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日本の隠れたピーター・ドラッカー

1 経営哲学における二人の偉人達

 経営哲学において、様々な偉大な先哲達がおりますが、下記の御二人もまた、著名の先哲達です。

渋沢 栄一 
ピーター・ドラッカー

 いずれ自分もまた、御二人を学び受け継いで、経営学に新たに貢献する一員になることを志しております。

 以上は、自分が計画している拙作『論語』ですが、渋沢栄一翁とドラッカー先生の遺徳を批判的・発展的・独創的に学び受け継いで、新しい『論語』を完成・出版します。

 こうして著述中も、昔努めていた技能実習制度の監理団体の理事長・実習実施者(企業)の経営者達・日本語学校の経営者・上司・先輩達の、理論や学問を軽視したり、馬鹿にしたり、特に、教育機関である日本語学校が、読書を馬鹿にしたり、理論を軽視したり、学問を馬鹿にしたりし、自分が読書や独学している様を嘲笑したりしたことを、自分は決して忘れません。

 「経営なめんなよ」とほざいては、労働者である職員達や教員達をこき使い、「学者は使えない」とほざいては、自分達の(馬鹿な)経験や成功例ばかりに依拠したり、「哲学は無駄」とほざいては、考えることをいつまでも怠け続け、「人に関心ないよなあなた」とほざいては、頭も心も名利のことしか考えない…

 日本語養成講座で共に学び合った人々と絶縁した今、思い返せば、ほとんどの人々(資格を取るのが趣味や鼻から暇潰しに来た人々は除きます)は、教師を目指しておきながら、結局のところ、自分達自身は、学習意欲は本当ほぼ無く、中途半端な上に他律的な思考や姿勢ばかりで、実態はでたらめなものでした。

 「産学協同」や「自主管理」等、自分は、一般人も独自の研究に勤しんだり、労働者もまた経営学を学んだり等、いわゆる、積極的な個人主義の実現に貢献することを熱望しております。

 自分は哲学者・思想家・作家の道を歩み続けつつ、いつか、本当に間接的ながらも、確りと日本とベトナムの両方のこよなく愛する二つの祖国の教育や経営・社会や文化・法律や政治・軍事や平和に貢献することを志しております。

2 日本の隠れたピーター・ドラッカー

 さて、日本には、思うに、実は「日本の隠れたピーター・ドラッカー」と呼ぶのに相応しい先哲がおります。ご紹介させて頂きます。

廣池千九郎について | 廣池千九郎記念館公式サイト (hiroike-chikuro.jp)

廣池千九郎(ひろいけ ちくろう)(1866~1938)
法学博士。大分県中津市生まれ。青年期に小学校教員として初等教育に携わり、のちに『古事類苑』編纂員、早稲田大学講師、神宮皇学館教授などを歴任。その間、東洋法制史、漢文法、日本の精神文化の研究などを行う。大正時代より道徳の科学的研究に取り組み、総合人間学モラロジーを提唱。昭和10年、千葉県柏市にモラロジーに基づく道徳教育を行う「道徳科学専攻塾」を開設。現在、社会教育は公益財団法人モラロジー道徳教育財団、学校教育は麗澤各校(麗澤大学、麗澤中学・高等学校等)を擁する学校法人廣池学園に受け継がれている。

 廣池先生は、厖大な研究と著書がありますが、中でも、特に自分の拙作及び哲学の重要参考文献となる大著が、『道徳科学の論文』です。

『道徳科学の論文』初版

昭和3年(1928)、62歳

正式名称を『新科学としてのモラロジーを確立するための最初の試みとしての道徳科学の論文』という。理論編としての第1巻と、格言で表された実践編としての第2巻からなる、約3,400ページの大著である。

『道徳科学の論文』の執筆
 廣池は人類の幸福、世界平和の実現のためには、諸聖人が実行した質の高い道徳を現代に再興する必要性を感じ、その端緒として道徳の科学的研究に取り組みます。
 これまでの研究を集大成し、さらに自らが日々道徳を実践して、その結果を研究にフィードバックし、全身全霊をかけて執筆に打ち込みました。そして大正15年8月、『道徳科学の論文』の原稿が完成しました。

モラロジーとは
廣池は自らの研究成果を従来の道徳科学(モラルサイエンス)と混同されるのを避けるため、moral(道徳)と、‐logy(~学、~科学)を合成して学術語を造り、「モラロジー」(moralogy)と名づけました。
モラロジーは「普通道徳及び最高道徳の原理・実質及び内容を比較研究し、あわせてその実行の効果を科学的に証明しようとする新科学」と定義されています。

琴景舎(きんけいしゃ)の離れ
廣池は、静岡県の畑毛(はたけ)温泉琴景舎(高橋旅館)の離れを借りて、論文の執筆にあたった。現在、廣池千九郎畑毛記念館内に離れの部屋が保存されている。
壁には論文の各章の札が貼られ、その下に関連する書籍や資料が分類して置かれている。

病と向き合いながら、日々心使いの反省を重ね、1字1句に精魂を込めて論文を執筆した。

 自分は廣池先生の遺徳を批判的・発展的・独創的に学び受け継ぎます。

 一部の廣池先生の思想を、以下の通り、ご紹介させて頂きます。

 廣池先生の遺徳を顕彰することに努め励んで参ります。
 そして、自分の哲学に拙作『ホー・チ・ミン思想』や『薫陶兵法』に『論語』等の重要な参考文献とさせて頂きます。

3 結語

 明日土日は、拙作『根性』の執筆に全力で集中します。そして、来週から哲学ニュースを更新して参ります。

ありがとうございます。心より感謝を申し上げます。