「おまえのアプデもおれのもの」エンジニア人手不足時代の名誉不名誉をおれのものにするトリックテイキング
RayArc(レイアーク)、ならびにRayArc Astrolabe(アストロラーベ)の皆さま、おつかれさまです。新規事業ユニットです!
ボードゲーム🃏制作プロジェクトからお伝えします。
はじめに
ゲームマーケット2024秋新作のひとつである「おまえのアプデもおれのもの」は『得点計算で勝ち負けを決めるトリックテイキングゲーム(メイフォロー)』です。
最後に担当したアプリの名誉も不名誉も、おれのもの!
アプリにコミットしてアップデート項目を奪い合うトリックテイキングゲーム!(メイフォロー)
最終局面のアプリリリースで「ユーザーの評価」により大逆転アリ…!?
ストーリー
エンジニア人手不足の時代は続き…
いまや、あのアプリもこのサービスも、わずかな開発者たちが一手に開発していた…
機能の追加、カイゼン、不具合改修…
いくらアプデ(アップデート)したくても、とにかく人手が足りない!
あなたたちも、そんな世知辛い世界で生き残った貴重な開発者だ
4つのアプリを持ち回りで開発しながら、そこにいつしか、秩序(ルール)が生まれた
◆1回の開発で、アプデ項目を盛り込めるアプリは、より注力された1つだけ!
◆その名誉は、ソースコードを最後にコミット(確定)した開発者のもの!
つまりコミット番号が大きいほどエライ!
だが、アプデの名誉を得ても安心はできない
ユーザーの反応は、無情にして自由…
開発側の事情など、どこ吹く風なのだから
真の評価はリリースまでわからない…?
内容物
カード36枚
アプデ項目カード8枚
コミットカード28枚
説明書1枚8つ折り1枚
アプデ項目カード
アプリのアップデート項目に応じた評価(ユーザー数の増減)を示すカードです。評価はこのゲームにおける得点に相当します。
コミットカード
4つのアプリへのコミット(=ソースコード変更の確定)順をしめすカードです。アプリごとに1~7まであり数が大きいほど強いです。
アプリはこのゲームにおけるスートに相当します。
1.このゲームは…
得点計算で勝ち負けを決めるトリックテイキングゲームです。
トリックテイキングをおおざっぱに説明しよう
トリックと呼ばれる小さなたたかいをくりかえし、そこでの勝利(テイク)を積み重ねることで、ゲーム全体の勝利に近づいてゆくゲームです。基本、1回のトリックは1人1枚ずつカードを出しあうことで成立します。トリックごとに親(リードプレイヤー)が存在し、場に影響力を持ちます。
2.ゲームの準備
1.
コミットカードをシャッフルし手札として裏向きで各プレイヤーに配ります。
2.
アプデ項目カードをシャッフルし裏向きで山札にします。
3.ゲームの流れ
1.
親プレイヤーから時計回りで手札から任意のコミットカードを1枚ずつ場に出します。
2.
トリックの判定を行いトリックの勝利者を決めます。
3.
トリックの勝利者は、山札のアプデ項目カードを裏向きのまま1枚取得し、自分が出したコミットカードとセットで手元に置きます。
4.
トリックの勝利者が次の親プレイヤーになります。
5.
手札のコミットカードが残り1枚になるまで1~4を繰り返します。
6.
コミットカードが残り1枚になったらその1枚を公開し、得点計算を行ってゲーム全体の勝利者を決めます。
4.トリックの判定
◆アプデ対象アプリの判定
1.
場に出たコミットカードの数をアプリごとに合計します。
2.
親プレイヤーの出したアプリの合計に、さらに1を足します。
3.
合計の数が一番大きいアプリがアプデ対象アプリとなります。
◆勝利プレイヤーの判定
アプデ対象アプリのコミットカードを出した中で、一番大きい数を出したプレイヤーがこのトリックの勝利者となります。
5.得点計算
1.
各プレイヤーが取得したアプデ項目カードを公開します。
2.
アプリごとの評価点を計算します。
3.
自分の得点を以下の順で計算します。
A)トリックの勝利で取得したアプデ項目カードの枚数を合計し、枚数 × 100点します。
B)自分が残したアプリの評価点を確認します。
C)A)とB)の得点を合計します。
4.
得点が一番大きいプレイヤーがゲームに勝利します。
(同点の場合は同率1位です)
Q&A
Q
なぜ彼らはそんなに人手不足でリソースが枯渇しているのに同じアプリにチームでコミットし無駄に戦うのですか? たとえば…1人1アプリ担当したほうが効率的ではないでしょうか?
A
あなたの率直さには感動しますが、彼らにも彼らの理由があるのです。
彼らは過去の経験から極端に「属人化」を憎んでいます。その亡霊に怯えています。たとえ、もしかしたら非効率かもしれないとわかっていても、チームで取り組むことをやめられないのです。
実際、1人1アプリ担当しても新たな問題は生まれるでしょう。これが一番良いバランスだと、きっと彼らは判断しているのです。
なにが本当に正しいかは、もっと俯瞰してみないとわからないのかもしれませんね。
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