酒井英之@V字経営研究所

慶應義塾大学経済学部⇒ブラザー工業株式会社(入社2年目で考案したラベルライターが、今も…

酒井英之@V字経営研究所

慶應義塾大学経済学部⇒ブラザー工業株式会社(入社2年目で考案したラベルライターが、今も全米でシェア60%を超えるロングセラー商品に)⇒戦略コンサルタント(三菱UFJリサーチ&コンサルティング株式会社にて経営戦略部長兼プリンシパル)⇒2014年に「V字経営研究所」創業。

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基本理念暗夜に一燈を灯す。 「一燈を揚げて暗夜を行く。暗夜を憂うることなかれ。ただ一燈を頼め」は幕末の思想家、佐藤一斎が書いた「言志四録」からの言葉です。 ビジネスを展開する中で経営者は幾度も夜も寝られない経験をします。 何をしていいかわからない!自分の行く先がわからない!人口減少に直面しているわが国では、日々この不安は強くなっています。そんな中、わずかな光でもいい。自分が頼るべき「一燈」が見えたらどうか。 その瞬間に経営者は、それまで自分を襲っていた不安から解放され

    • vol.551「採用・定着・育成に欠かせない『人事理念』とは?」

      大河ドラマ『晴天を衝け』に見る人材育成の哲学新札が発行されましたね。 といっても、私はまだ見たことはありません。 キャッシュレスの時代です。 渋沢栄一さんにお会いするまでに、 案外時間がかかるかもしれませんね。 そこで今回は、 渋沢栄一が描かれた大河ドラマ 『晴天を衝け』の中で、私にとって 最も印象深かったシーンをお伝えします。 それは、徳川慶喜が戊辰戦争に敗れ、 静岡で謹慎生活をしていた頃。 彼は、慶喜の下で産業を興して商売を盛んにし、 静岡を豊かな街へと変えよう

      • 業務改善のための思考力向上講座

        【試行錯誤の中から生まれる気づきと、ブロックを使ったワークで思考力アップ!】 業務を改善するために必要である様々な角度からの思考力や発想力、気づきの得方について、グループでのワークショップにて体感しながら学びます。 ≪セミナーのポイント≫ (1)3人1組のチームに分かれ、ブロックを使ってワークを行い、  課題が完成するまでの速さを競います。 (2)グループで自分たちのワークを振り返り、  生産性を飛躍的に高めるために必要な視点・行動の気づきを得ます。 (3)なぜそれをする

        • vol.550「燕三条に学ぶ、中小企業繁栄の三原則とは?」

          燕三条市の製造業視察:9人の経営陣と2日間で7社を訪問去る6月21〜22日、クライアントの社長と部長以上9人と新潟の燕三条市の企業を2日間で7社見学してきました。製造業を見学して多くを学びたいというご依頼で、私がコーディネートしました。 燕三条市は、皆さんご存知のようにスプーンやフォークなど金属製の洋食器の製造が盛んな街です。結婚式の引き出物として洋食器が当たり前だった頃、街として急成長しました。 製品は「1. 材料注文」→「2. ブランク加工」→「3. 成形加工」→「

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          vol.549「情報のインプットを効率的に行う方法とは?」

          承知しました。文章を読み、適切な小見出しを5つ追加し、改行を加えて全文を出力いたします。 コンサルタントの読書量に関する質問コンサルタントになって以来、お客様から多くの質問をいただきます。その中で、最も多い質問が以下です。「先生は1ヶ月にどれぐらい本も読まれるのでしょうか?」 先日、ある会社から「2040年ビジョンを開発するので手伝って欲しい」とのオファーを頂きました。このビジョンを、同社の役員約10人がディスカッションを重ねて作りたいとのことでした。 2040年ビジ

