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明るい親子創造計画!Vol.9 毒親の本領発揮編

 こんにちは!おそらく毒親育ちのよっしーです!心に残る母の名言を思い出を交えながら執筆しています。
 母は2021年で74才。このnoteは母の生きた記念です!ではvol.9始まります!

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「払いたいけどお金がないのよ!」

 春先でしょうか、役所の税務課から私宛に赤い文字で書かれた「催告書」が届きました。昨年分の住民税の滞納、150万円ほどだったかと記憶しています。

なんで?私宛?私の税金は給与天引きだけど?

 大学卒業して数年、20代前半の私はまだこのからくりを理解するには経験がなさすぎました。ですがここで初めて、「このままここにいてはダメだ」と焦りました。(遅い)
 母は私の想像以上に毒親だったのです。

 母は50才で会社を退職し、稲作をしてみたり山で筍を掘ったり「人生の楽園」(テレビ朝日)のような生活をしていました。きちんとお金を貯めていれば50才でこういう生活ができるんだな、くらいにしか私は母を観察していなかったのです。

それ、私の大きな勘違い!

「お母さん、若いころ証券会社に勤めてたんだった・・・」

と今更思い出しても無駄。催告書は手元にあります。つまり、私の名前を使って投資に励み、利益があったようです。こんなに税金がかかるくらいだから、昨年かなり儲かったようですが、なんで払ってないの??

 答えは簡単、母はリーマンショックで損失を出し追証にそれこそ追われていたので、昨年の税金が払えない状況だったみたいです。ワイドショーくらいしか見ないレベルの20歳そこそこの田舎の娘です。リーマンとか「私の人生には関係ない」と思い込んでいました。多いに影響ありました。

 世界中の投資家が大損をしたのだと思いますが、母もその一人でした。なぜ私の名義だったかというと、投資の利益にかかる税金を低減させるために、親族の名義に振り分ける節税手法をとっていたのです。私は娘なのでもちろんそのメンバーの一員に組み込まれていたのです。もちろん利益にかかる税金は普通徴収(家に納付書が来る)にしていて、母は家にいたので郵便で届く納付書を直接受け取り、私がそれに気が付くことはなかったので完全犯罪が成立していたようです。まさかそれが私にバレるタイミングが「催告書」って神様のいたずらですね。
 私は一人暮らしを許してもらえなかったし、普段から母の逆鱗に触れないように、なるべく従い、なんなら関わらないようにしていました。母にとって詮索してこない非常に都合の良い節税要員だったのです。
 それと同時に、今までの私は逃げる覚悟がなかっただけだったと気づかされたのです。準備はできていたのに、檻から出なかっただけなのです。
 さて、この滞納税は支払われなければ、まずは私の給与から差し押さえれらます。その時の私の年収は税込み300万円程度でした。

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