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さとさんは、どうやってポジティブになったのか。不安への対抗力。

結婚、恋愛、自己愛と書いてきたのだけど、中々自分を好きになれない、考えてもこれからの未来、人生、自分のことにポジティブに考えれないことも多いと思います。
今の現代は、普通に暮らしていると不安要素の方が多く、目に入るものも不安の方が多いです。
毎日、憂鬱に過ごすのは本当に疲れます。
ポジティブになると言うのは、先の事を考えずに楽観的になることや、無理矢理元気を出すことではないです。
どちらかと言うと、不安に対しての対処法です。
それも少し考え方を変えるだけで、思っているより世界の見え方が違ってくるものです。

1.誰かと比べない

小学校高学年や、中学校ぐらいになると、どうしても個人の差が出てきます。
運動ができる、勉強ができる、絵が上手、話上手の人気者。
この頃から、物事の立ち位置がわかってきて、自分の位と、誰かの立ち位置を比べれるようになります。
さらに高校になると、ほぼすべての生徒が受験に挑むことになり、そこで明確に勉学能力の差で、区別が図られます。
まるで、幸せは受験を成功するか失敗するか。とまで思ってしまうような錯覚すら覚えてしまいます。
でも、実際、大人になった時に、高校受験の成功失敗で幸せになっているなっていないはキッパリ分かれているでしょうか?
その事は、大学受験や、新卒就職にも言えます。
実際の幸せを感じるところは、個人で大きく違います。
あなたの幸せ=ゴール又は人生と、他人の幸せ=ゴール又は人生は、全く違うものです。
誰かのことをいいなぁ。と思っても、自分の人生にはなりません。

僕も、学生時代ほとほと人と比べることばかり考えていました。
不登校だったので、勉強が遅れる。周りとの経験の差ができる。
クラスで一番勉強できない子より、今の僕は勉強できないんだ。と気付いた時、本当に絶望しました。
今は、その不登校の経験があったから今の自分がいると思っています。
この経験で、今この記事を書けることは、その時の自分があったからです。

でも、中々、比べるのをやめることは難しいですよね。
人と比べると言うのは、どこか自分の中で、劣等感がある部分です。
顔に劣等感があると、他人の顔ばかり見てしまいます。
それを自分で気付いてください。
それに気付くことが第1のステップです。
自分の劣等感を、しっかり自分で認知してください。
ここが自分の劣等感だと、認めてください。
誰だって、自分の嫌いなところがあります。でも、それも自分なのです。
前に書いた話のように、ウィークポイントは、チャームポイントになります。
嫌いだった自分を好きになるスタートです。

2.人生の選択肢が狭まる向こうの世界を知る

高校受験や就職になると、自分の立ち位置や価値がわかってきます。
特に、就職は、会社との戦いと言うよりは、自分を知ることの戦いだと思います。
そして、受験や就職、そこに大人になった自分。恋愛や、結婚、人生の大きな選択肢が続きます。
その中で、どんどん人生の選択肢が狭まる気持ちになっていきます。
子供の頃になりたかったのは、パイロット。でも、大人になってみれば、数種類の仕事しか選べない。
仕事に就いても、それは同じで、自分はこのままこの仕事でいいのだろうか。他にやりたいことはないのだろうか。
昔に思っていた仕事や、気になる仕事、そんな仕事も歳と共にできなくなっていく。
仕事だけもなく、趣味ややりたいこと、今の恋人、そしてその恋人と結婚を考える。
女は、25まで。や、再就職は、30まで。などと世間では言われます。
どんどん人生の選択肢は狭まる一方です。

僕も27歳ぐらいにそういう感覚を強く感じていました。
趣味の時間が減って、趣味によっては年齢制限みたいなものもあります。
僕は、イラストを描くのが好きだったのですが、30超えてイラストが趣味で、同人イベントに出て。ってどうなの。
みたいな気持ちが世間にも、自分の中にもありました。
その矢先、仕事場で倒れてしまって、僕は職を失い、その時からの持病で、できない仕事が多くでてきました。
もうどん底です。
そんな時、もうできることしかできないんだから、できることだけしよう。と思いました。
不登校や、ヒキコモリ、その上、持病。もう普通の人に比べたらできることは、限られます。
ならできることだけしよう。
人生の選択肢が、狭まって狭まって狭まりきった結果、他の選択肢を考えることを捨てることにより、人生の指針を得ました。

10代、20代だと、人生の選択肢がたくさんある、どの仕事に就こうか、今の仕事のままでいいだろうか。
そんな風に、選択肢に迷い、悩むことが多く、毎日過ごす中で、その選択肢がなくなっていくことに絶望していきます。
ただ、その選択肢が決まれば、あとはやるだけです。
そのやるために、色々考えること、勉強すること、動くこと。それが楽しくなってきます。
ただひとつ知っておいて欲しいのは、選択肢というのは、その時に、こちらが絶対正解だ!と思って決めるものではないです。
選択肢は、選択してから、選んだことが正解だったと努力することです。
これは、すべての選択肢に言えることです。
今すべてを決めることではなく、それが正しかったと自分で動くこと、それが選択です。
いくら利益があっても、自分の嫌いな方では、その後に努力するこや、ストレスなく動くことができません。
選択肢は、好き嫌いで選べばいいと思います。
選択肢=狭まるもの。好きを選べば、どんどん好きしか残りません。
今悩んでる選択肢を乗り越えた先には、また新しい世界が見えてきます。

3.不安に対して対抗力をつける

不安というものは、日常のふとした所に、たくさん存在しています。
どれだけポジティブになっても、どれだけお金持ちになっても、不安というのはなくなりません。
だからって、家で布団にくるまっていても仕方がないので、不安に対して、力をつけることが大事だと思います。

