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365日お酢料理(7/21〜7/27)


今週は充実の1週間でした!


7/21(日)トマト酢でトマトとオクラの入出汁酢そーめんと木桶サミットin東京

オットーの希望でお昼はそーめん。普通のめんつゆでは何だったので、トマトとゆでたオクラの出汁浸しを活用、昆布だしで割ってトマト酢を追加したら出来上がり。最後に生姜もきかせる。
ランニングをしたあとにさっぱり食べられたらしい。無言の完食だった。

出汁びたしのおつゆは大事に!


さて夕方から、楽しみにしていた、木桶サミットが開催している渋谷のヒカリエに向かう。会場に入ると年齢層が高く、男性が多いのにびっくり。
いつもSNSでしかお見かけしてない、樋口直哉さんに推し活心が踊る。

一度は回したいタガフープ
わかりやすい図解!いつか樋口さんとお酢話したい!


樋口さんが聞き手で、食のクリエイターの井上さんとのトークショー。
樋口さんは、作家であり服部料理専門学校の講師もされているので、お話の構成から説明がとても素晴らしい。ロジック的な話し方が、きっと男性ファンを増やすのだろう。木桶醤油と大手メーカーの醤油との違い、木桶の醤油を活用するうえでどう捉えるかなど、とても勉強になることばかり。
お酢との違いもなんだかわかってきた。醤油や味噌を作るうえで伝統製法となるとやはり、木桶が必要になってくる。でもお酢の伝統製法となると、発酵が静置発酵であれば伝統製法となる。発酵容器も土地によって様々だったりするので、決まりはない。以前は木桶の会にお酢も入れてほしいと願っていたが、そうでなくていいかもと思えた。興味深い話の後は、お醤油の味比べ会。若手の蔵元さんが、各テーブルについてサポートしてくださった。

味わいが違うのは木桶ならでは


わかりやすい、シート


当たり前だが、醤油の違った豊かな味わいに驚く。最後に木桶サミットの発起人ヤマロク醤油の山本さんが「伝統製法でつくる醤油には限界がある。
今求める市場が1%しかないくても、この1%を奪い合うのではなく、伝統を守る人たちを増やして沢山の人に良さを知ってもらって1%を2%にできればいいじゃないかと思って、木桶の作り方を伝えてるんです。」とおしゃっていた。商品に誇りをもち、また醤油蔵が多い小豆島で協力して今日までやってきたからこそ言えることなのかもしれない。
伝統製法で作り続けているお酢屋さんたちも同じなはず。お酢屋さんたちみんなで盛り上がれる日をつくるために、私ができることを探したいと思った。

7/22(月)りんご酢でギリシャの田舎風サラダ

最近なぜか、きゅうりが高い。旬なはずなのに。
とはいえ、熱も下げるし、さっぱりするし加熱も必要ないので、登場させたくなる。
この間インドのサラダを作った時に余ったカッテージチーズを使ってしかも同じような材料でギリシャのサラダを作る。海外のきゅうりは皮が硬いらしく、皮を剥くことが多い。どこがギリシャかというとオリーブとオレガノを入れるところ。
特産品が国の家庭料理になっている。
ギリシャは、オリーブが有名でとても品質が良い。
円安になる前は、カルディにも時々おいてあった。
ギリシャ料理は夏向きの料理が、多い。
時々食べたくなるが、ムサカ(ナスのグラタンのようなもの)を作る気になかなかなれない。
麻布に美味しいギリシャ料理店が出来たらしい。
作らないなら食べに行くしかないかな。

オリーブオイルをたっぷりかけて召し上がれ!


7/23(火)黒酢で香味サラダと稲田さん

今日は、朝からワクワク。
なぜなら大好きなエリックサウスの総料理長稲田さんのイベントがあるから!
朝から身のこなしが軽い。稲田さんの新刊「現代調理道具論」にもおすすめされてた、しりしり器で
サラダをつくる。大根を削り香味野菜をのせ、
ポン酢でもいいが、梅酢と米酢をブレンドしてナッツオイルをかける。食感が楽しいはず。
クエン酸と酢酸のダブルパワーで夏疲れともさよなら〜。

ナッツオイルもかけて食感だします。

さて、ちょっと仕事に心残りはあったけど急いで、会場へ。今回はホットクックとのコラボイベント。会場に入ってびっくり!なんと男性が半分以上。本の連載してたのは、アラサー向けの女性誌だったのになぜ。女性陣も私に近い年代の方がほとんど。醤油の時といい、今週は食にこだわりある男性と一緒になるなー。今日はカレーの話。日本に来たカレーの話や、インドカレーのセオリー、日本人との思想の違いなどを話してくださった。かなり割愛しますが博識な方の話は、やはり面白い。話している間に、ホットクックで仕込んだカレーが出来上がる。私が知るところの、電気調理をしたカレーとは比べ物にならないくらい美味しい。エリックサウスで出されても、ホットクックだとわからないレベル。何でもそうだが、得意分野を見つけて活かすということが最高のパフォーマンスを生むのだ。簡単だから、便利だからで使うのではもったいない。今後買うときは、得意分野を活かせるか考えていきたいとおもった。(写真禁止だったので、とても残念。
シャープさんのHPに出るはず)


7/24(水)黒酢で煮なます

昨夜の稲田さんの影響から、しりしり器活用レシピ。
煮なますに挑戦。炒めなますは、知っていたがまさか煮なますがあるとは。
大根をシリシリして、ごま油で炒めてもめん豆腐を崩しながら入れ、お酢、みりん、醤油で煮る。器に持って、鰹節をかけたらできあがり。
地味な料理だが、これがびっくりするくらい美味しい。
しかも冷めて味がしみこむと美味しさが増す。
「冷たくても美味しいなんていいね。」とオットー。夏の定番料理になるかも。

