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今日はWWDC(アップル社の開発者会議)だった。基調講演をリアルタイムで観ることが出来たのは初めて。これもアフターコロナで就活中だからこそ出来ることである。

講演のプレゼンテーション自体は、昨年までと同様。それぞれのハードウェアやソフトウェアの開発の責任者達が新しい目玉を紹介。今年はアップルの円形の社屋の様々な場所から中継を行うというスタイル。アップルの製品の多様性を訴えるのにこれ以上ないセッティング。ヴァーチャルな全世界中継であることを生かした演出は、さすがアップル。

一方、アップルの製品の何が新しいということよりも、アップルが今何を訴えたいのか、ということに興味があった。目を惹かれたのは、「手洗いの時にカウントしてくれるアプリ」と「ワークアウト時に体の各部の速度を計算するアプリ」である。どちらも、アフターコロナの世界により多くの利用が見込まれるものである。ワークアウトのアプリ自体は以前から存在するものであるが、この分野でWatchが他社のウォッチと今後競争を続けねばならないのは明らかである。

思えばアップルはいろんなライバルと競う会社になった。ウォッチもそうだし、開拓者であるiPhoneもiPadも、当然ながら様々な挑戦を受け続けている。Apple TVは他のストリーミング・サービスとの熾烈なシェア争いの真っ只中。アップルは「ライフ・スタイルを提案し、サービスとして届ける企業」になったし、それはこれからも変わらないのであろう。

基調講演の冒頭、アップルのCEOであるティム・クック氏が「ブラック・コミュニティの開発者を支援する」考えを示したことも、今年のWWDCの中で忘れてはならないことの一つと言える。

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