料理に失敗はつきものですが、失敗すると、どうして失敗したんだろう。と考えますよね。
砂糖が多かったのかな?寝かす時間が短かったのかな?など。
でも、不安を感じたあとに、どうして不安を感じたんだろう。と考える人は少ないと思います。
それは、不安の理由の多くが不安定だからそう思うのです。
車で、事故をして、また事故をしないと自分で心に決めても、いきなり横から車が追突してくるかも知れません。
何が起こるかわからないから怖い、起こってから「どうしていいかわからない」それが不安なのです。

さきほど、仕事中に倒れてから持病を持っていると書きましたが、僕は社会不安症と言う病気を患っていました。
少し違うのですが、世間で浸透してる似た病気に、パニック症候群があります。
満員電車などの人の多い所や、トラウマのようなある一定の引き金に触れると、パニックになってしまう病気です。
僕は、吐き気やめまいに対して恐怖感があります。人が多い場所で、気分が悪くなったらどうしよう。トイレにいけない状態で、吐き気を感じたらどうしよう。めまいで倒れてしまったらどうしよう。
そのどうしようの部分が不安になり、すぐにトイレに行けない(行きにくい)状態(新幹線や、飛行機、映画館、講習)などが苦手で、未だに電車バスの公共機関を使うことが怖かったり、新幹線、飛行機は乗れません。映画館やプラネタリウムも未だに行けていません。ディズニーなどのテーマパークの乗り物もダメです。
最初はその不安に対して、「どうしていいかわからない」ことで、連鎖的に不安になり、薬を飲むこと(副作用がこわい)、そして家から出ることもできなくなりました。

さきほどの車の事故も、僕の持病も「どうしていいかわからない」からどんどん不安になっています。
ならば、どうするか考えておく。どうするか知ること。で不安はなくなるのではないでしょうか?
僕は、持病について色々調べました。療法はどんなものがあるか、自分の体調がどんな時に起きるのか、何で軽減されるのか。
そんな風に、不安に対して、対抗策を持つようになってくると、徐々に症状は落ち着いていきました。
車の事故もそうです。
車の事故をしたら、車は?相手の保証は?お金は?と、どんどんわからないことがでてきて、不安になります。
事前に、保険の内容を見ておいて、事故時に保険会社の電話番号がわかってるだけで、かなりの不安は軽減されます。
そのあとのお金の保証や、相手の保証、事故のあとの処理の進め方など、先に知っておくだけで感じる不安は全然違いますよね。
車の事故など、わかりやすい例で言いましたが、人生の選択肢や、就職、仕事、勉強などの不安に対しても、対抗する力をつけることができます。
それは、車の事故や、病気の不安を同じく、知ることです。知識をつけることです。
今の仕事を続けてどうなるんだろう。と考えた時には、僕なら同じような歳頃で、同じような職業の先人の本を読みます。
それがわからないなら、本屋さんで「仕事で悩んでる人のための本」を探します。
誰かに聞いてみるのもいいと思います。仕事の上司や同僚、友達、親もみんな自分と違う経験をしています。
多くの悩みは、多くの人が抱えているものなので、本にする需要があります。
なので、不安に対しての本は多くて、それを読み漁るとそのうち、自分の考え方と事例が当てはまるものに当たります。
世間では、自己啓発本は怪しいだとか、宗教的だと思いがちですが、目次を広げ、自分の知りたいところだけ読んでみるのがいいと思います。
そうやって不安の対抗策を作っていくと、知識が増えて、新しいことを知ったり、挑戦できることができます。
不安が、結果的に、世界を広げることになるのです。

僕は、病気で仕事を失ってから、お金の不安もたくさんありました。
でも、よくよく調べると、住んでいる自治体から、お金が下りたり、保険の控除が受けれたり、など知らないこともたくさんありました。
失業保険についても多くの人が制度について知らないので、辛い仕事を辞めることに躊躇したり、家庭環境のお金の問題で学校に行けない子に対して、自治体から補助があったり、そういう環境に恵まれない状態を知識があれば打破できることがあります。
自分がこういうことを書くのは、自分が辛かったことを誰かが感じていることが不安なのかも知れないです。

ここを見ても不安、しんどい、でも誰かに相談するのも。と思っている人は、僕の質問箱にでも、投げてください。
王様の耳がロバの耳だと、不安なのは、あなただけじゃないですよ。

そんな感じで、僕がポジティブになった。と言うより、知識を付けることによって、ネガティブへの対抗策が取れる。
という感じです。
性格が明るいから、ポジティブというわけではなく、ネガティブになりにくいから、楽しいことを考える時間が多いのだと思います。
不安があると、ずっと不安のことを考えてしまって、何も楽しくないですからね。
不安は、汚れた部屋のようなものです。掃除と言う対抗策で、少しでも楽しことできるスペースを作り、整理と言う対抗策で、散らかりや汚れ(ネガティブ)をなくそうと言う習慣のようなものだと思います。
僕もたまに、すごくネガティブになる時があります。そんな時は、部屋にポテトチップスとコーラをばらまいたような、それを片付けるような気持ちで、ネガティブを掃除します。

不安は、その不安を解消することでしか、なくならないと思います。
コーラとポテチをばらまいたのに、好きな音楽を聞いても、勝手に片付いてくれません。
負けずに、掃除に取り組むのが不安に対しての、ネガティブに対しての一番効果があります。
掃除も少しずつでいいのと一緒で、不安にも少しずつ対抗力をつけていけばいいと思います。


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