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懐かしい味わい、炭酸せんべい

先日の白あんメロンパンに続いて、子供の頃から慣れ親しんだ大好物、炭酸せんべいを紹介しよう。
炭酸せんべいは神戸・有馬温泉の名物だ。

有馬温泉の名は多くの人が耳にしたことがあると思うが、「日本三古泉」かつ「日本三名泉」であり、江戸時代には温泉番付で堂々、西の最高位だ。
タオルがすぐ染まってしまうほど濃厚な「金泉」が有名。
足湯からもその濃さが分かる。

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湧き出た直後は無色透明だが、豊富に含まれる鉄分が酸化してこんな色に。
海水の2倍の塩分も含まれていて、ぽかぽかになる。

情緒ある温泉街や七つある泉源を巡って、ぜひ浴衣でそぞろ歩きを。

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さて前置きが長くなった。
炭酸せんべいだ。

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有馬に炭酸せんべいの製造元は数あれど、この三津森本舗が発祥とされる。
泉源の一つ、炭酸泉を利用して明治時代に製造が始まった。
店のすぐ横で飲める炭酸泉はピリリと舌に刺激があってまさにペリエ、これを使って作られた有馬サイダーは日本初のサイダーという。

昔ながらの手焼きの炭酸せんべいを買い求めた。

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炭酸せんべいはバターや卵、添加物を一切使わない。
身体に優しいおやつとして、子供の頃、実によく食べた。

手焼きゆえ、周りに「バリ」がついているのがご愛敬。

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甘いのだが、嫌みな甘さではない。
薄くて軽いからどれだけでも食べられる。

今は有馬以外の温泉地でも売っていたり、スーパーでもカルルスの名前で売られていたりもするので、食べたことがある人は多いと思うが、もしこの魅惑の軽さを未体験の方はこの機会にぜひ。

好きだな、炭酸せんべい。
懐かしい味わい、炭酸せんべい。
パリッ。

***

今日の記事は食べもので押し通そう。

昨日の昼、「ほぼカニチャーハン」を作った。
あっさり系が食べたい気分だったので、いつものラードをサラダ油に変え、チャーシューをカネテツの「ほぼカニ」に変えた。

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油をよく熱した中華鍋に卵を投入。

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間髪入れずご飯を投入、卵に押しつけて返す。

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ほぼカニ、レタス、白ネギを入れて、塩こしょう、醤油でできあがり。

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ほぼカニ、どこに入っているか分からないほど、なぜかケチってしまった。
カニ缶じゃないぞ、ほぼカニだぞ。

いつ店開くの?と子供に笑われるくらい、チャーハンはよく作るし、得意な方なのに、昨日はいつもよりベタッと仕上がってしまった。
パラパラにするには卵投入から1分で仕上げなければならないが、昨日は撮影に手間取ったせいか、途中から急に重くなったのが手に伝わってきた。
記録を残すのとおいしいのを作るのとは両立しない。

(2021/4/26記)

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