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優勝いけるで!今年のタイガース。

「阪神●連勝!!」「止まらない勢い!!」

最近、プロ野球ニュースをチェックすると、こんな記事をよく見かける。幼い頃から阪神ファンであるぼくからするともちろん嬉しい。

「今日はどの選手が活躍したんだろう」とその日のハイライトを見てワクワクするのが普段の日常だ。その一方でこんな疑問がある。

「なぜ、こんなにも今年のタイガースは強いのだろう?」

タイガースは去年2位の成績だった。優勝はしなかったものの、2位は立派な順位だと思う。今年のタイガースは、現在首位の位置にいる。確かに去年より成績は上だけど、成績以上に今年のタイガースは強い印象があるんだよなぁ。

ということで、「なぜ今年のタイガースは強いのか?」

色々な記事を参考に自分なりに考えてみようと思う。


①先発投手人の安定さ


去年もタイガースの先発投手陣の安定感は良かったが、今年はさらに安定感があるように感じる。

現在、救援防御率はリーグ4位だが先発防御率は圧倒的にリーグ1位。先発投手が6イニングを投げて、自責点3点以内に抑えた時の指標である、クオリティースタート(QS)というのがある。

先発投手がその試合をどれだけ作った=どれだけ安定感があるかを目安とした指標だが、タイガースのQS率は約70%。10試合やれば、先発投手が平均7試合の確率で6イニングを投げて、自責点3点以内に抑えてくれるという凄さ。

今年のタイガースは完成度の高い先発投手陣が揃っているので相手チームから見ても恐ろしいんじゃないかな。


②新人、佐藤輝明選手の存在


佐藤輝昭選手がドラフト1位でタイガースに入ってきたことは非常に大きいと思う。現在、主砲の大山選手が体調不良で2軍で調整中の中、新人ながらタイガースの4番を打っている佐藤選手。阪神タイガースという伝統の球団で4番を任されるというプレッシャーがハンパない中で新人とは思えないほど、堂々とプレーしている姿は非常に頼もしい。

ぼくが佐藤選手の立場だったら緊張し過ぎて監督に打順変更をお願いすると思う笑

それはさておき、佐藤選手の凄さは三振を恐れずフルスイングすること。新人の選手が三振を恐れずフルスイングをする姿を見て、チームの選手達が「しっかり振ろう」という意識を持っていると思うんだよなぁ。

実際に、今年のタイガースの選手は打席でしっかり振っている印象がある。外国人選手や佐藤選手がいることで、去年よりもチームの長打率が上がっているのは間違いないが、「しっかり振る」という意識的な部分でも、佐藤選手の加入は今年のタイガースに影響を与えていると思う。


③走塁や犠打の意識


現在、盗塁数がリーグ1位のタイガース。去年盗塁王の近本選手が不調の中(現在は復調の気配)で盗塁数が多いということは、チャンスで積極的に走る姿勢がデータから見ても物語っている。

また、矢野監督が外国人選手にも走塁意識を求めているのがプラス面だと思う。4月1日の広島戦で、サンズ選手の浅めの犠牲フライでマルて選手が全力でホームに帰ってきたシーンが印象的だった。

外国人選手にも全力プレーを求める姿勢は、チームの士気が上がることに繋がる。

犠打にしても今年のタイガースは成功率が特に高い。

今年の春季キャンプでは巨人のOBである川相コーチを招集し、守備や犠打を何度も練習している姿が印象的だった。基本的なプレーをしっかり試合でできることは強いチームでは欠かせない。こういったことも今年のタイガースが強い理由の1つかなって。


④外国人8人体制


今年のタイガースは球団史上最多タイの外国人8人体制になっている。なぜ8人体制でシーズンを挑んでいるのか、理由は2つあると考える。

1つ目が、フルシーズンを戦う選手層の強化。

2つ目がチーム内競争力の強化。

1つ目なんだけど、フルシーズン戦うにはチームの選手層を厚くしておかないといけない。

フルシーズン戦うとなるとアクシデントに見舞われることだってある。体調不良やケガで戦線離脱してしまうとチームの戦力が下がる。復帰するまでの間に順位が入れ替わることも珍しくない。

そんな時、外国人選手を入れ替わりで試合に起用すると戦力が一気に落ちることもない。起用された外国人選手もアピールのチャンスだと思って一生懸命になるんじゃないかなぁ。


2つ目なんだけど、外国人選手だけでなくチーム内での競争にも繋がると思う。レギュラーで試合に出られる人数は9人。外国人選手が試合に出るとなると、そこからさらに試合に出られる枠が減る。

控えの選手がチャンスを貰った時に必死にアピールしているのが印象的だなぁと思うシーンが多い。チーム内で競争し合うことで、結果的に去年よりもチームの総合力が上がっていると思う。


⑤投打のバランス(選手層の厚さ)


今年のタイガースは投打のバランスが良い。野球は年間、シーズンを通して100試合以上ある。そうなると、好調な日や絶不調の日といったような波が必ずある。だから投打のバランスが良いチームは強いと思うんだよね。

例えば、打線が振るわない日。投手が0失点に抑えたらまず負けることはない。逆に、投手の調子がイマイチの日。打線が援護したら乱打戦になることが予想されるけど、勝てる可能性はある。

去年のタイガースを見ていて、投手陣が良かったんだけど点数がなかなか取れなかずターニングポイントで踏ん張れない印象があった。今年は打線が投手陣を援護していて、投手が楽に投げやすくなっているなって思う。

もちろん、打線が振るわない日は、先発・リリーフを含めた投手陣が踏ん張ってくれているのでリーグ1位にいるのも納得できる。


いかがだっただろうか。この5つ以外にも理由はあると思うが、今年の阪神は強い理由がわかったと思う。

この記事を書いていて思うのが、今年のタイガースの試合を観ていているとどんな場面でも「ワクワクする」こと。試合に勝っていると安心して観ていられるし、負けている試合でも、「今年のタイガースは逆転してくれる」という思いで観ていられる。

実は明日、甲子園で試合を観にいく。試合の勝ち負けではなく、今年のタイガースの1ファンとして選手の全力プレーをしっかり甲子園で見届けたい。

明日、雨が降らないことを願ってます笑


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