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突然の帰国を経て思うこと

コロナウイルスのために、突然、早期帰国を言い渡されていたところですが、昨日帰国しました。通告から10日しかありませんでしたが、お世話になった方への挨拶、荷造り、業務の調整などを急ぎ進めました。

早期の帰国を経て、改めて大切だと感じるのは、以下の2つです。

・時間は有限、先延ばしせずにやりたいことをやっておくこと
・プラス思考で、チャンス・機会と捉え直すこと

簡単に今の考えを書いてみたいと思います。

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1.時間は有限、先延ばしせずにやりたいことをやっておくこと

元々駐在期間は短期間と決まっていたので、時間を無駄にしたくないという考えが当初からありました。そのため、

・仕事は常に前倒しで遂行
・平日朝・夜は語学学習(英語・広東語)
・休日は仲間づくり・趣味(テニス、登山など)、連休は遠方へ旅行

と予定を詰め込んでいました。帰国してもできることは後回しにしました。
具体的には、以下のようなイメージです。

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①:仕事では、早めに人脈・信頼関係を構築しました。そのおかげで、日本から遠隔でテレビ会議に参加する形で、今でも貢献ができています。今日も香港、中国大陸、日本で会議を行いました。

②:語学については、駐在中に自習することで、よりレベルアップが図れます。職場環境にもよりますが、業務だけでは中々上達しません。夜は色々と予定が入りやすいので、特に朝の自習に力を入れました。早起きして、ネットの英語講座や英語ニュースの聴講をしました。夜予定がない日には、広東語の自習をしました。

③:休日はほとんど家におらず、できる限り人と会うようにしました。また別の機会に書きたいと思いますが、駐在先での仲間づくりはとても大切です。趣味をきっかけにして、人の輪を広げました。また、香港は、中国大陸・東南アジアまで地理的・時間的に近いです。新型肺炎によって移動が制限される前に、行きたい所から観光を始めたので、ダメージを最小限に抑えることができました。(もちろん、心残りはたくさんありますが…)

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結果的には早期帰国となりましたが、時間は最大限有効に使えたと感じています。私の駐在中には、デモや新型肺炎の流行などが起きましたが、何によってやりたいことが制限されるかわかりません。日本で過ごす以上に、時間が有限であると意識することが必要です。

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2.プラス思考で、チャンス・機会と捉え直すこと

デモや新型肺炎の流行によって、業務には色々な支障がありました。例えば、新型肺炎の流行によって、中国大陸側のパートナーは、中々工場の再開ができませんでした。サプライチェーンの混乱、納期の遅れ、日本側との調整など、困難を数え上げたらキリがありません。

一方で、見方を変えると、これほどの逆境の中、試行錯誤をしながら、業務を回す経験ができたということでもあります。このような経験をしている人は多くありません。困難に対処するという貴重な機会を得たと考え直すことにしました。どうせやるなら、プラス思考の方が良いです。

今回の混乱によって、いざというときのBCP(事業継続計画;Business Continuity Plan)を持っておくことが大切だと実感しました。中国大陸の工場が稼働しないなら、代わりに東南アジアの工場に製造してもらうなど、代替策があると影響を軽減することができます。今回の新型肺炎による混乱を、事業を見直す機会として捉え直していければと思います。

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ここまで書いて、上記2つは、帰国後、日本で生活・仕事をする際にも通じるものだと改めて感じます。これからも、忘れないようにしたいと思います。

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P.S. その1 香港国際空港はいつもよりガラガラでした。飛行機は減便されたにも関わらず、空席がいくつかありました。機内は密閉空間なので、常にマスクを着用していました。検疫所では、アンケートを記入しました。湖北省・浙江省には滞在歴がなかったので、あまり待たずに通ることができました。

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P.S. その2 帰国初日のランチもやっぱり中華にしました。味は日式中華でしたが、美味しかったです。日替わり定食700円(約50香港ドル)です。やっぱり日本は、香港と比べてかなり物価が安いと思います。

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