人に聞くのが1番。先達はあらまほしき事なり。
先日、こんな投稿をした。「スーツ+ノーネクタイはダサい!?」
要約すると、上下揃いのスーツにワイシャツに、ノーネクタイは時代遅れでショボく見えるよと言われたという話。
その話に反応くださった大先輩の大紳士に、紳士服のお作法を指南いただいた。
紳士ファッションの基礎ルールから、選び方、買い方まで。
既製品のお店だけでなく、オーダメイドもできるテーラーにも足を運び、イチから。
*
「紳士ファッションは引き算だ。人の目を引かないことが重要。」
ボクは意味が分からず、混乱する。
人の目を引かないこと?ファッションて、人の目を引くことが重要なんじゃ…?
浅はかなボクでした。
紳士はその佇まいからして紳士であり、着るもので目を引いてはダメ。
紳士たるものマナーを身につけるべし。ファッションで"うるさくしない"のもマナーだ。
*
そんな大前提からはじまり、服を選んでいただく。
今回の目的は、上下揃いのスーツにノーネクタイをやめることだったので、「ジャケパンスタイル」を作る。
ジャケットの長さはお尻が隠れるくらい。
シャツは特に目立たないものを。色付きボタンや柄つきの襟はダメ。
このタイプのパンツなら、ベルトなしでも大丈夫。
シャツの襟の形の選び方や、ポロシャツの選び方、他にも、オーダメイドでも、最近はジャケットだけなら3万円ほどで作れることなど、細かなことまで指導いただいた。
しかしながら、ボクは子育て中のサラリーマン。予算に限りがあるので、コスパを重視して、服選びを進めた。そこも「引き算」。
お店のランクや生地で価格調整をして、最終的に、絶妙なラインで着地させていただいた。
*
初めてのことは、人に教えてもらうのが一番。
もちろん自分でも勉強することも可能だし、少しくらいは勉強してから聞きに行くのが礼儀ではある。何から何まで聞くだけではダメだけど、でも、分かっている人から教えてもらうのが一番いい。
有料であれば、気にせずゼロから聞けるので、なお良いかもしれない。もしくは、たとえ友人に聞くとしても、相手が本職としている事柄ならば、支払う前提で聞かないといけない。
有料・無料に関わらず、聞くのが一番いい。そして、はやい。
*
紳士ファッションのルールにしたって、インターネットには大量に流れている。けれど、ネットではOKとされていることでも、今回教えてもらった紳士のマナーとしてはNGということも、たくさんあった。
強調しておきたいのが、「ネットでOKとされていること」というのも、現代の日本ではOKとされていることなので、間違いというわけではない。「紳士のマナー」を必ずしも厳守すべきと言うつもりもない。紳士服の歴史ではこうだ、なんてのはウザがられることもある。そこは、その人が何を目指すかによって変わってくるものだと思う。オシャレの定義は人それぞれ。
ただ、ちゃんとした知識を身につけたい分野のことならば、独学は避けたほうがいいのかもしれない。
今回のボクにとっては、ファッションのことであっただけ。
例えば、ボクの場合、健康を促す食生活は、いまだに独学である。健康第一とするなら、ファッションなんかより はるかに気をつけなければならないけれど、そこは、ボク個人の優先順位に従っている。
*
今回、ファッションのことをたくさん学ばせてもらったが、ビジネスマンとしても優秀な大先輩とお買い物に行くこと自体で学びが多かった。
その先輩は、お店に入るとすぐ聞く。ジャケットはどこですか?エレベーターはどこですか?
ボクは店員さんとの会話を最小限にしたいので、探しものは自分で探すのが多い。だから、目的地まで時間がかかる。
ここでもやっぱり、聞いたら早い。時短。
*
最後になりましたが、今回ご指導いただいた先輩にはこの場を借りて改めてお礼申し上げます。
本当にありがとうございました。
■■今日の教訓(ポイント)■■
自分にとって重要で、ちゃんと学びたいことならば
人に聞くのが一番よい。そして早い。
■■以上■■
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?