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【おさらい】SNS運用の概略

今週もウェブ解析士のnoteをご覧いただきありがとうございます。
実は「中の人」、現在上級SNSマネージャー講座を受講中で、現在は中間課題に取り組んでいます。
日々の業務に、中間課題。noteを書くためのインプットが追いつきません。
そこで、今回はSNSマネージャー養成講座でも取り上げられるSNSの特徴などをまとめて、おさらいをしてみようと思います。

デジタルマーケティングでSNSが利用される理由

企業のマーケティング活動で、SNSの重要性は耳にタコができるほど効いていますよね。では、なぜ企業はSNSを通した発信をするのでしょうか。
まぁ、色々と理由はあるでしょうが、「中の人」個人的な見解ではやっぱり認知獲得なんだろうと思います。
SNSをやらないよりは、やったほうがブランドとのタッチポイントが増えるわけですよね。さらに、認知の先にプレファレンス(好意度)の上昇を期待することができるんです。例えば、Twitterのようなフローメディアで接触回数が増えることで、単純接触効果が期待できます。他のSNSも利用しているユーザーであれば、SNSごとで接触できると一層効果を期待できるようになりますね。

単純接触効果
ある刺激に接触し続けることで,刺激に対する知覚情報処理レベルでの処理効率が上昇することによって刺激への親近性が高まる。この親近性の高まりが,刺激自体への好ましさに誤帰属される。
要するに、触れる機会が多いほど対象を好きになる効果のことですね。

参考:(公社)日本心理学会

タッチポイントを作ることが大事なわけですから、「投稿の質より量が求められる」という教訓(SNSマネージャー養成講座で習います)の意味がよくわかりますね。
特に、若年層になるほど「タグる」と言う言葉に表されるように、SNS上で検索行動を行います。

出典:https://markezine.jp/article/detail/42370

SNSを活用した戦略立案の手順

SNSを活用した戦略立案の手順はそんなに複雑ではないようです。

  1. ビジネスの目的を確認(WHY)

  2. SNS運用の目的を設定(WHY)

  3. ターゲットを設定(WHO)

  4. 利用するSNSを選定(WHERE)

  5. 運用方法を検討(HOW)

ビジネスの目的を確認

SNSを通してどのように事業貢献するのかを検討しなければ始まりません。そのためには、事業の目的を最初に確認します。
例えば、売上を年間20%アップする!などの当期の数値目標とかでも良いですね。

SNS運用の目的を設定

ビジネスの目的を理解したら、それにどうやってSNSで貢献するかを考えます。認知向上、ウェブサイトへの送客など、さまざまな目的が想定されますね。
例えば、売上20%UPするために、商品認知を狙いましょう。といった具合です。

ターゲットを設定

次に、誰に向けて発信するのかを明確にします。マーケティング施策を打つならば避けては通れない課題ですね。
例えば、現在の購買層が男性に偏っているとすれば、女性の商品認知向上が売上につながるかもしれません。商品そのものが、若年層向けなのであれば、SNSでのターゲットも若年層向けになるでしょう。

利用するSNSを選定

それぞれのSNSには特性があります。設定したターゲットにリーチしやすい媒体を選定すると良いと思います。
例えば、女性の若年層をターゲットとするのであれば、女性ユーザー・若年層ユーザーの多いInstagramが相性いいかな。Facebookは見込みユーザー少なそうだなとか、そんな感じで考えてみましょう。

運用方法を検討

ここまできて、ようやく「どんな投稿しようかな」とか「どのタイミングで投稿しようかな」とか「広告は必要かな」などHOWの部分を検討します。

どのSNSを使う?

さて、利用するSNSの選定基準がわからなければ、選ぶに選べませんね。ここでは各SNSの特性を見てみましょう。主要な3つのSNSの特徴はこんな感じですかね。

そのほかにも、LINEは国内ユーザーが9400万人と利用者が多く、すでにインフラ化しています。プッシュ通知により開封率を上げやすいといった特性があります。
動画コンテンツで言えば、YouTubeは6900万人の国内ユーザーを抱えるレコメンデッドメディアとして親しまれています。より短い動画コンテンツならば、TikTokですね。ユーザーは950万人と少なめながら、10〜20代のユーザーが多いという特徴があります。また、TikTokはミーム(模倣)文化があり、UGC(ユーザーによる投稿)が生まれやすい特性があります。その特性から「TikTok売れ」なんて言葉も生まれています。

画像コンテンツが中心のInstagramや、動画コンテンツが必要なYouTubeやTikTokなどはコンテンツの作成にリソースが必要になるので、自社が持ち出せるリソースなども検討材料にしながら選定をおこなっていくのがいいかもしれませんね。

国内ユーザー数参照:https://www.comnico.jp/we-love-social/sns-users

まとめ

現在、国内企業のSNS利用率は36.7%だそうです。(https://bit.ly/3N82NGm)思ったより高くないですね。しかし、年々増加傾向にあるそうです。となってくると、考えられるのは「周りが始めたから、我が社でも」と安易に飛びつくケースです。とりあえずで始めてしまうと、貴重なリソースを割いて結果何も残らないどころか、従業員のモチベーションが下がるなどの事態を引き起こしかねません。
なんのためにSNSをやるのか、誰に向けて発信するのか、そのための媒体は何を使うのか。をしっかり考えてみることをお勧めします。
困った時は、SNSマネージャーに聞いてみるのもオススメですよ!(笑)

あとがき

今週も最後までお付き合いいただきありがとうございました。
上級SNSマネージャー取得に向けて頑張っている「中の人」ですが、せっかくなので学んだことを共有するような記事を書いてみました。
しかし、上級ウェブ解析士取得の際も感じたのですが、実務に即したカリキュラムな上、他者(同期生)の意見に触れられるのですごく勉強になるなと、今回の上級SNSマネージャー講座でも感じています。
興味があれば、ぜひ公式サイトを覗いてみてください。↓

ちなみに、「Twitterは質より量」は事実のようです。上級SNSマネージャー講座ではTwitterで5投稿/日と言う課題があります。その課題を実践中に「中の人」のフォロワーさんから下記のようなコメントをいただきました。

毎日5投稿の効果を、【「中の人」のアカウント】の様子で実感中 |д゚)
Twitter開くと表示されるすごい。

それではまた来週お会いしましょう。

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