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7年、回り道

作家10年目、憧れのラフォーレ原宿への出展

趣味で続けていたハンドメイドアクセサリーの制作。
高校生の頃、初めて存在を知ったデザフェスは、
当時、未成年でどうやって東京に行けば良いかもわからず
「東京」「デザフェス」は空想の世界の話だった。

やがて上京し、未経験で始めた3DCGを覚えるのが大変な中でも
作家活動は副業で続け、憧れていたデザフェスの出展もした。

そんな中、原宿文化の中心、ラフォーレ原宿に出展したいと思うようになった。

活動休止を経て、5年ぶりにデザフェス出展
ラフォーレ原宿へ出展するお誘いをいただいた。

途中しんどくなって制作を辞めていた時期を全部足すと、5年。
回り道、7年。
もっと早く道筋を立てて、活動していたらなあと思う事もある。
10年も費やしたけど、その回り道で気付いたこともたくさんある。

学校の先生や、20代前半の頃、一回り以上歳が離れた人たちに、
「なんでもやり続けるしかない。」
「どれだけ時間をかけたかどうかでしかない」
「芽が出るのに毎日やれば5年、2日に一回なら10年」
と、言われて半信半疑だった。

今は続けることの大事さを痛感している。

7年は、間違った方向の努力

心が何度も折れた。
完全に辞めようと、SNSのアカ削除も考えたこともあった。

今年は、10年前からひっそりフォローしていて、
どんどん大手になって行った方からSNSのフォロ返が来たり
ラフォーレ原宿でのお誘いをいただいたり、
今までにない動きがたくさんあった!
コツコツと作り続け、技術をあげ、ディスプレイの仕方や
満足して作品をお迎えしていただくファンを増やす
など、やり続けた事で分かったことはたくさんで
やり続けることの大事さを痛感している。

3DCGも、もう9年目なのに覚えることが尽きない。
立体造形は本当に苦手で、成績も悪く20代の頃は夜中まで働いて泣きながら3Dを覚えた。
もう後戻りもできない、これしかないと思っていた「覚悟」でもあった。
でも、やり続けたからこそ、信頼を得て仕事を頂けている。
作品が好きと言ってくれる方達からの信頼と信用も大事なことに気づく。

3Dは、制作にも役立っていて、回り道の7年も無駄じゃなかったと思える。

制作や仕事を通して、人間関係も親子関係も同じで、何事も信頼と信用が必要なんだなあって今更気付いた。
全部、人対人でしかないから。


どの出来事も、全部繋がっているんだなぁと、最近思います。


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