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「週刊 未亡人生活] 第7号! 死んだ夫と話したくて霊媒師を紹介してもらった話とか、駆け足でたのしむ夏のスイーツとか。

ごきげんよう、ある未亡人です。

先週はなんと、
黙って更新をやすんじゃいました。
お詫び申し上げます。

今後は週に1回は更新したいです。

さらに。

このマガジンのカバー画像はすっかり甘甘日記になっていますね。

これはこれとしてこれからもお届けしていく所存です。

またのちほど、今週いただいた
パティスリーAsako Iwayanagiの美麗スイーツをご紹介しますね。

それでは今週もよろしくお願いします😘


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・・・なかなかにたいへんな8月の最終週でした。

すでに何度もお話ししていますが、この未亡人、
この春、通信制大学の心理学科3年に編入いたしました。

そんなわけで、夏のスクーリングを6科目、受講しましたよ。
昨日、すべての課題を提出し、ついにやり遂げました。
しずかに夏が終わったかんじです。

なにしろ、スクーリングなるものにはじめて参加したもので、
それなりの心労はありました。

内容は、1教科をのぞいて、
すべてが動画を視聴するだけのお勉強でしたが、
時間が足りなくなって2倍速で見たりしていたので、脳がとても疲れました。

脳の疲労のため、五輪がほとんど見られませんでした。

五輪のテーマソングだという桑田佳祐の歌詞を友人が送ってくれたのに、
どこがどのメロなのか・・・まるで浮かびませんでした。

スクーリングでまいっているわたしを励まそうと、
元気が出るような歌詞を書いて送ってくれたんですよね。

知ってるテイでカジュアルにお返事してしまいましたが、
桑田佳祐の歌詞でも、それだけだと、ただの文字でした。

(なぜか自分、桑田佳祐の歌詞を送ってこられがちな人生なのですが、
なんなんでしょうかね・・・)

そして、この、後ろめたさ・・・。
まず、桑田佳祐プラス五輪という、国民的二大アイテムにうちのめされ、
知ったかぶりした後ろめたさと、五輪開催に対する怒りが混じって、
鬱蒼とした四重奏がアタマのなかでまわっていました。

夏のスクーリングでは、ゆるめに、
3〜4科目だけとったかたも多いようですが、
自分は、とれるだけしゃかりきにやっちゃいました。
スタートダッシュに賭けてみた。

いまはコロナ感染症予防のため、
講義のほとんどがオンラインで行われており、
テストも、参考書を見ながら受けられます。

おまけに、誰にも見られていないので、
堂々と早弁しながら、休み休み、動画を見ていました。

「オンラインのいまのうち、とれるだけ取っておいたほうがラクだよ!」

先輩たち(会ったことはないけど)からアドバイスをいただきました。

しかしながら、対面授業のよさをやはり、感じています。

心理学という学問の魅力って、
担当の講師たちがぽろっと口にする脇道にそれるタイプのこぼればなしとか、
休み時間にクラスメイトと交わす会話なんかから感じていくんじゃないかと。

そんなわけで、歌詞だけの桑田佳祐の楽曲みたく、
心理学のテキストの文字だけがアタマのなかをダダ滑っていきました。

またテキストの読み直しだ。
精進いたします🍒


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このコーナーでは、プロフェッショナル未亡人であるわたくしが、
未亡人生活から得てきた珠玉の生き知恵をご紹介します。

今週は、予告通り、
「夫はほんとうにもういないのだな」と実感するにいたるまでの話を綴ります。

しかし、この話題、
むくむくと、ふつふつと、
「数回にわたって書きたい!」という希望が湧いてきました。

いま、大学のほうのレポート課題がたてこんでいるせいもあり、
今週は前振りだけになりますが、書いてみますね🍀

🦋

さて。
いきなりですが、みなさん、
死ぬってどういうことだとおもいますか?