          vol.549「情報のインプットを効率的に行う方法とは?」

          vol.548「不祥事から立ち直る会社、潰れる会社。何が違う?」

          トヨタ自動車の検査不正と企業理念の重要性トヨタ自動車の検査不正が発覚し、豊田章男会長が謝罪しましたね。グループの自動車メーカーが相次いで不正をしていた中でトヨタ自動車本体がそんなことやってるとは夢にも思わず、私には大変ショックでした。 というのも、私は経営理念の大切さを二世経営者や大学院で教えてるいるのですが、そのとき、以下の3社だけは不正はしないと、引き合い合に出して伝えているからです。その3つとは、中野酢店(ミツカン)さん、セコムさん、トヨタ自動車さんです。 企業理

          vol.548「不祥事から立ち直る会社、潰れる会社。何が違う?」

          vol.547「なぜ若いうちは、業績の悪い会社にいた方がいいのか?」

          お客様からこんな質問を頂きました? 「入社後3年間の離職率ってどのくらいなのでしょう?」 そこで、ネットで調べてみました。 ちなみに離職率とは3年前に入社した社員が、 何%辞めたかです。 新入社員の早期退職は長年の課題 厚労省の統計によると、20年3月大卒者の 平均離職率は32.3%。高卒は37.0%です。 https://www.mhlw.go.jp/content/11805001/001158687.pdf この資料には、過去の学歴別の 就職後3年以内離職率が

          vol.547「なぜ若いうちは、業績の悪い会社にいた方がいいのか?」

          vol.546「家業から企業へ。自走する管理職が育つ環境整備」

          『矢場(やば)とん』を知っていますか? 名古屋めしを代表する味噌カツの名店です。 私も大ファンで、JR名古屋駅構内のお店でよくお弁当を買います。 といっても、名古屋駅で矢場とん弁当が食べられるようになったのは、ここ2年くらいの話。 それまで矢場とんは、お店でしか食べられませんでした。 名古屋駅構内に矢場とんの弁当専門店ができた時は嬉しくて思わずガッツポーズをしました。 その矢場とんが、去る5月21日の日経新聞電子版に大きく取り上げられました。 見出しは、「名古屋の味噌かつ

          vol.546「家業から企業へ。自走する管理職が育つ環境整備」

          vol.545「新規ビジネスを成功に導く役員の”沈黙”」

          愛知万博の思い出 開幕まであと1年を切った大阪万博。 その現状を嘆く報道をしばしば見かけます。 あなたは今、大阪万博にどんな感情を抱いていますか? 私は、何も心配していません。 そもそも、開幕前からワクワクドキドキ、日本中が盛り上がるなんてことは滅多にないからです。 愛知万博の時もそうでした。 開幕当初は閑古鳥が鳴いて、日帰り圏内に住んでいる私ですら、行く気ゼロでした。 ところが終わってみたら、私は計7回行きました。当時、小1だった息子は計11回も行っています。 日

          vol.545「新規ビジネスを成功に導く役員の”沈黙”」

          vol.544「仕事とは〇〇と『ありがとう』を交換すること」

          爽やかな季節になりましたね。 ウォーキングが趣味の私は、朝陽に輝く新緑の光景を見るたびに「日日に新たなり」の気持ちなります。そのとき、よく見かける景色のひとつに農協や郵便局の職員さんが店の周りを掃除している光景があります。 掃除はお客様をお迎えする大切な準備です。ただ、見慣れてることもあって、私はそれを見て「感心だな」とは思いますが、特段感動するわけではありません。 一流企業の当たり前 ところが、私のクライアントのA金庫の○○支店は違います。同金庫のある職員が、自分

          vol.544「仕事とは〇〇と『ありがとう』を交換すること」

          vol.543「社員を守るカスハラ対策は万全ですか?」

          カスタマーハラスメントの深刻な実態カスハラ、という言葉をご存じですか? 「カスタマーハラスメント」の略で、お客が従業員に対し、クレームが高じて強烈な嫌がらせをすることを指します。 3月、労働組合でつくるUAゼンセンがサービス業の組合員3万人を対象にアンケートを行いました。その結果、「2年以内にカスハラの被害にあった」と回答した人が、46.8%もいました。 この調査によると、最も印象に残っているカスハラは、 「暴言」が39.8%、「威嚇・脅迫」が14.7%、「何回も同じ

          vol.543「社員を守るカスハラ対策は万全ですか?」

          みんな集まれ!みんなで学ぼう、ファシリテーションの極意!

