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今年最初のボイトレ

先日、今年最初のボイトレのレッスンに行ってきました。
記事を読み返してみると、昨年末は、ボイトレの生徒仲間の演劇を観た話や、ニジプロ2のオーディションでの感想を何度か書いたり、1度しかボイトレのことを書いてなかったなと…

レッスンはいつも通り受けていたのですが、何となく自分のことより、友人や、プロを目指す若者たちの頑張りのことを伝えたくなって、書きました。

演劇に取り組む友人のことは、その後、一緒に観に行ったトレーナーさんとも話したのですが、ボイトレをしてきた成果が出ている、声の通りがひとり、違っていたとの感想で一致。
早口でセリフを話すとなると、どうしても声が上滑りになり聞き取りにくいのが、滑舌が良くなったり息が漏れなくなった分、早口でもちゃんとセリフが聞き取れることを知りました。

そういえば、この前のレッスンのとき、歌の一音一音を切りながら声を出す、という練習をしたのですが、これも歌の詞が上滑りにならず、ちゃんと発声できるということに結びついているんだなと…芝居で台詞を言うことと、歌うこととは通じているのだと、改めて思いました。

ニジプロ2の方は、NEXZが、J .Y .parkさんが作曲したMiracleという楽曲のMVを公開。まだ正式にデビューしていない前から、彼らの歌唱、ダンスのレベルの高さが評判を呼んでいるようです。


ボイトレは、地声が出やすくなったと書いたときからも、その状態は、割と維持できています。
あれほど悩んだ、声の掠れはほとんど解消できていて、午前中でも歌える日がほとんど。もちろん、そのままスーッと歌うことはせず、ボイトレの時と同じように、まず起床してするのが、エッジボイス。
それを何度かしてから、声を出していきます。
ボイトレを始まる前は、好きなときに好きな歌を歌っていたのに、今は、毎回、声を出す前に、今日も声がちゃんと出るかなと、どんな声が出るんだろう、声がスムーズに出るかなと、ちょっと不安になります。
おかしなものですね。

でも、一旦声を出してしまえば、大丈夫。
その日その日の調子にあったレッスンをトレーナーさんが考えてくれるので、調子が悪い時でも終わった頃には、いい声が出てて、やっぱり違うなぁと…
かと思えば、思ってた以上に調子がよくて、レッスンも難しいことにトライできて大満足。
次回も頑張るぞ!と浮き浮きして帰ったり。

今では、ボイトレが日々の生活の中心になっています。
考えてみれば、今年で5年目。
その割には、思ったほど上達した実感はありませんが、途中甲状腺炎を患ったり、母や父の看病や介護で中断したりと、正味、4年ではないので、仕方ありません。
よく続くねと言われたりしますが、本当に好きなことは、辛いな苦しいなとか、もう限界かなと心が萎えても、やっぱりやりたいという気持ちがまた芽生えてきて、頑張ろうと気持ちを切り替えられる。それが私の場合は、歌でありボイトレで、やっぱりこれが一番好きなことだったんだなと思います。

毎回、レッスンを録音してきて、次のレッスンまで自主練をするのですが、いつも思うのは、自分の声が気に入らないこと。
裏声で歌っていたときは、さほど感じなかったのですが、地声で歌うようになってから、これが本当の自分の声だったのだとわかって、がっかりしました。気持ちを切り替えて、ずっと歌い続けたら、トレーナーさんのようないい声になっていくかなと期待していましたが、相変わらずの声。以前から、声は神様がくれた贈り物と言っていましたが、その通りのようで、これが自分本来の声なのでしょう。

もちろん、プロのミュージシャンの中には、ハスキーだったり、低音だったり、必ずしも女性特有の声の持ち主がいいわけではありません。
結局は、歌唱力で補ったり、活かしたりできるかどうかなのだと思います。
ただ、今回、ニジプロ2のオーディションの様子をずっと観ていて、いい声の持ち主、いい声をしているとの話を聞くと、やっぱり素養的な部分での、いい声はあるんだなと思います。とはいえ、ないものねだりはほどほどにして、自分の声質にあった歌を見つけて、表現力を身につけることに集中しないとですね。

竹内まりやさんの「駅」をきっかけに、声の出し方に変化が出てきて、次のスピッツの「チェリー」も早めに終わって、現在の大橋純子さんの「シルエット・ロマンス」で、トレーナーさんから私にあっていると言われるまで、2ヶ月くらい。
それまでは、1曲に数ヶ月かかっていたのに、これは大きな変化です。

どちらかというと、楽をするより、上達したい、いろんなことを知りたい欲が強い傾向にあるのですが、トレーナーさんも、楽しく歌えたらそれでいい、無理はさせないというタイプではなく、課題をクリアするまで辛抱強く
付き合ってくれるので、1曲を終えるのに数ヶ月かかることもしばしばでした。
自分はそういうタイプなのだと、思い込んでいたので、短いスパンで次の曲をと言われたときは、ちょっとまごつきました。
と同時に、レッスンも厳しくなった気がしています。

声の出し方から、地声から裏声までの声の強さを段階的に出すこと、一音一音をくっきり切って発声する練習、ロングトーンの発声法、感情の出し方、
揺らぎ、首も顎も緩めながら声をしっかり出す練習、一番驚いたのは、ドラムのリズムに意識を集中させることです。
トレーナーさんは、現役のプロなので、ミュージカルやライブハウスでのライブを時々しています。
今回も、明日から中目黒のキンケロシアターでのミュージカルに出演することになっています。

どんなときも、ドラムが刻むリズムがベースなのだとか。
いわば指揮者のような役割を果たすそうで、生演奏になればなおさら、ドラムのリズムがすべてをまとめるんですと話してくれました。
なので、シルエット・ロマンスの伴奏をよく聴いてみてくださいと言われました。
出だしこそ、ハープの音が一番強いですが徐々にドラムの音が聴こえてきて、さらによく聴いてみると、ちゃんと一定のリズムを刻んでいたのです。
これには、びっくり。

星野さんのライブのバンドメンバーは、大体いつも同じ顔ぶれで、ギターはこの人、キーボードはあの人と名前と顔を覚えただけでなく、演奏の仕方や音まで、記憶できるようになって行きました。
なので、たまに違う人が演奏すると、その個性の違いを感じてきました。
ドラムも、KさんとTさんとでは、こういうところが違うなと感じてきたのですが、どうやら、ベースになるところは同じようです。

あくまで、素人の感じ方ですが、その曲のリズムは誰が演奏しても、芯の部分は、変わらないのかな。そこに何を加えるか、飾っていくかが、個性なのかなと感じました。

振り返ってみると、わずか2ヶ月くらいで、これだけのことを教えてもらってきたんだなと…
あとで、テレビなどで音楽を専門とする人が話すを聴いてみると、トレーナーさんと同じことを言っているのです。
それにも驚きました。
トレーナーさん自身、勉強をして、レッスンにも通って、知識と実戦の両方を磨いていることを最近知りました。
すごいなと思います。

次回のボイトレレッスンは、今月末。
それまで、シルエット・ロマンスと、他にも違う曲を、喜劇などいいですねと言われたので、自主練していこうと思います。
そんなわけで、今年も、ボイトレの一年になることでしょう。







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