「ひとは二度死ぬ」っていいますよね。

一度目は肉体の死。
二度目はひとの記憶から消えてしまったとき。


今回お話しするのは、
「ほんとうにもういないんだな」とわかったときのことです。

実際に遺体を見、お骨まで拾ったのだから、
夫が「死んでしまった」ことはもちろんわかっています。

生物としての死、ですね。

でも、「ほんとうにもういないのだな」ということが腹落ちするのって、
またべつの次元なんですよね。

実際にわたしがその境地へとたどりついたときには、
夫の死から6年くらいが経ってました。

遺品がそのままのこっていたときには、家の中で過ごしていても、

「すこし長い旅に出ているだけ・・・」

そのうちひょっこり帰ってくるような感覚でいました。

ウォーキングクローゼットを開けると、
かつては狂おしいまでに愛していた夫のうなじの匂いがして、
5年以上経っても、洋服を処分しても、それはまだのこっていました。

おもいかえせば、
夫が亡くなってから1年くらいの間、
わたしは友人知人たちから、
弁護士と霊媒師を紹介されまくってました。

「会うだけあってみなよ」と。

ほかのかたは知らないのですが、これって、未亡人あるあるなのかな。

「未亡人ってこんなかんじなの?」とおもっていました。

行きつけの店のスタッフさんとか、
美容師さんからの紹介も多かったです。

「会うだけあってみなよ」と。

まあ、弁護士のほうはわかります。
相続問題とか、労働問題とか、当初はいろいろ抱えてましたしね。

しかし、行く先々で、それほど親しくないかたたちからも、
霊媒師、サイキックというジャンルのプロを次々に紹介されたのは、
どうしてだったんだろう。

占い師ではないんですよね。霊媒師なんですよ。

「夫の魂に会って、魂のタイマンをしてこいということなのかしら・・・」

たしかに。
夫は突然死だったので、わたしにとっては、さよならも言えない別れでした。

最後に手も振れず、葬儀が終わっても、
どこか宙ぶらりんになったまま挙げた手がおろせなくなっていました。

愛人問題はともかく、
わたしが苦しかったのは、じつは、ほかのことでした。

(すみません! この話、来週につづきます🍀)


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今週のカバーは、
パティスリーAsako Iwayanagiのマンゴーケーキです。

マンゴーの時期ももう終わりなのかな。
下に敷かれているペーパーが突然湧いた沼のよう。

このマンゴーケーキを食べながら、おもいだしました。

じつは、Asako Iwayanagiではクリスマスケーキの教室に参加したことがあった。

ああ、Asako Iwayanagiの生クリームだな・・・

生クリームがコテでうまく塗れなくて(初体験)、
講師からめっちゃ叱られながら、懸命に作業していた記憶がよみがえりました。

手ばやく、手数を最小限にして塗らないと、
乳製品は雑菌があっというまに繁殖してしまうのだそうです。

客を叱っちゃうほど、プロが食中毒に気をつけているってことを学びました。
ケーキは食べるに限る。いい体験でした。


この夏は同じお店で、こちらもいただきました!

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📍すもものゼリー

すもも本体が、種ごと入っていました。

この色味を見た瞬間、
「うちに連れて帰らなきゃ!」と、こころが浮わつきました。

ほら! これだもん!

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上にかかっているショコラのソースとローズマリーが、
超ポップなすももの色味と出会って、

いままで別の次元で関係ないとおもって生きてきたけどさー、
なんだー、うちら、ちゃんとしゃべってみるもんだよね〜!

なんて、会話しているかんじで。

迷うことなく、FIREKINGの翡翠色のお皿を合わせましたよ。

食べるの、もったいなかったけど、
すももがピチピチしてるうちに、さっさといただきました。

食べ終わるのも、すももの季節も、あっというま。
ああ、いまごろはもう売ってないのかなあ。
一年中はげましていただきたい元気の出るお色味でした。

さらにこちらも紹介します!

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📍巨峰とシャインマスカットのタルト

はい。接写してみましたよ。

シェフパティシエの岩柳朝子さんは、もともと染織を学んでいたそうです。
そこからフランスに渡り、独学でお菓子作りを学んだとのこと。

さらに、旦那様のご実家が果物農家ということで、いつうかがっても、
すっきりとしたショーケースの中には、
フルーツの個性いかしまくりのキュートなケーキが並んでいて、
選ぶのに、迷います。10人家族だったらよかったな。



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