高校駅伝シーズンだから走ることについて語りたい
11月の第一土曜日は絶対に、想って求めるほど愛してくれた2年間と、狂ったように想って狂ったように求め、最後は突き放された3年間を思い出す。そして、潰えたかつての夢も。
想いが強すぎて、愛が歪な形になってしまったのかな。あたしはあなたのためなら自分の首だって絞められる。そんなことをせずとも、否、そんな思想さえも持ってなくてもあたしより優れた人はいるのに。あたしが結局自分の首を絞められなかったからなのかな。
大切な日の直前だけ、私に媚薬をくれていたね。甘ったるい夢をそこでだけ見させないで。普通ならそう思うのかもしれないけど、あたしはおかしいからそれさえも幸せだった。今でも思い出せるほどに。
青い地面、橋の上、山の中、海の横。たくさんあなたに触れたけど、やっぱり橋の上が一番楽しかったね。苦しみの始まりでもあったけれど。
そんな5年間を経て、あなたから離れて、大人になって、またあなたと出会った。今のあたしだったら退らずに、あなたを温かく愛せる気がする。夢は別の形に変わり、でもやはりあなたは変わらないね。
次は優しく温かく愛せるといいな。
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