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怒濤の毎日、中学時代

このところ、幼・小の頃の話を連発している。
すべて1000字程度のダイジェスト版だが、闇を書くとなぜか好評だ。

幼稚園の思い出といえば
明石で過ごした小学時代、周りの人に恵まれていたのだと…
書き足しの小学生日記は、結構な闇日記

今日はいよいよ中学生の頃。

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幼小中一貫だから、小学を出るとまたすぐ同じ敷地の中学に進んだ。

電子音楽部があり、音楽室に40台並ぶシンセは圧巻だった。
小1からピアノをやっていたし、電音部に入りたかったが、当時まだ男子のピアノは珍しく、恥ずかしさが先に立って陸上部に入った。

学年イチ走るのが遅かったのが突然小4で学年イチ速くなった、というビリギャルのような足を活かすための陸上部。
が、速くなった理由が不明のため向上心に乏しく、戦績はボチボチ。
練習に出ないヤツも数名いて、業を煮やした顧問は部の解散という強硬手段に打って出た――国会か。
しかもすぐまた結成し、練習好きだけ招き入れるというやり方にめんどくさくなった僕は、サボり連中ともども顧問の狙いどおり一掃された。
直後に卒アルの部活集合写真が撮られたのを知って、ますます顧問は国会で活躍したらいいと思った。

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ピアノ欲は、中2のときに友達と結成したバンドで叶えた。
マイケルシェンカー、モトリークルー、ナイトレンジャー、オジーオズボーンなどのコピーバンドでキーボード担当。
家ではベートーベンだが、友達の前ではヘヴィメタだ。
元町のレンタルスタジオで友達と練習し、文化祭の本番を目指したが、同じ考えのかっこつけバンドが乱立し、ほとほと困った先生がオーディション制を導入して、あえなくそこで落とされた。
とはいえ、全校生徒の前で1曲演奏できたのでOKだ。

同じ頃、3者面談で灘高を受ける気はないかと担任に言われたが、男子校に行くくらいなら中卒がいいと答えてその話は5秒くらいで消滅した。

中2の終わりの理科の時間、先生が来週の最終授業は自習だと告げ、教室最後列にいた僕は、やった!と大きな声で呟いた。
今言ったヤツ出てこいと先生は後方へ歩き出し、僕は前方へ向かって教室中央で相対し、怒りを湛えた強い拳を頬に数発食らってよろめいた。
口の中がズタズタに切れて血を吐いたが、間近で見ていた女子が貧血で倒れ、なぜか僕ではなくその子が保健室に行った。
その子とは高校もいっしょになったが、高2の修学旅行で僕が女装コンテストで優勝したとき、メイクを担当してくれたのはその子だ。
ほら、やっぱり男子校でなくてよかった。

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案の定、1000字程度で書ける内容には限りがありすぎる。
いずれ第2弾を書くことになりそうだ。

(2021/5/21記)

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