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回顧録

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これまでの人生を振り返ります。
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#回顧録

早すぎたメタバース~セカンドライフで恋をした

早すぎたメタバース~セカンドライフで恋をした

2007年あたりの1、2年間、SecondLifeという仮想空間が大流行したことを覚えている方いますか?
わたしは2007年に数十年住んでいた横浜から大阪に帰郷したばかりで、友人もおらず、なじみの店もない孤独な状態のころでした。そんなときに、テレビでセカンドライフの宣伝を見てやっていみようと思ったのがきっかけです。何しろガイドブックまで出版されてましたからね。すごいブームでした。幸い仕事柄、PCだ

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[創作回顧録] 散文詩「憂鬱」~高校生のの頃こんなの書いてた自分ていったい...

[創作回顧録] 散文詩「憂鬱」~高校生のの頃こんなの書いてた自分ていったい...

高校生の頃に文学青年かぶれだったことは以前の記事に書いたとおりですが、またまた出てきました。散文詩「憂鬱」。これは未完(笑)なんだけど、書いた覚えがあまりないですね。おそらく高校ニ、三年生あたりかと思います。

散文詩:憂鬱

枯葉
僕が立ち止まったこの並木道には死骸がごろごろしている。乾いた血の気のない醜い死骸だ。ぼくはそれらをわざと踏み潰しながら歩いてきた。ふと上を見上げると天井では処刑の真っ

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日常に潜む光と影~海外渡航雑記

日常に潜む光と影~海外渡航雑記

いずれも一九八〇年代のことであるから、現在と齟齬があるかもしれない…

ドイツ銀行の裏道

一九八五年冬、フランクフルトは大雪でトランクを引きずってホテルから目と鼻の先だというのにメインストリートを歩くだけでも大変だった。目的地はドイツ銀行。やっとの思いでたどり着いたが荘厳な建物を見上げるだけで「天下のドイツ銀行」の風格に気圧された。その日は、ドイツ銀行で欧州通貨統合(マルクやフランなどの「ユーロ

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[ギター遍歴#7] かつての仲間たち

[ギター遍歴#7] かつての仲間たち

社会人になって兵庫県から横浜へ引っ越してから購入し、大阪に戻った今はもう手元にないギターたちの紹介です。

右から順に。
タカミネのエレガット。モデル、年式は忘れました。弾きやすかったですね。コンデエルマノスを買ったときに下取りに出しました。
オベーション。カスタムレジェンド?。
弾きやすかったですが、オベーションは弾き語りには向きません。座って抱えるとずり落ちる(笑)。ヘッドウェイを買ったときに

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[回顧録] ヴォルク・ハン~前田日明が見出した最高の格闘家

この動画にすべて語られているので何も言うべきことはないですね。
とにかくRINGSが見たくてWOWOW加入して、ハンが初登場したときは本当にびっくりしたしずっとファンでした。
前田日明引退後、かげってきたRINGSをしばらく支えていたのも彼でしたし、義理堅い男です。かっこいい。
ノゲイラとの話も有名だけどハンらしいですね。
あのころの格闘技はおもしろかったなあ。K1とかも初期は良かった。
ナンデモ
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人生の一片を表す1枚

人生の一片を表す1枚

撮影した写真を見ればその人の人生がなんとなくわかる。もちろん全部ではないが、すくなくとも一片を捉えることはできる。過去に撮影したこの写真。

ボンベイ・サファイア。シングルモルトとともにわたしが愛飲していたジンだ。冷凍庫で凍らせてストレートで飲むと最高に美味い。安物のジンではだめだ。タンカレーでも良いが、わたしはサファイアのほうが好きだった。

MGB。一時期旧車にはまって1975年式MGBに乗っ

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シャンゼリゼのホテル・カリフォルニア

シャンゼリゼのホテル・カリフォルニア

イーグルスのホテル・カリフォルニアは実在しない。
しかし、同名のホテルがパリ、シャンゼリゼ通り近くにある。
パリには1980年代後半に仕事でのべ2年ほど滞在したが、わたしが長期滞在したのはこのホテルだ。

確か当時から4つ星ではあったと思うが、こんなに豪華ではなかった。ヨーロッパにありがちな築年数が長い風格ある建物だったが、外装内装ともにかなり劣化しており、場所がパリでシャンゼリゼ、凱旋門が目と鼻

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「ワイルドサイド」とは何だ?~ルーリード、Grim Spanky他

「ワイルドサイド」とは何だ?~ルーリード、Grim Spanky他

おはようございます。昨日「今、このnoterが面白い」で取り上げてもらったおかげでしょうか、急にスキやフォローが増えて仰天しております。感謝感謝。まあしかし私のNoteは日々のつぶやきみたいなものだし、老境を迎えつつある今、人生の回顧録でも書いてみようかと思っただけのマスターベーション的な記録にすぎないのであまり期待しないでください(笑)。いずれそのあたりは、自己紹介を兼ねて固定ページの記事で書く

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[回顧録1] 自由が丘で待ちぼうけ

もう数十年前になりますか、渋谷のスナックの女の子に惚れましてな。水商売の子を平常に誘っても...という空気を読めなかった若造でして、日曜日の午後自由が丘でデートに誘いました。駅前で待つこと3時間。よく待ったもんだと今思うと不思議ですが、改札から出てくるのをずっと待ってました。NSPのこの名曲がリアルに響く思い出ですねえ。