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好きなものを大切にしていく

今回は前回の話の続きを
書いてみようかと思います。




それは大みそかの日。
自分の部屋の掃除が大体終わった
私は母のことを手伝っていました。

十年以上手付かずになっていた
雑多なものが置かれた
クローゼットでの掃除です。

びっくりしたのですが、
そこには子供の頃のものが
けっこう残っていました。


小学生の頃の名札や
描いた絵やカスタネット。

友達と写るたくさんの写真に
勉強で使っていたファイル。


懐かしいと思いながら
作業を進めていきます。


必要なもの、いらないもの、
どうするか決められないもの、、、

そんな基準で仕分けしていると
見たことのない冊子が
目の前に現われました。

表紙には「Nou‐Rie」
と書いてあります。




「これは何?のう、りえって何語?」

母に差し出すと知らないと言います。
もちろん私も知りません。

裏返すと日本語で解説があり、
それが「ぬりえ」だということが
わかりました。


よく見ると表紙には名画、、、
らしき絵が描いてありました。

(美術に疎くてすみません)


少し二人で話し合って、
おそらく父の買ったもの
だろうと推測しました。

というか、私も母も知らないので
そうとしか言いようがありません。




大人用の塗り絵。
最近流行っていますよね。



母は私に「やってみたら」
と言ってきます。

私は美術はどんなに頑張っても
3以上にはならなかった生徒です。

イラストを描くことは
けっこう好きだったのですが、
センスはなかったようです。


私は冊子を手に取りました。

どうやら色鉛筆で塗るだけでなく
絵の具で塗ってみてもいいようです。

元が名画なのですから、むしろ
そちらの方が正しい使い方
なのかもしれません。



かくしてNou-Rieは
私のものになったわけですが、

どうしてこんなものを
絵心のない父が買ったのか
未だに不明です。






実は私は趣味と呼べるものが
あまりありません。

とりあえず漫画やアニメなど
見るのが好きだったり、
多少音楽が好きだったり、

あとはこうして書くことが
好きなくらいです。


スポーツが好きだったり、
芸術の趣味があったり、、、

こつこつ続けていたりする方には
特に尊敬の念を抱いています。

おそらく私は物事を長く
続けるのが苦手なんです。



何かをすごく好きで
ずっと続けている人は
私からは輝いて見えます。

熱意や情熱を感じます。

そういった自分にないものに
憧れるような感情があります。




好きなものを大切にしたい。

そんな気持ちこそ
大切にした方が
いいのかもしれませんね。




少し遅くなってしまいましたが、
今年もどうかよろしくお願いします。

サポート頂けるととても嬉しいです。おいしいものを食べてもりもりとまた新鮮な記事を書こうと思います。