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【レポート】スコラボ親会 石川先生と考える教育と「学び」の選び方

はじめまして!
こちらのnoteを読んでいただき、
ありがとうございます。

私たちは、和歌山での小・中学校設立活動を行っている
一般社団法人ワカヤマスコラボです。

このnoteは、2022年1月29日に
和歌山市からオンラインで行った対談イベント
石川先生と考える教育と「学び」の選び方
の開催レポートです。
新型コロナウイルスの影響により
急遽オンラインに切り替えての開催となりましたが、
約20名の方にご参加いただきました。

左:仙石恭子(ワカヤマスコラボ代表) 右:石川一郎先生

石川先生のプロフィール

新年より、ワカヤマスコラボは新たな
ボードメンバー&オフィシャルアドバイザーを
お迎えしました。
石川一郎先生は東京を中心に日本の「探究の学び」
を牽引し、教育界で広く活躍されています。
ワカヤマスコラボの活動に共感頂き、
学校設立のサポートをしてもらえることになりました。

<石川一郎氏 プロフィール>
・「聖ドミニコ学園」カリキュラムマネージャー
・経済産業省「未来の教室」教育コーチ
・知窓学舎ミドルアウトマネージャー
・専修大学北上高等学校理事
・「21世紀型教育機構」理事

1962年東京都出身で暁星学園に小学校4年生から9年間学び、85年早稲田大学教育学部社会科地理歴史専修卒業。暁星国際学園、ロサンゼルスインターナショナルスクールなどで教鞭を執る。元かえつ有明中・高等学校校長。「21世紀型教育」を研究、教師の研究組織「21世紀型教育を創る会」を立ち上げ幹事を務めた。著書に『2020年の大学入試問題』(講談社)、『2020年からの新しい学力』(SBクリエイティブ)などがある。

石川先生の最近の記事やイベント情報はこちらです。

日本の入試テストの内容が変わる

2020年、文科省は10年ぶりに学習指導要領を改定しました。
ここでキーワードとなってきたのが
アクティブラーニング」や「探究的」な学びです。
それに伴い、大学入試改革をはじめに、
試験で扱う問題が変わってきています。
かつてのセンター試験では、
問題がすべて選択式のマークシートでした。
例えば、
「ザビエルが行ったこととして年代順に
 正しく並べたものを選びなさい」
のような問題です。

しかし、このような問題から
次のような問題に変化しつつあります。

「ザビエルが日本に来た理由を50字以内で書きなさい」

このような問題になると、
単に暗記するだけでは答えることができません。

さらにレベルを上げると以下のようになります。
「もしあなたがザビエルのように知らない土地に行き、
 その土地で知らない人々に何かを広め用とする場合、
 どのようなことをしますか? 600字以内で書きなさい。」

このように、絶対的な「正解」がない問いに対して、
創造的な「答え」を求める傾向に変わりつつあります。
これは子どもの自由な発想を狙いとしています。

このような観点から首都圏模試センターは
「思考コード」を作成しています。
思考コードについては以下のリンクを参考にしてください。

これから求められる教育を考える

上に書いたことを踏まえて
これから求められる教育について考えると、
3つの要素が必要になります。

  • 探究的な学び

  • 非認知能力

  • 自然の中の体験

「探究的な学び」では、
学んだ知識や技能、情報を集めて友達と話したりして
長期的なプロジェクトに向けて学習を進めます。
このような学びには、マークシート式のテストと
比べると数値化が難しい非認知能力を伸ばす効果もあります。
自然の中の体験は、人間は本来 自然の中で生きてきた
という視点に立ち、教室以外の場所も学びの場所と捉えています。

まとめ

今回は和歌山市からオンラインで行ったイベント
石川先生と考える教育と「学び」の選び方
についての開催報告となりました。

テストで問われる内容が変わることで、
学校での学びも次第に変わっていきます。
あなたのお子さんが大学受験をする頃には、
「もしあなたがザビエルのように知らない土地に行き、 
 その土地で知らない人々に何かを広め用とする場合、 
 どのようなことをしますか? 600字以内で書きなさい。」
のように問題になっているかもしれません。

それを踏まえた、これから求められる教育
の3つの要素。

  • 探究的な学び

  • 非認知能力

  • 自然の中の体験

これらの要素を盛り込んだ学校を
ワカヤマスコラボでは目指しています。

ワカヤマスコラボについて

ワカヤマスコラボは、和歌山に新たに
「人とまちの未来Bを作る探究
 &
 バイリンガル地方型小・中学校」

の設立活動を行っている
般社団法人ワカヤマスコラボが運営者です。
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②子どもを通わせる親の立場として学校設立に興味がある、
 もしくは応援したい
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 教育をする側に興味がある
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*FB上でグループへの参加希望を押していただいた後、
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執筆者:ワカヤマスコラボメンバー 大久剛司


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