いまさら仕事術#8丨「脳」の働きとストレスの関係を理解する
00丨「いまさら仕事術」とは
社会人になると「仕事のやり方」を当たり前のように知っていることになっています。
しかし、実際には教わることも・学ぶ機会も無く、なんとなく手探りでやっていることが少なくありません。
その中でも特に「暗黙知」的な仕事術をピックアップし、連載形式で紹介していきます。
今回のテーマは、「「脳」の働きとストレスの関係を理解する」です。
01丨「ストレスフリー」はストレスが無いこと?
ストレスは太古の人類が「闘争か、逃走か」を一瞬で判断するための働き
ストレスゼロは生存本能に反するためありえない
適正なストレスは、脳の活性化・集中力・記憶力を高める
ただし、過度なストレス=①寝ていてもストレスを感じる②ストレス・疲労を翌日に持ち越す、はNG
02丨必要なのは「耐性」ではなく、「レジリエンス」
耐性が強くても、いずれはポッキリと折れる
耐えるのではなく、受け流す「レジリエンス力」=回復力・復元力をつける
しなやかさが重要ということ
03丨ストレス=不安は、脳内物資「ノルアドレナリン」が行き場を求めている状態
ノルアドレナリンが分泌されると「闘争か、逃走か」を判断するエネルギーが生じる
同時に分泌されるアドレナリンがこれを後押しするが、アドレナリンは心拍数を上げて血流を良くすることで、居ても立っても居られない状態にする
「行動」によってこのノルアドレナリン・アドレナリンに行き場をつくってやらないと、いつまでも不安が消えず、むしろ増していく
なぜなら、「闘争か、逃走か」を決めずにいると生存リスクが高まってしまうため、危機感を煽ることになるから
04丨行動は小さく・早く
よく考える・しっかり調べる・ちゃんと準備するは、人としては理想だが、過度なストレス下では邪魔
不安に思うことを思いつくままにメモする、5分だけ調べる、ToDoを3つだけ置いてみる、ぐらい徹底的にハードルを下げて、ほんのちょっとの行動に移る
ちょっとだけでも行動に移すとエネルギーの「出口」ができ、ノルアドレナリン・アドレナリンの分泌が抑えられてくる
これにより、不安の軽減+適正なストレスによる正常な思考が戻ってくることになる
次回は、『イシュー』をテーマに学んでいきます。
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