          全員が発言する会議のやり方を学ぼう! ファシリテーション・スキルの勉強会やります! ファシリテーションは言うまでもなく、 会議やワークショップの場で参加者の意見を引き出すスキル。 そして、「とにかく一辺やってみよう!」と 皆で納得し合意する、合意形成のスキルです。 そのために最も大事なことは 「全員発言!」。 どうしたら、全員発言する会議が開けるのか。 酒井のファシリの師匠である 会議ファシリテーター普及協会代表の 釘山健一先生をお招きし、一日楽しく愉快に勉強します。

          みんな集まれ!みんなで学ぼう、ファシリテーションの極意!

           「今さら聞けないウェルビーイング経営~なぜこんなにも、従業員のエンゲージメント向上は難しいのか?~」

          ■生産性の向上やエンゲージメント向上に悩んでいる方へ 物価上昇に追いつく賃上げのために 生産性向上が避けられない状況ですね。 そのカギとなる社員の幸福感の向上は 企業の喫緊の課題です。 そこで、従業員がいきいきと楽しく 自立的に働ける会社とはどんな組織かを一緒に考え、 明日から活かせるヒントを 講義形式・一部ワークショップ形式で行います。 キーワードは「ウェルビーイング経営」。 「ウェルビーイング」という言葉を 初めて耳にする方も大歓迎。 生産性を高めたい方、 社員の

           「今さら聞けないウェルビーイング経営~なぜこんなにも、従業員のエンゲージメント向上は難しいのか?~」

          vol.542「あなたの会社の社員は、『事業・サービスへの誇り』を持っていますか?」

          『新プロジェクトX』がはじまりました今月から始まった新プロジェクトX。1週間遅れで視聴しました。皆さんはご覧になられましたか? 第1回はスカイツリー建設の物語。登場したのは鋼管を組み上げた2人の鳶職人と、その鋼管を作った定年間際のプレス職人。テーマソング『地上の星』の通り、誰も観ていないところで頑張った人々にスポットライトが当たるのが、この番組のウリ。 特に私が感動したのは、15歳で鳶職になった人の話。彼が鳶職を選んだのは、両親が離婚して家にお金がなく、給料の良い仕事が

          vol.542「あなたの会社の社員は、『事業・サービスへの誇り』を持っていますか?」

          vol.541「累計1000万台突破。コンセプト開発の苦悩と光」

          Sky社の成功物語「累計1000万台突破。コンセプト開発の苦悩と光」 新年度になり、人の往来が激しくなりましたね。 ビジネスマンに旅行客、インバウンド… すっかりコロナ前に戻ったようです。 そんな往来の激しい新幹線のホームで、 かつて私が立ち上げをお手伝いした商品が 導入1000万台突破した、 というポスターを見かけました。 Sky(株)のセキュリティソフト 「SKYSEA Client View」。 藤原達也さんのTVのCMやタクシー広告で ご存じの方も多いでしょ

          vol.541「累計1000万台突破。コンセプト開発の苦悩と光」

          vol.540「水原さん事件から考える、前向きなエネルギーを引き出す3条件」

          大谷翔平さんの通訳の水原さんがドジャースを解雇された事件。ショックでしたね。ワイドショーのコメンテータが「あの2人の姿にどれだけ癒されたことか…」とコメントしていました。激しく同意です。そんな中、当メルマガの読者から「水原さんの件についてメルマガ書かないんですか?」という要望をいただきました。こういう問い合わせは大歓迎です。 不正のトライアングルそこで今回は、私が本件で考えたことを綴ってみたいと思います。水原さんが具体的に何をしたのかはっきりしない点もありますが、大谷さん

          vol.540「水原さん事件から考える、前向きなエネルギーを引き出す3条件」