見出し画像

【イベントレポート】デザインの質が飛躍的に上がる!4軸 × 3ステップで整理する「ゴールの可視化」

ワヴデザインではWab Design Schoolという学びの場を提供しており、関連する公開講座をオンラインで不定期に開催しています。イベント開催にあたってはPeatixなどから募集を行っていますので、ぜひ下記のリンク先からチェックしてください。(Peatixのフォロワー登録をオススメします!)

2023年1月9日(月・祝)にはWab Design Schoolの公開講座として《デザインの質が飛躍的に上がる!4軸 × 3ステップで整理する「ゴールの可視化」》を開催し、デザイナーとして必要な「本質を問い続ける姿勢」を日常業務の中で実践する際に役立つ「ゴールの可視化」というフレームワークをご紹介しました。


ゴールの可視化とは?

講座のタイトルにもなっている「ゴールの可視化」とは、一体どのようなものでしょうか? 講座開催に向けた告知の中では「ゴールの可視化」について以下のようにお伝えしています。

「ゴールの可視化」とは?
日ごろ頭の中で終わらせてしまいがちな前提整理やちょっとした検討を、改めて目の前に可視化して整理するフレームワークです。4つの軸と3つのステップによって検討精度を飛躍的に上げることができるため、デザイン制作はもちろん、プロモーション企画やLP / バナーの数値改善、組織や経営の課題解決といった、大小さまざまな取り組みに活用できます。

(「ゴールの可視化」とは?:講座案内ページより)

今回の講座では4つの軸と3つのステップを使うことで「ゴールの可視化」を促し、ゴールを明確にすることで「本質を問い続ける姿勢」を日常業務の中で実践しやすくすることを目指しています。
この「本質を問い続ける姿勢」は、Wab Design Schoolが生み出す人材像であるデザインジェネラリストにとって欠かせない要素であり、今回の講座に限らず、ワヴデザインの価値観を構成する基盤の一つにもなっています。

講座の内容

Wab Design Schoolでは数ヶ月に渡るプログラムを通じて「本質を問い続ける姿勢」を身に付けますが、今回の講座では限られた時間の中でその考え方の一端に触れられるよう、「小規模食品メーカーのWebサイトリニューアル」を題材としたワークショップを通じて「ゴールの可視化」に挑戦しました。

小規模食品メーカーのWebサイトリニューアル案件
[依頼内容]
・ホームページの閲覧数が月に100件程度しか無く改善したい
・社長から直々の指示でリニューアルを命じられた
・現在のサイト構成はトップページ含め12ページ
・予算は50万円程度
・3ヶ月後の期末にはリニューアルを完了したい

(「小規模食品メーカーのWebサイトリニューアル案件」:講座資料より)

このようなWebサイトのリニューアル案件に携わる場合、皆さんはどのように前提条件の整理や検討を進め、業務上のゴールを可視化するでしょうか?今回のワークショップでは「4軸 × 3ステップ」をその道標として活用していきました。

網羅的に整理するための4つの軸

「4軸 × 3ステップ」は、まず状況の整理から始まります。4軸の1つ目として「施策を行うことになった理由」「解決したい課題」など、今回のリニューアル案件を状況という軸から整理し、前提条件を網羅的に把握することで「Why(なぜやるか)」「What / How (何をどうやるか)」といった項目を明確にしていきます。

網羅的に整理するための4つの軸

精度を上げるための3つのステップ

4つの軸を使って前提条件を整理したら、次に3つのステップを通じてその精度を上げていきます。1つ目のステップは「言語化」です。4軸を使って整理した内容を言葉にしながら書き出していくことで、分かっていたつもりの事柄を反芻し、改めて深く理解していきます。

精度を上げるための3つのステップ

受講者の感想

今回の公開講座には現役のデザイナー/ディレクター/エンジニアなどが参加し、4つの軸と3つのステップを使って「ゴールの可視化」に取り組みました。講座終了後の参加者アンケートでは、全ての方から「満足できた」「とても満足できた」といった回答があり、また理解度についても「理解できた」「とても理解できた」といった回答で占められるなど、大変好評をいただきました。

全ての参加者が「満足できた」「とても満足できた」と回答
全ての参加者が「理解できた」「とても理解できた」と回答

また、今回は主にクリエイティブな業務での活用を念頭に置いた内容のワークショップを実施しましたが、参加者アンケートでは、専門性の高い制作現場での業務だけでなく「営業事務など様々な業務で汎用的に活用できるのではないか」といった感想も複数寄せられました。

実際にお仕事されながら培われてきたフレームワークだからこそ、血が通った感覚があり、実践的でありながら汎用性のある講座であると感じました。また、デザイナーやデザインの課題解決に限らず全てにおいて必要な思考法だということが、事例(総務として営業事務の採用を任された場合)もふまえ腑に落ちたので、デザイナー以外の友人や同僚にもぜひ勧めたいと考えています。

(「受講者の感想」参加者アンケートより抜粋)

デザインだけでなく汎用的に活用できる知識であり、年代や役職関わらず言語化は仕事を進めるにおいて重要なことである。

(「受講者の感想」参加者アンケートより抜粋)

Wab Design Schoolにはデザイナー以外の仕事をされている受講者の方もおり、実際にデザイン業界で培われた知見を他の領域に活かしていますが、今回の講座でご紹介した「4軸 × 3ステップ」も業務に関わる前提条件の整理や検討に取り組む際の道標として「ゴールの可視化」の精度を向上させることに役立ち、クリエイティブな業務に限らず、様々な場面で汎用的に活用できるものです。

Wab Design Schoolのプログラムは法人向けの企業研修などでご活用いただくことも可能です。組織やチームの課題に合わせてカスタマイズしたセミナー・ワークショップなども実施していますので、企業のデザイン人材育成などをご検討の方はWab Design Schoolの法人窓口へお気軽にお問い合わせください。

Wab Design Schoolでは受講生を募集しています

ワヴデザインでは ”デザインジェネラリスト” を育てるオンラインスクール「Wab Design School」の受講生を募集しています。
数多くのブランディングやデザインコンサルティングプロジェクトを手掛けてきたワヴデザインの社内教育プログラムを元に開発された、論理的思考力やコミュニケーション力重視のデザインカリキュラムにより、現場で求められる課題解決スキルが着実に身につく完全オンライン型のスクールです。

■こんな方に向いています
・ビジュアルだけでなく情報設計や課題発見など上流からデザインしたい
・仕事の範囲を広げて年収をアップしたい
・今後長く通用するデザイナーでいたい
・フリーランスとしてやっていけるスキルを身につけたい
・説得力のあるデザインを作れるようになりたい

Wab Design Schoolの詳細はこちらから。
まずは話だけ聞いてみたい、という方も大歓迎ですので、お気軽に個別相談会へお申し込みください。

体験講座などのイベントも開催しています。
また、Wab Design Schoolではオンラインで様々なイベントを開催しています。公開講座や「いきなり個別説明会はちょっとハードルが高い...」という方のためのイベントなども行っています。ぜひお気軽にご参加ください。