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色鉛筆のこと

小学生の頃はイラストレーターになりたくて、毎日絵を描いて過ごしていました。
当時は漫画の絵を模写するのが好きだったので正確には漫画家になりたかったのかもしれません。

ある年のクリスマスに、祖父に水彩色鉛筆を買ってもらいました。
カラフルな上に水彩画のように描ける魔法のような色鉛筆をもらい飛び上がるほど嬉しかったのですが、どのように使ったらいいのか分からず大切にしまっていました。

そんな時に母が買ってくれた本。

秋草愛さんと何人かのイラストレーターさんが参加しているこちらの本。
色鉛筆の使い方やイラストの描き方が載っていて、フルカラーなので見ているだけでも楽しいのです。
小学生の私は雷に打たれたような衝撃を受けました。色鉛筆だけでこんな素敵な絵が描けてこんなに表現できるんだ、と。
そして、毎日毎日隅々まで眺めて、真似っ子して描くほどお気に入りの本になったのでした。

大人になった今でも時々開いて楽しんでいます。私はこの本と出会っていなかったら、また絵を描き始めることもイラストレーターを目指すこともなかったと思います。
今は主にデジタルでイラストを描いていますが、アナログイラストを描くときは水彩色鉛筆を使っています。
イラストメイキングのYouTubeとか撮りたいなあと思っているのでいずれできたらいいな。

祖父が買ってくれたステッドラーの水彩色鉛筆
何色か無くしてしまいましたが現役です

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