じみなものほど美味しい

7/25(木)オットーが煮込む黒酢で手羽元甘酢煮とお酢旅に向う夜

明日のお酢旅に向けて、今夜ご愛用の深夜バスに乗り込む。オットーはお留守番なので、メインの鶏手羽元の甘酢煮は自分で煮込んでもらう。
保存袋に鶏手羽元、玉ねぎ、にんにく、唐辛子、黒酢、醤油、砂糖を入れ漬け込んでおく。あとは帰ってきたら来たら煮込むだけ。
そう、自家製ミールキットです。
これを新婚当時からやっておけば、きっと今頃はもっといろいろ出来たかもしれない。何事も最初が肝心。

オットーより報告来ました

家のことはしっかり準備していったが、会社に行ってハプニング。
大幅な仕事の遅れを取ってしまった。さらに畳み掛けるように仕事が降ってきた。明日休んでしまうのも、影響してるのだが。
リミットギリギリでやっと解放。急いで表参道にある清水湯に向かう。
初めていく銭湯だったが、お風呂もいっぱい、ビールも飲めると魅力いっぱいの銭湯。しかし楽しむ余裕はなく、とにかくやるべきことはやってバスタ新宿を目指す。バスタ新宿は立地良しだが、余裕がないと電車からの出口問題がネックとなる。感情を無にして出発2分前に、滑り込み乗車。
今日始めてホッと一息つく。本日ちゃんとしたご飯、紀伊國屋のサンドイッチがしみた。噛み締めながら、お酢関連の仕事のメールができる時間が、幸せっだった。首枕を忘れたけど、無事に旅に行けたことを感謝して眠りについた。

7/26(金)河野酢味噌工場さんとひるぜん焼きそば

10時間のバス旅を終えて予定よりも早く、岡山駅についた。
岡山駅はもう3回目、だいぶ慣れてきた。
電車まで時間があったので、モーニング。スマホを見ると充電されていない。なんということだ。モーニングをしながら、充電もするがなかなかチャージされない。2時間の電車旅で、スマホで作業したかったので痛恨のミス。きっと、お酢の勉強しなさいというお告げよね。

またもやサンドイッチ


岡山駅から電車で約2時間、真庭市の久世を目指す。ワンマンの2両編成電車。ローカル線が健在なのは、ありがたい。旅のお供は、きび団子。

このあと大惨事


お見合い席で、誰もいなくなってきたところできびだんごを開けたら大惨事。粉が見事に舞った。個装の少量パックをおすすめします。
さて、珍事件を繰り広げているうちに最寄り駅についた。

最寄り駅につきました!岡山も暑い!


お酢屋さんまで、歩いたり交通機関があるのはありがたい。
駅周りは、歴史的な建物も多く低層住宅なので周りの山々が見渡せて気持ちよかった。
迷うことなく、河野酢味噌工場さんに到着。

お酢の香りがしました

社長の河野さん自ら案内してくださった。河野さんとは、春のFOODEXでご挨拶をしていたので2度目まして。東京農大ご出身で、調味料マイスターでもあるのでとても説明がわかりやすい。字面だけで覚えていた内容もするする頭の中に入っていった。
メモも話も尽きない楽しい3時間だった。(このあたりの詳細は、必ずnoteで報告します!!)ボイスレコーダーやっぱり買わねば。

糀箱ちゃん
はながさいてる!
酢酸菌ちゃん


岡山に戻ると夕方。充電が切れそうなスマホと戦いながら、おみやげを買ったり帰る準備をする。夕飯は、お酢旅の裏テーマ麺旅を完遂すべくひるぜん焼きそばを目指す。蒜山は今回訪れた真庭市の地域。河野さんのところでも焼きそばに使われるタレを作っていた。
思えば金曜の夜だったが、お店にいくと待てば入れる感じだった。しばらくして、無事入室。ひるぜん焼きそばとご対面。ジューシー鶏肉とキャベツのシャキシャキ、そして醤油と味噌のあっさりながらにしっかりと旨味のあるソースに絡んだ麺。幸せを噛みしめながら、旅の振り返り。

ひるぜん焼きそば


お酢屋さんに出会うことで、私が伝えていきたい想いの欠片を集めているのかもしれない。集めた先に、私の目指す未来が描かれていますように。
今回も本当にいい旅だった。

7/27(土)黒酢で酸辣湯

朝東京に帰ってきて、一息つく前に溜まった家事を片付けまくった。
座ったら、やらなくなる。お昼前に終わって、買い物をしていたら
オットーが外食に誘ってくれた。久しぶりに鼎泰豊へ。
鼎泰豊はいつでも混んでいる。オープンしてもう20年くらいは経つが、未だにすおている店舗をみたことがない。お昼を外していったが、30分待ち。
お腹がすきすぎた頃、入店できた。
悩んだが、やっぱり酸辣湯。食べたら思ったほど酸味が感じられない。

久しぶり!
何周しただろう


納得する酸味に出来たのは、卓上の黒酢が半分なくなっていた。
体が欲してたのね。きっと。
帰宅後張り切って、やろうと思った雑務がいっこうに進まなかったのは言うまでもない。この夏を乗り切る体力をつけたい。


〈今回のお酢旅〉

「うちがやらなくていいことはやらない」河野社長に初めてお会いした時
この言葉が印象的でした。その言葉の意味がわかった旅になりました。


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