シンプルでいい!|【人生がうまくいくシンプルなルール】
どーも!
わーさんです!
日曜日ですので、「2022年に読んだ本の紹介」をしていきます。
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『スタンフォードの心理学講義 人生がうまくいくシンプルなルール』
ケリー・マクゴニガル
著者
ケリー・マクゴニガル(Kelly McGonigal)
・健康心理学者
・米ボストン大学で心理学とマスコミュニケーションを学び、スタンフォード大学で博士号(博士号)を取得。心理学、神経科学、医学の最新研究を応用し、個人の健康や幸福、成功、人間関係の改善に役立つ実践的な方法を提供する講義を展開。
引用元:Amazon
本書の概要
・人生がうまくいく、シンプルなルールがわかる
・多くの人が悩んでしまうことをわかりやすく触れている
今回は、私が読んでよかった点を3点紹介します。
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■スタンフォード大学の学生が「成功する理由」
スタンフォード大学の学生が成功する秘訣は何でしょう。それは、「失敗を厭わない姿勢」です。p12
これは、何も考えずに失敗をするのではなく、「失敗から多くのことを学ぼう」という意識があるからこそ成功することができると読んで思いました。
このようなマインドを「成長型マインドセット」と呼びます。
詳しくは下記の書籍も併せて読んでみてください。
私も読んだことがありますが、とてもタメになる一冊です。
「成長型マインドセット」の対極の言葉として「固定型マインドセット」や「硬直マインドセット」という言葉があります。
固定型は、自分におきた試練に対して、自分の実力ではどうすることもできないと諦めてしまったり、ミスに対して、周囲のせいにしたりなど、自分の理想的な展開ではない時に、その時に起きてしまった困難に対して対応することができないメンタリティーのことです。
一方、成長型はその時に起きてしまった困難に対して、どのような方法を選択すれば、軌道を戻すことができ、自身の成長につなげることができるのかを持ち合わせているメンタリティーのことだと感じています。
そのため、失敗することが悪いことではなく、失敗することは多くの学びが隠されているため、次の自分の成長の材料になるということです。
できることなら「失敗したくない」と思うのが一番の気持ちかもしれません。ただ、常に完璧にこなすことは不可能ですし、新しい挑戦をする時には必ずしも失敗はつきものです。
その失敗を毛嫌いするのではなく、どうすれば自分のタメになるのかを考える気持ちを持ち合わせることによって、大きな成功を掴むことができるのだと思いました。
■「言葉」と「行動」を一致させる
言葉と行動を一致させるためには、自分自身が持っている「価値観」との比較が重要になってきます。自分の価値観とは違う発言になっていたり、偽りの姿を纏って行動してしまうと、それはあなた自身が本当にやりたい行動ではなくなってしまうからです。
そのため、自分が「何をしたいのか」「何をしたかったのか」を表面化させる必要があるのです。そのために、優先順位を決めたり、何をどのように達成するのかを考えたりするのです。
ただ、それでも言葉と行動が伴わない時が出てくると思います。その時は、再度、「自分の価値観と向き合うための時間」だと思うようにすれば、ズレていた言葉と行動を修正することができると思います。
発言だけは達者なクセに行動はどこかテキトーな人がいたりすると、説得力が欠けているように見えてしまいます。それは、言葉と行動が噛み合っていないからです。
そうならないためにも、毎日、自分が思い描いている価値観を見つめることが言葉と行動を一致させる1番の取り組みになってくると感じました。
■やる気(モチベーション)をどう高めるか
やる気とは、「ある」もの、あるいは「ない」ものなのだと、多くの人が考えています。やる気があるか、ないか。そのどちらかだと。あるいは、使い果たしたり、切らしたりするものだと考えているのです。しかし心理学の世界では、「やる気とは、ものではなく、ましてや、なくしてしまえるようなものでもない」ことが分かっています。
人間は常に、強い意欲・やる気を持っているのです。p.150-p.151
何事において、そうだと思いますが、私たちが生きている中で充実感を得ることができない時に、そのことに対して「やる気がないから」と言ったりすると思います。私自身も生きていることに対して「やる気がない」と言ったりしてしまっている時があります。
ただ、やる気なんてことは元々存在しない。それをあるかのように思ってしまっていること自体が間違っていたのだと思いました。
生きているだけで強い意欲を持っています。生きることにやる気の有無なんて最初からないのです。
ただ、物事に対して自分の熱量を向けることができない時があると思います。それが「やる気」という基準で判断してしまうことなのかと思います。
でも、それは単純に「やり方が分かっていない」だけです。
具体的な方法を見つけることができていないため、やる気が起きないという言葉に置き換わってしまって、何もやらなくなってしまうのです。
その要因としては、自分の意思ではなく、どこか「やらされ感」の中で行動してしまっていることが問題になってしまっているのかもしれません。
そこで、本書でもありますが、「ジョブ・クラフティング」と言って、「自分なりに、変化をつけながらする」意識を持つことが大切になってきます。
上司や先輩に言われた通りにやってしまうのではなく、自分なりに遊び心を持って変化を加えてやることによって、やらされ感がなくなり、そのことをやっている意識が向くことだと思います。
少しの意識の変化によって、自分がイメージすることができていなかった具体的な方法を感じることもできてくるものだと思います。
そのような時も、自分に対してある目的を明確にすることによって、何をどのようにすればいいのかが分かってくるはずです。
あとは、変化を加えて楽しみながら、自分が意欲を持てる方法を実践すればいいのだと思います。
まとめ
今回は『人生がうまくいくシンプルなルール』を紹介しました。
特に、大人になると簡単には失敗することができないイメージや自己肯定感の低さを周囲と比較してしまって、自分の実力のなさを痛感してしまうことが多いと思います。
しかし、それは子ども時代の方が多かったはずです。子ども時代の方がわからないことだらけでも、それがおもしろそうに見えたから、そのことをどのようにすれば上手にすることができるのかを理解しようとしていたと思います。
それだけ、私たちの中には、自分を変えることができる仕組みは備わっていて、それをうまく使うことができていないだけだと感じました。
本書は、大人になり、何か「自分の人生がうまくいかない」と感じている人に変化を与えてくれる一冊だと思います。
本書を参考にして、自分の気持ちを新しいものに変えて、刺激のある日々を過ごしてください。
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