄積は発症の20年~30年前から進み始めていると言われています。

例えば80歳で発症するとしたら、早ければ50歳ごろから・・・

なってからは予防できません。

ですから、早めにリスクを知り予防に努めていくことは、100%予防することはできなかったとしても、いくばくか予防や発祥遅延に貢献することが出来たら素晴らしいことだと思います。

近年は、そのリスク要因の把握するための血液検査も開発され、保険適用にはなっていないようですが、実施できる医療機関があり、その数は増えつつあります。

認知症予防は社会的にも大きな課題の一つ言えますので、我々も予防のために出来る限りの貢献をしていきたいと思います。


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