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価値を加える・体験価値を上げる

「小さなチーム、大きな仕事 働き方の新しいスタンダード 」を読んで、とても興味深い内容で現在も読み進めている。

いわゆる日本では当たり前の働き方にメスを入れている。
今回はその中から、ひとつ考えてみる。


「何か価値を加えられているか?」
何かを加えるのは簡単だが、価値を加えるのは難しい。
あなたが取り組んでいる事は本当に商品を顧客にとってさらに価値のあるものにしているだろうか?

ジェイソン フリード  ・ デイヴィッド ハイネマイヤー ハンソン
小さなチーム、大きな仕事 働き方の新しいスタンダード 

価値というのは買い手、つまり与えられる側の感じた体験、
それは主に感情的な部分により変化する。

コンテンツなどに何かしらの要素加えること自体は簡単だ。追加すればいいだけなのだから。
しかし価値を加えて高める事は難しい。

ナポリタンを例に挙げて考えてみる。

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ナポリタンという商品にお客さんが「おいしいけどちょっと物足りない」と感じるとする。商品自体はたしかに良いんだけれど、もう少し何か欲しい。
それが商品に対する課題となる。

そこで追加案として、タバスコを追加する。

タバスコを追加すると味にパンチが効いて、より美味しいと感じることができれば価値を加えることができたと認識できる。

しかし大量にかけ過ぎたとしたら、それは辛いだけで味わうどころではない。その体験により価値が減少してしまうということになる。

これがタバスコではなくチーズであっても同様だと言える。
かけ過ぎればチーズの味だけが強くなり本来の味を殺しかねない。

価値を加えるという事は、
ただ要素を追加すれば良いというものではないと思っている。

本来の味を台無しにしてしまっては、価値を上げるどころか逆に下げてしまう結果になってしまう。
別の例で挙げるならば、絵の具は色を混ぜれば変化して綺麗なものになるが、混ぜ過ぎれば色が濁り、黒ずんでそれこそ台無しだ。

提供するものが、いかに相手により良い印象を与えられるかが重要だ。
それがブランディング高めることにも繋がるということだ。

提供・または発信しているものが、誰かに高い価値を与えられているか。
今一度、自身に問いかける必要がある。

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