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#1コッターの『リーダーシップの基本』:リーダーシップ理論の要点まとめ

この記事では、書籍の引用を通じてリーダーシップ理論を紹介します。

引用する書籍は、リーダーシップを理解するために、6人の教授の見解を取り入れたものです。

私自身、この内容に非常に興味を持ち、読むことができました。
それは大学での社会福祉士に関するレポート作成や、国家試験の勉強にも役立ちました。

本を要約することで、さらに役に立つのではと思い、記事にすることにしました。

6回に分けて、それぞれ異なるリーダーシップ理論を紹介します。
よろしければ、ぜひご覧ください。

⚫︎書籍名: 『リーダーシップ理論集中講義:コッター、マックス・ウェーバー、三隅二不二からベニス、グリーンリーフ、ミンツバーグまで』
⚫︎著者: 小野善生
⚫︎出版社: 日本実業出版社
⚫︎発行年: 2015年

1.コッターに学ぶリーダーシップの基本

ジョン・P・コッターはハーバードビジネススクールの名誉教授で、マサチューセッツ工科大学とハーバード大学を卒業後、1972年からハーバードビジネススクールで教え始めました。1980年には33歳で終身教授に就任しました。

この記事では、リーダーシップの本質と、それを実践するための要点、さらにリーダーシップとマネジメントの違いについての基本的な概要をまとめています。

2.リーダーシップとは?

リーダーとリーダーシップの違い

リーダー: 組織をまとめる人。
リーダーシップ: 人々を一つにまとめ、目標に向かって導く力。

リーダーとはまとめ役のことであり、リーダーシップとは人々の心を一つにする働きかけのことである。1)

リーダーシップとは、フォロワーに意識の変化を積極的に促す行為である。2)

リーダーシップの基本行動

課題設定: 何を解決すべきかを決める。

結果を出しているリーダーの行動として、「課題(アジェンダ)の設定」がある。3)

人脈作り: 仕事をスムーズに進めるために、良い関係を築く。

課題(アジェンダ)の達成のために、「人脈(ネットワーク)づくり」が必要になる。4)

3.リーダーシップとマネジメントの違い

リーダーシップは変化を導くこと、マネジメントは計画を立てて実行すること。

経営活動におけるリーダーシップとマネジメントは、補完的関係にある。5)

企業のトップに求められること

・リーダーシップ: 企業の未来を決める力が求められる。
・マネジメント: 計画や実行を担当する力も重要。

企業のトップは、マネジメントよりもリーダーシップが求められる。6)

4.変革型リーダーシップ

・変革型リーダーシップ: 組織が大きく変わるときに必要なリーダーシップ。新しい方向に導く力が重要です。

変革型リーダーシップとは、組織変革を実現するリーダーシップのことである。7)

組織変革の8つのステップ

危機感を持つ
リーダーは危機を全員に伝える: 組織が困っていることを全員に知らせ、変革の準備をする。

仲間を集める
強力なチームを作る: リーダーと同じ目標を持つ中心メンバーを集めてチームを作る。

ビジョンを作る
未来の目標を示す: みんなが理解できる簡単でわくわくする目標を設定する。

ビジョンを伝える
ビジョンを広める: ビジョンが全員に伝わるように、何度も説明し、いろいろな方法で発信する。

サポートを提供する
変革のサポート: ビジョンを実現するために、制度や仕組みを見直し、必要なサポートを提供する。

短期的成果を出す
短期間で結果を出す計画を立てる: 早く成果を出すことで、メンバーの不安を減らし、変革の信頼を高める。

改善を続ける
成功を続け、失敗を改善する(トライ&エラー): 成功したことは続け、うまくいかなかったことは改善し、試行錯誤を続ける。

新しい方法を定着させる
成果を広める: 変革の成果を全員に知らせ、新しい方法を定着させる。次世代のリーダーを育て、変革を長続きさせる。

組織変革は、一朝一夕にできるものではなく、しかるべきプロセス(8段階)を経て実現できる。8)

以上、コッターのリーダーシップ理論は、リーダーシップとマネジメントの違いを明確にし、組織変革を成功に導くための具体的な8つのステップを示しています。
これにより、企業のリーダーは効果的に組織を導き、持続的な成長を実現することができます。

ここまで読んでいただきありがとうございました。
私が目指しているのは、孤立のない共生社会の実現です。

参考文献
1)2)3)4)5)6)7)8)

小野善生著 『リーダーシップ理論集中講義:コッター、マックス・ウェーバー、三隅二不二からベニス、グリーンリーフ、ミンツバーグまで』 日本実業出版社 17~41頁 2015年


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